自分の性的指向が分からない女がリザライに行ってみたレポ
性的指向:自分がどんな人を好きになるか
リザライ(Resally):同性と生きていきたい人のためのパートナー紹介サービス(東京と大阪にあります)
https://n.resally.jp/
リザライに行くにあたって情報が少なかったので(特に女性版)、これから行く人の不安を少しでも軽減させられたらいいなと思って書きます。
結論から言うと、リザライは私のように自分の性的指向が分からない方にはかなりおすすめできると思います。
まず、私は自分の性的指向がよくわからない。そもそも、人を好きになるのかどうかも分からない。今まで人を(恋愛的に)好きになったことはないけど、それは自分がアセクシュアルなのか、単に出会いがなかっただけなのか、確信が持てなかった。というか、好きってどういう感情なのかそもそも分からず、自分の抱く感情が何なのか自信が持てなかった。
大学の合コンなどで男の人と会ったり話したりしても全然ピンとこなかったこと、テレビを見ていても女性芸能人ばかりが気になること、街ゆく人とすれ違う時「素敵だな」と思うのは女性ばかりなことから、もしかしたら私女性が好きなのかも??とも感じていた。
きっかけ
全然友達もいないし、一人暮らしだし、コロナだしで漠然とさみしいな〜と感じていたため、まずはマッチングアプリを始めてみた(私は、cozyを使った)。
しかし、恋人というより友人を探す人が多そうな印象と、コミュ障すぎて「声をかける→チャットで話すor通話する→仲良くなる→会ってみる→お付き合いする」というのが私にはハードルが高すぎて断念した。
何より自分が本当に女性を恋愛的な意味で好きなのか?が分からないため、そんな自分がレズビアンとして恋人を探すのはうまくいかない気がしていた。
そんな時、たまたまTwitterでリザライを見つけて興味を持った。でもいきなり行くのは不安なので、まずは「お相手候補シミュレーション」をやってみた。
「お相手候補シミュレーション」は、ウェブ上で自分の年齢と相手の希望年齢、どんなお付き合いをしたいか?などの3つくらいの質問から選んで回答し、それに合わせて候補の方の簡単な自己紹介文が送られてくる、というものだ。
ここでまず驚いたのが、「ロマンチック」な関係を求めるか、「友情・家族的」な関係を求めるかが選べるということだ。私が想像していた恋人関係というのは、ロマンチックなものしか選択肢がないと思っていたけど、友情的な関係を求めてパートナーを探しても良いんだ!とすごく驚いたし、嬉しかった。(しかもこのサービス、AIが機械的にマッチングするのではなく、実際の会員同士のマッチングと同じようにスタッフの方が手作業でマッチングしていただいていると思う。無料なのにすごい…!)
この時点で「もしかしたらリザライはかなり私向けのサービスかもしれない…」と思い始め、すぐに来店予約をした。
来店→登録
リザライ東京店は新宿駅から歩いて7分ぐらいのところにある。見た目が「お店」という感じではなく、ほんとに会社のビルのような感じでちょっと入るのに勇気がいった。
ビルの「10階1042号室」は「男性用」です!
そして「12階1270号室」が「女性用」です!私も間違えたし、かなりの人が間違えるみたいです笑
来店するとスタッフの方がとても親身になって話を聞いていただけた。
流れとしては、まず入会希望者の話を聞いて、リザライに入会してパートナーが見つかりそうかどうか(本気度とか)を判断→入会するかどうかを聞かれる(無理矢理な感じは一切なかった)→入会を決めたらシステム・料金等の説明や手続きをして終了、と言う感じだった。
来店してお話を聞いてみて、ネットには書いていなかった情報をいくつか教えていただいて、「これ事前に知ってたら安心できたな」と思うものがあったので以下に書いておく。(まずいようだったら消します)
・首都圏以外在住の人もまあまあ居る(新幹線で通っている方もいるみたい)
※月1くらいで東京に来る必要があるので交通費はかかります
・1番人数が多いのは、20代後半〜30代くらいらしい。20代前半も増えてきている。(2021年5月)
・自分の性的指向がよくわからない(定まっていない)人も多くいる。特に20代前半はそういう人の方が多い。
行ってよかったこと
担当していただいたスタッフの方から
「むりやり自分を型にはめ込むんじゃなくて、もっと揺らいでいいんだよ」
と声をかけていただいたことがすごく嬉しかった。
それから、私のように性的指向が分からない方も意外とたくさんいることを知れたことが嬉しかった。
まだ入会したばかりでどうなるのかよく分からないけど、また何かあれば続きを書こうと思います。
このnoteが迷ってる人の参考になれば嬉しいです。
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