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個展はしごデー

5/21(金)
渋谷パルコGalleryXにて「貴重な棒を持つネコ」出版記念作品展
渋谷SPBSにて藤岡拓太郎の世界フェア
表参道MATにてぼく脳「マーケットのフリ」
恵比寿KATA(LIQUIDROOM 2F)にて城月・清川漠・ハムスターの息子に生まれて良かったの三人によるグループ展「奈落で水を飲む」
新宿人間レストランにて小野寺ずる「MyPrecious展~描き溜めた糞を飾る日~」
を一気に観て来た。

風雨の中歩き回り、びしょ濡れだわ暑くて大汗かくわでめちゃくちゃ体力を使って正直疲労困憊という感じだが、行きたい個展が一気に開催されてしまったので仕方ない。
ハムスターの息子に生まれて良かった(以下、ハ息子)の生の絵がどうしても見たくて、一応今日の本命はそれだった。

まずGalleryXの棒ネコ展。昨日、渋谷で他に何かやってないか探していたところ発見したので、すぐに入場チケットを予約。(入場制限による時間指定チケット予約必須)

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金曜の昼だったからか、この時間の客は私ひとりだけだった。のびのび見た。何も買わずに出るのもなあ、と思い、ステッカーだけ申し訳程度に購入した。


そして渋谷SPBSに向かい、藤岡拓太郎フェアを覗く。

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ここでも、何も買わずに出るのもなあ、と思い、今まで買いそびれていたトートバッグを買った。この後も荷物が増えそうだったからちょうど良かった。
家に帰って、先日手に入れた「ん」ストラップを付けたら可愛かった。

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そしてその足で表参道MATに行ってみる。
ぼく脳さんは今日はいらっしゃらないと知っていたのでまあ軽く見れたらいいかなという気持ちで行ったのだが、渋谷SPBSから表参道MATまでは30分くらい歩く必要があり、回る順番ミスったなと思った。

表参道MATにて、ぼく脳「マーケットのフリ」

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ぼく脳による似顔絵や違顔絵(全然違う顔を描いてくれる)、他様々な”体験”を販売していたが、本人不在のため創作展示を見て楽しんだ。ぼく脳本人ありきの展示なので、在廊日に行けなかったのが悔やまれる。

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展示の一部。


そしてその足で再び30分程歩き、恵比寿KATAへ。
城月・清川漠・ハ息子によるグループ展「奈落で水を飲む」

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いや、本当に来てよかった。清川さんが在廊されていた。
あいにく今日はハ息子さん在廊しておらず、お目にかかれなかったのがかなり悔しい。

今日以外の4日間は在廊されているそう。意図せず避けた形になってしまった。悔しすぎる。どうにか仕事終わりにでももう一度チャレンジしたい。
ハ息子の絵を生で見たのは初めてだったが、本当にすごかった。美術に明るくない自分だが、これはとんでもないものを見たな……と思った。全作品、絶望的で救いようがなくて素晴らしかった。SNSで見るのとは違う、本物ならではの魅力を感じまくった。良い体験をした。

三者、今回は特にサイズの大きい作品を展示しているとのことで、確かに迫力がすごかった。

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背骨ファイルやステッカーを購入。

https://salon.io/hamusuko/
↑ハ息子作品、いくつか見られるので是非。

大満足で恵比寿から帰ろうと思ったが、どうせ新宿通るなら、と思い小野寺ずるさんの個展をやっている人間レストランに立ち寄る。実はギリギリまで行くかどうか悩んでいた。
というのも、人間レストランは歌舞伎町の風俗店に囲まれた場所にあり、18禁看板の下をくぐり4階まで階段を上って入店する必要がある、めちゃくちゃ行きづらい店なのである。ひとりで行くことにハードルの高さを感じて悩んでいたが、色んな個展を見てハイになっていたので勢いで入店。「ものすごく入りづらいが店内は広々としていてなかなか良い」という口コミ通りで、店内はさわやかだった。店員さんも怖くなかった。
余談だが、こういう場合、「店員さんは気さくで優しかった」というよりも「店員さんは怖くなかった」と書いてある方が俄然「じゃあ行ってみるか」という気持ちになる気がしないでしょうか。「怖そう」という先入観がある状態で「気さくです」と言われても、「気さくな怖い人っているからな」と、私なんかは思ってしまう。

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壁一面に小野寺ずるさんの漫画が展示されていた。
本当はお酒を飲みたかったが、やはり今は一切提供されていないようなのでジンジャーエール(辛口)を頂く。

ここでは小野寺ずるさんご本人がいらしていた。今日一日在廊運に見放されていたので、余計嬉しかった。
入店してすぐにご挨拶してくださって、思わず「ツイッターで見てます~」と言ってしまった。女優さんに対して「ツイッターで見てます~」は失礼だなあと我ながら思った。直近ではレッドアイズも見ていたのに。それを言えばよかった。
小野寺ずるさんはずっと物腰の柔らかい方で、ドリンクメニューを持ってきてくれたりした。「何で(漫画を)知ったんですか?」と聞かれて、「ツイッターで知りました」と言ったが、今思うと、昔「漫画がアウトすぎる」というのでアウトデラックスに出ていて、そこから知った気がする。それを言えばよかった。

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ずるさん本人から売って頂けるということで、せっかくなら、と思い100頁お漫画「半ナイトラブ・ミミ」と大凶しか出ない「糞みくじ」を購入。1000円以上購入で頂けるステッカーも貰った。「半ナイトラブ・ミミ」、かなり良かった。小野寺ずるさんの漫画は基本的にエロというか、キツめの下ネタが多いが、その世界観が存分にありながらもどこか切なくなる100頁お漫画だった。

あんなに物腰の柔らかい素敵な女優さんが、ドぎつい下ネタ漫画を描いているという事実、最高である。

SPAで漫画連載もしているので、是非。

そんな感じで、今日はとにかく創作物に触れた一日だった。
どれも最高で、大汗かきながら行った甲斐があった。
おわり。

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