世界最古の酒、ミードを飲む
こんにちは。私です。
ミードを飲みました。
ミードとは蜂蜜を発酵させて作るお酒なのですが、世界最古のものとされています。
ハチの巣にたまった雨水が偶然蜂蜜とともに発酵し、それを通りがかかった人が飲んだのが発祥と言われています。
私は「最古の」とか「起源となった」と言われる物にとても興味を引かれるタイプなので、前々から気になっていました。
と言うことで、購入したのがリトアニアの2種類。
左が蜂蜜を醸造して作ったミード「スタクリシュケス」。
右がミードを蒸留して作ったミードリキュール「スクティニス」。
どちらも40mlのミニボトルでお試し。
ではいざいただいてみます。飲み方はストレートで。
まずスタクリシュケスから。
蜂蜜の甘い香りふんわりと包まれて、酸味のある香りもします。
主原料を見ると、ジュニパーベリーが含まれているので、その香りでしょう。
一口含んでみると酸っぱいが先にきます。「これぞ蜂蜜!」と言う甘さはあまりありません。
印象としては甘めな梅酒のような感じでしょうか。
続いてスクティニス。
打って変わって蜂蜜の香りはほぼせず、薬草的な香りが立っていました。
加えてこちらはアルコール度数50度のため、その刺激もあります。
飲んでみますと、ピリッと舌に辛みを感じる。
ハーブを十数種使用してあるとのことで、そのスパイシーさが際立ちます。
加えてアルコール度数の高さからか口の中で一気に香りが広がります。
その複雑な香りの向こうに、蜂蜜の柔らかさがあるといった感じです。
味としてはこちらも甘酸っぱいより。
ハーブの影響で苦みもあり、蜂蜜と言われないと気づかないかもしれません。
さて、ここまで飲んできて思うわけです。
「蜂蜜感が足りない」と。
お酒としては美味しく完成しているものの、思い描いていたのとは違う。
蜂蜜のお酒なんだから、もっと蜂蜜の味がしても良いじゃないか。
と、考えて蜂蜜100%。原材料に蜂蜜以外のものが明記されていないこちらを購入。その名も「シークレット・オブ・クレオパトラ」。
さて、お味はいかがなモノでしょうか。
香りは確かに蜂蜜。ですがやはりどこか酸味を感じさせる物があります。
実際飲んでみると、甘い。甘いけどやっぱり少し酸味がある。
アルコール度数11%とそこそこにあるので、アルコール感も相まってか、蜂蜜そのものという感じがあるわけではありませんでした。
まあ蜂蜜を味わいたければ蜂蜜そのままなめればいいじゃんという話に落ち着きますか。
ということで、世界最古のお酒と呼ばれるミードを飲んでみました。
美味しいお酒を楽しめたので大体満足ですが、蜂蜜が欲しくなりました。
皆さんもミードをのんでお酒の始まりに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
それでは。