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【日記】変わり者との接し方

2月13日から2月18日の一週間分の日記です。

2024.2.13

今回の診療科の2週目が開幕。

うちの実習班にはとても勉強熱心で指導医の試問も難なく答えていく優秀な学生がいる (いきなりだね)。
以降優秀くんと呼称することとしよう。

今週は大学と外病院で半々になっている。
実習班が半分に分けられた結果,優秀くんとペアになった。

この優秀くん,知識量も思考力も十二分にあってかつ貪欲に努力を積める成功者の才覚の持ち主である。
現状、これまでの実習でも試問で助け舟を出してくれたり、症例発表の準備で詰まっているところで内容を整理してくれたりと、ちょっとした人の良さも兼ね備えている。

そんな彼にも独特なところはあり,なかなか言動がストレートである。
より精確には,思っていることをすぐ口に出すタイプである。

今回の記事は彼の話をはじめとした人間関係の話が中心になると思われる。

2024.2.14

朝のカンファレンスでの発表をめぐり"それ"は起きる。

前日の外来陪席での患者さんが,今週今回の自分の発表症例となった。

例によって詳細は伏せるが,学生レベルで扱うには少し難渋する症例であった。受け持ち症例について翌日の朝カンファと最終日に発表することなっているのだが,指導医も

「カンファの発表についてはカルテの内容を読む程度で問題ないよ」

と言ってくれたので,朝早く来てカルテに目を通して朝カンファに臨んだ。

結論から述べると一応話すべき内容はさらえていたし大きな問題はなかったと思う。
しかし。

カンファ後、優秀くんと昼ごはん。

「あれ手抜いたよね。患者さんのこと全然わかろうとしてないよね」
「なんなの,やる気ない感じだったよね」
「問診で言ってたこと、こぼしてるしさ」

まあひどい言われようである。
これに対しちょっとむくれて、まあできるだけコンパクトにしようとしたんだけどね、と言い訳じみたささやかな抵抗をしてしまった自分は少し情けなかった。

客観的に見ると(自分の思考なのに客観的なのかは置いておきましょう),今回の場合,指導医に指示された内容はまとめて概説することができていた。
問題は,指示された時間通りに終了させることを意識しすぎたあまり端折った部分が彼にとっては腑に落ちなかったというところにある。
後から考えると彼のいう通り端折るとまずい部分はあった。

ここで考えることは、距離感である。
「いやいや、そこまでいうかね」って感じで。

お互い特段仲の良い友達などでなく、実習班が一緒になった同級生、という関係性である。
故に、驚きが大きかった。

「ポリクリの1年間同じ班だったからどうしようも無く一緒に居たし、余りにも暇な時間が多くて雑談することもあったけど別にあなたとは友達でも何でもないからな」

世の医学生もこのように申している。

過度に落ち度を指摘する優秀くんにも、少し欠けたプレゼンをしたこちらにも、非はないと思う。
そうは思いつつも、言われ方次第ではめちゃくちゃに傷つくなあと、久々に消沈したわけである。

学生病院実習の1段階目が終わるまで、あと9ヶ月。
同じ診療科を一緒に回るポリクリの性質上、実習班の同じ学生とは生活の大部分を共に行動することになる。
同じ釜の飯を食う、とまではいかなくてもまあそのくらいのレベルの密接具合なわけで、共に耐えていかなければならない。

ずけずけと人に物申せるほど出来た訳もなし、確執を生むような言動には注意し、温和に振る舞いたいな、というように思う。

人の振り見てなんとやら。
自戒。

励ましあって、協力し合って、辛いことを乗り越えるのが、いいじゃんね。

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あ、今年のバレンタインデーは0個です。

遅めでももらえると泣いて喜びます。

2024.2.15

午前外来陪席して昼飯食ったら終わった。
明日発表のため資料準備。

優秀くんは理解・考察の困難な症例を当てられ頭を抱えていた。

流石の自分も血の通った人間。
些かざまみろや!!と思いつつも相談に乗ったり、鑑別のための調べ物を手伝ったりなどした。

お互い大変やな、と小さい絆が生まれた気がした。

2024.2.16

そんな絆は一撃で破壊される。

寝坊。欠席である。
朝のカンファレンスを寝飛ばした。

講義や大事な用事に寝坊すると、息を荒らげてヤバイヤバイを連呼する。

大急ぎで身支度を済ませ大学へ車を飛ばすも、開口一番、

「ほんと最悪だね、ゴ〇だね」

これは自分が悪い。

寝坊、遅刻。
これらは1度でもやってしまうと積み上げてきた信頼感を失うことになる。
寝坊をする奴、というレッテル貼りをされてしまう。

大事な用事の前日に、夜更かしはやめような!

最終プレゼンは難なくこなし、今週までの診療科は無事終了。

班の子からの遅刻野郎という称号を手に、来週からまた次の診療科へ。

2024.2.17

待ちに待った対面でのお話会である。

≒JOY 天野香乃愛ちゃん、今回もありがとうございました。

レポとかあれこれはまた別の機会に文章に起こすので。

対面でのお話会は10月以来。
前回と異なり会場の規模が大きくなり、部数も増えて、確保する参加券の枚数も増えて、考えることが多くて大変であった。

明日もあるのか。

2024.2.18

振替券で逢田珠里依ちゃんのところに遊びに行きました。香乃愛ちゃんは見ないでください。

ただ釣る、というだけでもワードチョイスの引き出しが凄まじかった。

なんだよ、ぎゅーしよ?って。

しますけど。

言語的な側面もさることながら、身体や顔の向け方を人によって微妙に変えているように見えたり、手元の動きであったり、ノンバーバルも使いこなすやり手だなという印象でした。
お話会の魔術師、ここに極まれり。

≒JOY 2周年コンサートが2月23日に開催されます。
みなさんぜひご参加を検討ください。

総括

実習では後味の悪い思いをしたが、人付き合いにおける自分の成長の糧としていく。

二度寝を、しない。

本文に書いてないけど、一応タスクも消化できた。

来週も頑張ろう。



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