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シャニアニを通してアイドルマスターについて分かったシャニPのお話

※申し訳程度のシャニアニ2章3章のネタバレがありますのでネタバレが嫌な人はシャニアニを観るまでこの記事をブックマークするにとどめておいてください

ご無沙汰しております。やがてぼっちになるです。

この度シャニアニを見て,シャニマスについて,ひいてはアイドルマスターについて少しだけ理解(わか)ったので,チラ裏レベルですが記事に残しておこうと思います。

ちなみに「1.アイマス歴」はただの自分語りなので,読み飛ばしても大丈夫です。一部,後段でそこの内容についても言及してますが,特に重要じゃないので。


1.アイマス歴

当方,シンデレラ7thのライブから入った新参Pのため,アイマスに対する理解は浅く,コンテンツへの情熱も熱心な方たちほど強くはないためご容赦ください……と思ったのですが,デレ7thってコロナ前だからもう4~5年も前の話なんですよね。新参と言っていいかは微妙な年数……

一応,どんな奴がこんなの書いてんだよというのが分かるように,軽く自分のアイマス歴を示しておきます。

最初に書いた通り,友人に誘われてデレ7thのライブに行ったのが初めましてです。最初は”曲が良い”とか”オタクが面白い”くらいの感覚で,友達とライブ観に行くのが楽しいな程度の熱量でした。
一方で,それとはまったく別のタイミングで舞台やがて君になるを観て,そこでの礒部花凜さんの演技にとても感動しておりました。そんでもって礒部さんが出演されているぞということで,シャニマスをはじめた訳です。
ただ,当時は確かガシャを回すくらいでそんなに熱心にプレイしていなかったと記憶しています。

シャニマスにハマるきっかけは,sSR【君・空・我・空】幽谷霧子でした。当時,このカードのコミュを読んで「こんなことして良いんだ!」と,感動したという言葉では表現しきれないような感情に支配されて,脳を焼かれたオタクとなり,ずっとこのコミュの話しかしていませんでした。
その後,イベント「ストーリー・ストーリー」で無事,磯部花凜オタクからアンティーカPに進化しました。めちゃめちゃ良いコミュなので全国の小学校で平和教育の教材として導入してほしい。
これ書くために調べるまで忘れていたのですが,【君・空・我・空】のコラボフェスが2020/4/10~4/20で,「ストーリー・ストーリー」が2020/4/30~5/13なんですよね。当時からシャニマスは,オタクの事を「コミュで叩くと情緒が壊れて面白いおもちゃ」だと思っていたんですね。

アンティーカPになってからは一直線で,3rdライブツアーで名古屋・東京・福岡について行ったり(東京day2の「あおぞらサイダ―」を現地で聞けたの最高だったぜ!),MOIWで自分が単なるアンティーカPでなくシャニマスPであることを自覚したり,5thで頭おかしくなったり,我儘になったりのP活をしていました。

そしてとうとうシャニアニを見たわけです。

2.本題

2.1 シャニアニの感想

本題と銘打っておきながら,本題に入る前の注釈なんですが,シャニアニ1章は都合がつかずに見に行けてないので,2章と3章しか見れてないです。

シャニアニを観た感想を先に書いておくと,めちゃめちゃよかったですね。
2章はどちらかと言うとイルミネのお話だったので,横に居たイルミネPがやばそうでしたが,私はそこまでではなく……と言いつつも最後の方ではアンティーカのファン感謝祭を思い起こさせるような内容になっていたりと非常に満足できる内容でした。
3章はとにかくやばかったっすね!283プロダクション全体の絆と言うか,全員が一つになっていく,信頼関係を結んでいく様子がテーマになっていて,シャニマスをやってきた身からするととても感動しました。
あとラストのたこさんウィンナーの確定演出,からの未出演アイドルたちの映像から「TO THE NEXT STAGE」の文字(確かそんな感じだったよね?)……粋な演出でした。

ストーリーが良かったのはもちろんなのですが,一番良かったのは「シャニマスらしさ」を感じられたところです。
キャラの眼力とかセリフ回しとかの迫力がすごくて,息遣いまで感じられるほどのすごみがありました。
シーン毎のそういった演出の積み重ねにより,283プロダクションという事務所やそこに在籍するアイドル達が,本当にいるんだという感覚を得られてえも言われぬ満足感がありました。
だってアルストが振りのイメージを「ぎゅーん」とか言ってるシーンだったり,恋鐘が歌詞のイメージに悩んでたけどアドバイス一発で解決したシーンとか,正直全然なくてよかったシーンじゃないですか。でもそれらシーンがある事で,本当にそこに居てそのやりとりがされているという感覚を得ることができた気がしました。

ただし,ここまではシャニマスPとしての感想。オタクとしての感想は「本当にこれで大丈夫なのか?」でした。
上の感想で書いた通り,「シャニマスらしさ」が全開で,アニメを観た感想も「283プロダクションという事務所やそこに在籍するアイドル達が,本当にいるんだという感覚」なので,新規の人達がそこからハマってくれるかというと……完全に頭シャイニーになってしまっている私には判断できず不安になってしまいました。

2.2 アイドルマスターを理解できた

そんなこんな勝手に不安がって色んなことを考えているうちに気が付いたのですが,「283プロダクションという事務所やそこに在籍するアイドル達が,本当にいるんだという感覚」というのはenza版シャニマス,シャニソンも含めて,シャニマス関係コンテンツすべてに共通している要素なんですよね。公式でもそれらのことを「実在性」と言って,作品により表現したいことだと言っていました。(だからって”空気”や”におい”を出そうとするのは流石に病気だと……)

enza版シャニマス,シャニソン,シャニアニ,全てで共通しているのは,283プロのあるあの世界と世界の住人達を観測するツールであること。シャニマスではオタクやアイドルの友人等も描かれますので,ほんとに世界とその住人全てなんですよね。
コミュやプロデュースの内容から世界を知ると,キャラクターへの理解度がぐんぐん上がっていく,理解度が上がった状態でイベントストーリーを読むとユニットへの理解度がどんどん上がっていく。世界が具体化されていきます。ほとんど設定資料集を読んでいるようなもんです。
だから,シャニアニへの不安って言うのはそこなんですよね。アニメ単独だと得られるものがあの世界への理解度・実在性なので,そこからホントにコンテンツにハマれるの?まあ俺は見事にハマったけど……

じゃあ,そこでぐんぐんと上がり富士山の山頂をも越えようとしているシャニマス世界への理解度・実在性は,一体どこに帰ってくるのか,何に還元されるのか。

それは「楽曲での感動」です。

当たり前の話ですが,アイドルゲーム・アニメの楽曲である以上,歌唱するのは演者さんですし,ライブで我々が熱狂するのも演者さんです。
それでも,各コンテンツにおいてその世界への理解度・実在性を高めておくと,どんなアイドルが・ユニットが・どんな街でくらいしている人がこの曲を歌っている・踊っているのか,どんな世界に向けて・どんな世界で暮らしている人々に向かって歌っているのか,そんな人々がどのようにこれら楽曲を受け止めているのか,そんな背景がまざまざと浮かび上がって,楽曲を聞いた時の感動が何百万倍にも大きくなります。
その時,アイドルがそのステージに居るだけでなく,我々はその世界の一部になることができるのです。

これって全てのアイマスシリーズで一緒のことで(もっと言えばすべてのアイドルゲーム・アニメコンテンツで一緒のことかもしれない),あらゆる媒体の情報から世界を心に刻み込んで,楽曲やライブで最高の感動を得ることを目的にしているコンテンツであり,それこそが「アイドルマスター」なのだなと思いました。

極端な事を言ってしまえば,「アニメ・ゲームが合って,そこから派生したコンテンツの一部として楽曲がある」のではなく「楽曲の為にアニメ・ゲームが存在している」のがアイドルマスターなのだなあと理解しました。

だからシャニアニについて不安になっている皆さんは安心して良いです。
だってちゃんと「アイドルマスター」だったじゃないですか。
283プロとそのアイドル達と,シャニマスの世界とその住人たちがあれほど克明に,それこそ吐息が髪にかかった気がするほど鮮明に描かれていて,そのうえでしっかりと1stライブが描かれていた。(欲を言えば全曲フルサイズでやって欲しかったけど……)
我々はもう慣らされてしまったけれど(それこそ前述した君・空・我・空からのストーリー・ストーリーだったり,5thライブだったりで),初めて見る人達はしっかりと世界の理解度・実在性を高めて楽曲に感動することができるでしょう。
何も不安に思うことはありません。春のTV放映を楽しみに待ちましょう。

そしてチケ倍率が上がって苦しみましょう……(終)


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