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fp Lを連れて(東京のシンボルを巡る編)

こんにちは。私です。

今回は東京のシンボル、東京タワー周辺を巡る中で撮った写真を載せていこうと思います。カメラはfp L、レンズは90mm F2.8 DG DNで行きます。
虎ノ門ヒルズから歩こうと、行ってみるとなんかオブジェを建設中でした。よく見るとアルファベットや漢字で構成された人物の上半身。何を意図しているのでしょうか?

この日は僅かな曇りから始まりました。
柔らかな日差しで木の影ができていたので一枚。

ポートレートが撮りたすぎて仕方ない時期があって、でもモデルさんになってくれる人もいなくて、木を人物に仕立てて「木の幹ポートレート」というのを脳内展開していたことがありました。寂しかったですね。
「良いねぇ、いい木肌してるよー。映えてるよー」と物言わぬ木を褒めつつ何枚も写真を撮っていました。そんなことを思い出しながら撮りました。
モデルさんは今でも募集中です。誰か私に人物を撮らせてくれ!

この日前半の光は少し曇っていたため、ちょうどよくディフューズされた光が降り注いでいました。適度な強さの光が路地を照らします。

みんな(?)大好き錆。錆びた看板というかもはや看板の形をした錆の塊でした。

何度も言いますがfp Lは、Foveon機には及ばないものの、6000万画素超えの画力に力強さがあります。空気感を切り取るその画作りはしっかりとベイヤーセンサ機でも継承されています。
90mmとの組み合わせでコンパクトに中望遠が楽しめる上に最短撮影距離も50cmとなると、dp3 Quattroの使用感を思い出させてくれます。記事にもしたのですが、dp3 Quattroは自分史上一番お気に入りのカメラなので、その感覚と同じように使えるのはとても嬉しいです。

ちょっと離れた猫ちゃんも90mmならしっかり切り取れます。
毛並みもしっかり写し取ってくれて良い。

ステンドグラスとレンガの質感の違いもしっかり描写してくれます。
ステンドグラスの露光をもう少し持ち上げて現像してもよかったかも知れません。多分ノイズはそれほど出ないと思います。その辺りの現像耐性も高いのがfp Lの良いところ。

というわけで今回の主役、東京タワーの真下までやって来ました。
この頃には雲もすっかり無くなり、赤が青空によく映えます。

今回お気に入りの一枚。
あれだけの高さの建物を支えるための緻密なボルト配置、映える赤の塗装の質感、タワーてっぺんと支柱の配置構図。
よく撮れていると思います。

タワーの周りをぐるりとすると、ガラス越しにタワーが映っています。
距離もあったので90mmでもタワーの全貌を写すことが出来ました。

そのまま増上寺へ。傾いた日差しに赤門がいい感じの色合いになっていたので一枚。

真後ろに太陽を入れてもシャープさを失わない90mmの逆光耐性に驚きつつ、枯れて落ちかけの葉を撮影。
夕日に透ける葉脈がまたいい感じになっております。
日も暮れて来たのでこの日はここらで帰路に。

というわけで、東京タワー周辺をぐるりと巡ってまいりました。
fp L+90mm F2.8 DG DN の組み合わせはシステム自体のコンパクトさを失わず、
90mmの中望遠を楽しめるという、私のfp L史上最強のコンビになっています。
しばらくはこの組み合わせで楽しんでいこうと思います。

それでは。


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