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デザイナー間でシナジーを生む ─ 得意分野かけ算の制作プロセスの話
こんにちは!ファインディでコミュニケーションデザイナーをしております、ぱやつん(@payatsun)です。
6月に書いた「デザイナーの得意分野かけ算、いいぞ」のnoteが、思ったより反応をいただけましたので、その続編を書きたいと思います。
👇わたし史上一番のバズり記事、とくと見ろ!(しょぼい)
↑内容は「文字組みが得意な私×背景デザインが得意なもう1人のデザイナーで作業を分担したら爆速で爆イケなバナーが完成したよ」という話
ちなみに頂いた反応としては、
弊社の選考を受けたいただいた方から「ファインディさんには、こんな風に"一緒に作る文化"があるんですね!今まで1人で完結するという考えしかなったので、目から鱗でした。」といった声をいただいたり、
ノンデザイナーズ・デザインブックの著者の1人の金成奎さんにポストいただいたり。その影響なのか、リリースから数ヶ月経った今でも、たまにポコポコとスキしていただいたりしてます。ありがたすぎ…!
掛け合わせる分野次第のところもあるけどいいアイデアかも。画像補正や文字組みだけ得意な人にやってもらったりとか。
— 金 成奎 / SOMPO Digital Lab デザイナー (@seikei_kin) June 22, 2023
2人のデザイナーが得意分野をかけ算したら「爆速」で「爆イケ」なバナーを生み出せた話|ぱやつん|Findyデザイナー @payatsun #note https://t.co/G9S4WIrhoa
あれから数ヶ月、ブラッシュアップしたこと
時短でいいものが作れると知った我々ファインディデザインチームは、それからというものの、ことあるごとに得意分野コラボでクリエイティブ制作をしています。コラボ制作において、ブラッシュアップアップした点は大きく2つ。
目指す方向性は一番最初にデザイナー同士で決める
当たり前なのですが、アイディア集めは人数多い方が捗ります。前回のコラボ制作した時の反省ポイントとして「1人で試行錯誤している時間が長かった」と感じたので、作る方向性は担当するデザイナー同士で最初に決めるようにしました。
Pinterestでお互いにアイディアを集め、それらを見ながら「今回はこんな方向性で作ろう」と決めて、作成着手するようになりました。
もっとこまめに情報共有する
最初のコラボ制作の時は「どのタイミングで共有しよう?」と迷って、1日の終わりやキリがいいタイミングで進捗共有をしていたのですが、2回目以降は、もっと細かく、作業中でも見せるようにしました。
デザイナーあるある(?)で、完成してないクリエイティブを見せるのは少し恥ずかしかったりするのですが、そこは恥を捨てて「ここのポイントで悩んでる」「ここの表現どうしよう?」「ここ、こうしてみたんだけど、どう思う?」など、進捗共有だけでなく、迷った時に悩みポイントを共有したり、意見をもらうようにしてます。
さてお待たせしました、コラボ事例をぜひ見てください!
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ファインディでは「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに掲げ、エンジニアに関わるさまざまなサービスを展開しています。
そのうちの1つに「DevRel(デブレル|Developer Relations)」という、エンジニア向けイベントの開催やオウンドメディアの運営など、技術広報活動をするチームがあります。
今回のノベルティも「エンジニアを応援するファインディ」を伝えるべく、「手に取った瞬間にクスッとなる」「思わず貼りたくなる」をテーマに制作がスタートしました。
ステッカーに入れるキーワードも、DevRelメンバーが社内のエンジニアに何度も壁打ちしながら決めていたのを隣で見ていたので、制作にも力が入りました💪🔥
↓ファインディDevRelチームについての記事もいいぞ(宣伝)
実際の工程
今回の制作で実際に踏んだ工程としては、下記のような感じです。
それぞれアイディアを集める
集めたものを持ち寄り、その中から作れそうなもの、合いそうな表現、今回の4テーマで目指したい表現を決める
文字組みとレイアウトを作る(わたしの得意分野)
着色・作り込み・背景デザイン・仕上げ(おそよさんの得意分野)
アイディア集めとトンマナ決めは二人で行い、そのあとは各自の得意分野で制作を順番に担当。私は、フォント選定・レイアウト全体レイアウトを行い、おそよさんはバグの作り込みや細かい背景デザインを担当しました。
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今回の4テーマで作った方向性としては、下記のような感じです。
リリース安全祈願:神頼みの意味合いも込めて「お守り」風
技術力向上:「矢印×江戸時代の高札(こうさつ、と言うらしい…)」風
開発生産性向上:「上昇感、テック感」を和風で表現
バグ退散:「バグに御札」を貼って、封印!(魔封波のように🐉🍚)
正直に告白すると、今回は文字以外ほぼおそよさん頼りでした!笑 「リアルすぎない、テックぽさのある虫」を2種類も作ってくれたり、和風かつテック感のある背景表現を沢山作ってくれたり。
私は色や方向性を、後ろから少しレビュー&アドバイスさせてもらったりしました。自分も携わったクリエイティブなので、いつもよりレビューもしやすかったです💡
実際にいただいた反応もご紹介
こちらのエンジニアステッカー、実際にイベントで配布したところ、反応も上々だったようで「Findyおみくじを引く→凶を引いた人がバク退散ステッカー選んで貰っていく」のような流れができたりしたそうです!
Xでの反応を少しご紹介させてください〜✨
登壇直前に凶引いたけどわたしはげんきです!!!! #iosdc @findy_code pic.twitter.com/5y0jSPW1hI
— horitamon (@horitamon) September 3, 2023
大凶引いたマン#iosdc #findy pic.twitter.com/N8ujT9XpLU
— ta_ka_tsu (@ta_ka_tsu) September 3, 2023
FindyさんのブースでDay1 一人目のおみくじ引かせてもらったところ、大凶だった🤣 レアらしいです。スタッフの方に慰めてもらえました#iosdc pic.twitter.com/SK855ImxQB
— こうちゃん黒猫まみれ (@macneko_ayu) September 2, 2023
#findy さん総出で出迎えてくれたのに、軽やかに大凶を引くワイ、お守りを受領(´Д` )← #iosdc pic.twitter.com/gZgQPdY4MR
— odasho@11/11 MTDDC Meetup TOKYO 2023 (@odashoDotCom) September 2, 2023
やったー!凶だ!Findyさんのプールにて #iosdc pic.twitter.com/tyjoKHu32h
— AkkeyLab® (@AkkeyLab) September 3, 2023
Findyスペースでのおみくじ大凶からの吉へランクアップ!(自分含めて4人大凶引いてるのに
— かしゅー (@kashew_nuts) October 27, 2023
居合わせてしまいこれはもしや自分がアレ説) #pyconapac pic.twitter.com/aJPGzRAxE5
Findyさんでおみくじを引いて『大凶』がでました。😱「バグ退散」のお札をいただいて厄払いです。😅 #pyconapac pic.twitter.com/nzg7O2jcfW
— YOSHIDA Takehiko (@chihayafuru) October 27, 2023
.@findy_code のステッカーとしおりめっかわすぎて貪り貰ってきた✌🏻✌🏻✌🏻#iosdc pic.twitter.com/ChPVAK1Sd2
— kuno (@Kunodayo_oboete) September 2, 2023
皆さん沢山手に取ってくださり、シェアまでしてくださって、本当に嬉しい限り。デザイナー冥利に尽きる瞬間です🥲✨ ボツになった案も沢山あるけど、色々考えて、迷いながらも作った甲斐があったなと思いました!
ちょっと余談ですが、今回ステッカーの素材を御札に合わせて和紙にしたのですが、貼ってるとステッカーがかすれてきて、こりゃまた味が出てきていい感じです。
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その他のコラボ事例も軽くご紹介
ミニ御札ステッカー以外にも、いくつかコラボ制作したので、ご紹介させていただきます!
Findyサービス内「称号バッジ」
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Findyのサービス内には「称号バッジ」という機能があります。GitHub上でのコントリビューション数、プルリクエスト数、スターの数、ストリークの日数、などの「エンジニアのGitHubでの活動」に応じた称号と、RubyやPythonなどの各種プログラミング言語のスキル偏差値ごとに5段階の称号を用意しております。
機能自体は以前からあったのですが、バッジデザインを全面リニューアルする運びとなり、ラフデザイン〜作り込み、着色、仕上げを分担して制作を行いました🎉
各種バナー
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さいごに
このように、ファインディデザインチームでは、1人だけで完結せず、それぞれの強みを活かして一緒に作るような取り組みも日々行っています。得意分野のコラボ制作、いいぞ。
そんな我々デザインチームでは、各種デザイナーを積極採用中です!とっても楽しくクリエイティブに向き合えるチームです。気になる方はぜひお気軽にお話しましょう〜😊🎶
P.S. おともだちも、引き続き探しています