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情報過多社会の販促方法

現在、レンタルサロンの運営や、施術者さんの開業に関する情報サイトを通して、様々な世代、業態(セラピスト・鍼灸師・柔道整復師・理学療法士など)の方と接点を持ち、集客に関してアドバイスさせてもらう機会があります。そこで最近感じるのが媒体掲載時のCPA(顧客獲得コスト)上昇です。

その理由として、2つ仮説を挙げてみたいと思います。

1つ目の仮説「情報過多社会」

Twitter(X)で、相互フォローさせて頂いているケニーさんが

SNSの傾向として、視座を徹底的に落としたツイートが伸びやすい

という趣旨の内容を記載されていました。こういうのは長らく義務教育の弊害だと考えていましたが、もしかすると1人の人間がキャッチアップできる情報量の限界を超えた事で、いよいよ人は自分で考える事を放棄し、頭脳を「クラウドコンピューティング」化し始めた予兆なのかもしれません。

他にもTwitter(現X)で下記の投稿がありました。

発達障害が増えているというより、社会自体が複雑化している外的要因というのが私も正解だと思います。

これらの結果、わかりやすい最適解のみを選択する、まさにCHATGPTの中央値を選択する生き方に世の中が、また誰しも少しづつシフトしていっているのではないでしょうか。

ただしこの中央値というのがやっかいです。人類の総和から生まれた中央値ではなく、一部のトレンドを生み出す発信力のある人間から生み出されたトラフィックの中央値であるため、そもそも外れ値とも言えます。

結果、マイノリティーがトレンドとして持て囃され、それに追随する顧客、お店側は少数であり、多くの人は静観している状態になります。

また偏った中央値でオーソドックスな情報が埋もれ、必要な情報にリーチできない人が多く生まれるという現象が年々深刻化しているのだと思います。

端的に言うと、一部の生徒(=トラフィック)の影響で、その他大勢が不全に陥り学級崩壊に繋がるのと同じイメージですね。

2つ目の仮説「世代間ギャップ」

インターネットの登場以降、時代の流れは加速し短い間隔でも、ゆとり世代、さとり世代、Z世代など、世代ごとに特徴が生まれ、世代間の価値観の分断が広がっている点が大きいと感じています。

これは情報の取得経路が違うことや、核家族化や飲み会の減少など異なる世代間の交流が激減していることも考えられます。

結果、消費者ニーズの全体像は、加速度的にロングテール部分が長くなり、その一方で頭部分は双竜化しながらコロコロ入れ替わる不思議な形態になっているのではないでしょうか?

これは先程トレンドが外れ値で形成されるという仮説にもリンクしており、トレンド自体が不安定で変動しやすい、ノイズ化しているのかもしれません。

結論

現時点でCHATGPTみたいなAIは、世の中を俯瞰して発言しているのではなく、目の前の状況を脊髄反射で喋りだす大阪のおばちゃん(海原やすよともこ)みたいな存在だと理解しておけば良いと考えています。

実際2020年時点で、 日本の年齢中央値は48.4歳だそうですから、トレンドを生み出すのも50歳前後なのが自然なのかもしれません。
また日本語圏という鎖国で、AIに海外情報が混じりにくい特徴もありそうです。※補足  海原やすよ47歳 ともこ51歳 

しかしながら情報過多&世代間により生み出された恐ろしい数の変数から、トレンドの消費期限が短くなり、ロングテールの頭部分が集約されているだろう、hotpepperみたいな媒体ではCPAが上がり過ぎ、新陳代謝が激しくなっていくのでは?と予想しています。


対策

正直、まだ自分の中で答えはありませんが、オフラインにしか答えはないのでは?と最近ぼんやり考えています。またこのあたりは後日。


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