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RX100M7を連れて(24-200の真髄を見る新宿御苑編)

こんにちは。私です。

RX100M7を使って色々撮りたいなぁ、と思いたって新宿に来ました。

人通りの少ない貴重な新宿駅。

7時前に来たので、新宿駅構内も閑散としてますね。これがお店が開いたりする10時過ぎになると、もうこの辺も待ち合わせの人でごった返して大変なことになります。

アルタ前。かねふくの明太子って食べたことないかも。

ということで、地上に出てきました。アルタの前も人通り少なく。なんかパラレルワールドの新宿に来た気分にもなります。寂れた新宿という世界線。

投げ捨てられた空き缶。ひしゃげているのもいい味出てますね。

捨てられたビールの空き缶を見ると、なんだか昨夜の狂瀾の後みたいな感じがあって、いいですね。唐突にカメラの話をしますが、RX100M7は5年前のSONYカメラなので、ちょっと青みの強い感じが出ます。それが人肌とかになるとちょっと微妙なのですが、アルミみたいな金属だとよく映えます。基本物撮りとかスナップをする私としてはいい感じですね。

200mm相当で撮影。いい感じの圧縮。

RX100M7のすごいところとしては手のひらサイズなのに、35mm換算200mmまで光学望遠が効くところですね。レンズ交換式だと結構大きめなレンズを抱えないとできないところを片手でズームレバーを操作するだけであっという間に200mmに。こういう遠くの被写体を撮ったり圧縮効果を狙ったりも気軽にできるのが実に良いです。

マクロというほどは寄れませんが、これくらいならいけます。

昨日の雨で街路樹というか街路草も水を湛えていました。これから暑くなる予定なので、あっという間に乾いちゃうんだろうなぁ。

というわけで一旦スタバで時間潰し。
夏季の土日だったので、目的地である新宿御苑は早朝開園しているのですが、ランニングもその時間は可能になっているらしく、ランナーさんの邪魔になりそうなので、9時の通常時間帯まで待つことにしました。

強い光でも意外ときっちり捉えてくれますね。やるなぁ、RX100M7。

外に出るとカンカン照り。もういるだけで汗をかきそうです。
午前中でこれなので、午後イチとかどうなっちゃうんでしょう。とりあえず早めに引き上げようと決めて、さっさと御苑に向かいます。

以前記事でも書いた空きテナント。

前に記事でも「テナントが空いていて、新宿でもこんなことあるんですね」って取り上げたところ。まだ次のお店が入ってないようで。あれから1年以上経ってる気がするけど、なかなか難しいんですかね。

垂直が取れていない⋯⋯ 。コンデジだとこういう所、つい甘くなりがちですね。

広角で切り取ったドコモタワー。ここからでもでっかいのがわかります。
これを望遠で、こう。

撮影地点は前のとちょっと違います。

いいですねぇ。望遠にできるのがすごく楽しい。割と私自身、ズームできる機材を持っていなかったので、好きな時に焦点距離を変えられるのがすごく楽しい。しかもその幅がここまで大きいとなるとより楽しみが増しますね。

意外とディティールも頑張っている印象。日中なら全然問題ないですね。

ということで、新宿御苑に到着しました。早速苑内を散策しながら一枚撮ります。
いい感じに太陽を透過して緑が映えていましたので撮影。葉の一枚一枚もそれなりに解像してくれているので、スマホなどで見てくださってる方には十分な画質をお届けできているかと思います。

忘れられてしまったペットボトル。心なしか寂しげ。

庭園の東屋のベンチに忘れられたペットボトルが。
こちら、後ろの暗い部分、raw現像の段階で少し明るさを持ち上げたのですが、意外と情報が残っていて驚きました。黒潰れしちゃってるかと思ったので。さすがSONYのセンサ。1型だからと甘くみてはいけませんね。

波は立ってますが、リフレクションもしてくれてバランスは取れたかなと思っています。

これは東屋から望遠寄りで撮影。ズームの良い所はこういう物理的に距離をつめられない時に切り取りができる点にもありますね。

池の鯉に向かってもズームレンズなら寄れます。

こんな感じに黒っぽい池面に黒い鯉でもAFがしっかり効きます。何度もいいますが、さすがSONY。αシリーズゆずりの高性能さがコンパクトなボディに収まっています。

話はそれますが、橋の上でハッセルブラッドの907X持った人を見かけました。

すごいですよね。あのカメラ。サンプル写真見ると写りがすごいので欲しいです。でも、お値段もすごくて、とても手が届きそうにないので羨ましいなと思いながらその人の背中を眺めて先に進みます。

今度は波も穏やかで結構綺麗にリフレクション。

晴れかついい感じに少々の雲も出てくれているので、広角で空と池を同時に入れてダイナミックに撮るのも楽しいです。望遠広角両方できるのは本当に最高。

高速連射から生まれた賜物。

α9でも採用されている最高20コマ/秒でスズメを撮影。この時はAFもカメラ任せにしてて、それでもかなり綺麗に追っかけてくれました。ただ秒で20コマ行くので現像してる時の私は良いショットを探すのに一苦労でした。

ハイライトからシャドーまでしっかり情報が残っている感じ。

今回の記事の中でベストショットかなという一枚。
ハイライトからシャドーまですごくちゃんと写してくれているおかげで、全体にバランスが取れていて綺麗に感じます。

接写好きな私としては最短撮影距離はもうちょい頑張って欲しい。

いいところばっかり喋っているので、たまには弱点も。
こういう小さい花を撮る時なんかはもうちょい寄りたいなーという場面もしばしばあります。あとはやっぱりボケ量は小さめ。
まあ、どちらもこのコンパクトボディに他の性能をつめつめにしていることを考えれば、全然許容できる部分です。

葉脈も綺麗に出ます。かなり精細に描写してくれますね。

元Foveonユーザー的には葉脈がちゃんと撮れるかが勝負な感じなところもあるんですが、光がたっぷりあれば問題なく写してくれます。もちろん贅沢をいえばもっと立体感が、とか言えるんですけど、何度も言いますが1型センサでこれですからね。充分すぎます。

これくらいの背景ボケならできます。

画面整理ができるほどではないのですが、広角側でも案外背景ボケますね。ちょっと工夫すればボケを利用しての撮影もできそうで、ポテンシャルを感じます。

写真としてはブレててダメなんですけど話のタネに。

ここ、温室の中なんですけど、外より涼しいんですよ。わざわざこういうクーラー的なものを用意して冷やしているみたいです。温室より暑い外の東京が異常なんですよね。

御苑の温室といえばこれですよね。このために200mmがある。

24mmから200mmまであると世界変わりますねー。私割と単焦点ばっかりいじってきたので、被写体を諦めること多かったんですけど、RX100M7との撮影ではそれがあまりない。とりあえず撮れる。しかも片手におさまるサイズ感で。強いですね。
とはいえスマホも光学10倍ズームくらいまでは来てますからね。
見るのもスマホだったら別に画質もそんなに関係ないと思うので、やっぱりコンデジは今後出せる環境が限られてくるような気がします。
私は単純にファインダー除いてないと落ち着かない部類の人間なので、カメラの形は手放せないですけどね。

ということで、RX100M7と御苑を巡ってまいりました。
わりとベタ褒めしてきた感じあると思います。
本当にコンデジでここまでできるんだったら重いカメラの意味イズって感じになってしまう出来のカメラです。
それでも5年近く後継機種が出てこないってことはコンデジというものの需要の難しさも感じてしまいます。

とはいえ撮影に気軽に連れ出してくれる軽快なカメラとしては最高。
最後に、広角と望遠で同じ位置から撮った写真でお別れしましょう。
ここまで違う画が一台で撮れるので楽しいです。
重たいカメラとレンズに疲れた方にも効く一台かもしれません。
それでは。

若干傾き直したんでトリミングされていますが広角側。
同じ場所から望遠で。

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