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実存の躍動「VRC悩み~ティングがくれた未来」

2024年を振り返って

 今年は、私にとって本当に実り多い1年でした。その中でも最も大きな成果は、VRC悩み~ティングを始めたことです。半年間の実践を経て全国規模の学会に参戦できたことは、人生の中でも重要なターニングポイントだったと感じています。学会発表が功を奏し、来年度に繋がるお仕事をいくつかいただいていることは、大きな喜びと更なるやる気を私にもたらしました。本当に「やってきてよかった」と心から思います。
 
 ただ、決して忘れてはいけないのは、この成果が私一人の力ではないということです。イベントのワールド作成、ポスター作成に尽力してくれた方、運営スタッフ、そしてイベントを一緒に作り上げてくださった参加者の皆さん。多くの方々の協力があってこそ、ここまで来られました。この場を借りて、改めて深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

2025年に向けて

 2025年度のVRC悩み~ティングは、さらに進化した形で実践を継続していきたいと考えています。念願だったスタッフの増員も叶い、これにより、より質の高いグループワークを提供できる環境が整いつつあります。
 また昨今のメンタルヘルスに関する課題はますます多様化しているにも関わらず、支援が十分に行き届いていない現状を痛感しています。このような状況下で鍵となるのは、「どう支援するか」を議論する以前に、「どう繋がるか」を考えることです。この課題に対するメタバースの大きな利点は、普段生活している中では出会えない人々と繋がることができることです。もちろん、専門職としてのメタバース上における支援の限界など、まだまだ乗り越えるべき壁は多いです。しかし、もし助けを求める声をメタバース上で「私」という存在に託してくれる人がいるのであれば、いつでも、どこでも、いつまでも、イベント内外問わず、専門職として寄り添うことができればと思います。

最後に

 この1年、心身ともに辛い時期もありましたが、それでもVRC悩み~ティングだけは継続することができました。イベントでは良く「ネガティブ・ケイパビリティ」の重要性を話してきましたが、その言葉通り、悩み抜いた先には自分なりの答えや意味、そして新たなチャンスを発見できることを実感しました。主体性を放棄しないこと。苦悩に振り回されるのではなく、自覚する苦悩の中で人生に期待されている自分を探し続けたことで、納得できる地点にたどり着けたのだと感じています。これからもメンタルヘルス支援とグループワークという二足の草鞋を履きながら、メタバースという未開拓の地を確実に踏みしめ、一歩一歩進んでいきます。2025年も、皆さんと一緒に価値あるVRC悩み~ティングを運営していけるように尽力しますので、再びイベントでお会いできることを心待ちにしています!

 現在は年末年始の休暇中ですが、VRC悩み~ティングの実践が私にもたらしてくれたチャンスを活かすべく、来年度に向けた準備に力を注いでいます。新たな「夢」に向かって猛進するこの瞬間、私の中にはもはや固定された「自我」などなく、ただ「意味への意思」を原動力とし、自己超越を目指す「存在」としての私がいるのを感じます。この感覚は、自分の内面の欲望や社会的な役割を超えた次元で、自らを支えるエネルギーが無尽蔵に湧き出してくるような感覚です。それは、生き方を追い求める中で得られる、「生きている」という実感そのもの。これは単なる情熱や感情ではなく、人生に「意味」を与えようとする「存在」の表現であり、まさに「実存の躍動」と呼ぶべきものなのでしょう。

 最近のモットーはゲーテの「焦らずに、だが休まずに」そしてナポレオンの「じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら、考えるのをやめて、進め」です。そして新たな「夢」に向かって猛進する自分に送るエールとしてフランクルの「信じることは、ただそれが事実だと信じることではない。信じることを真実にしてしまう力を持っています」という言葉を結びにnoteを書き終えようと思います。

 ここまで読んでくれた方ありがとうございます。どうぞ良いお年をお迎えください。そして来年もよろしくお願いいたします!

お知らせ

 明日、12月30日は22時からVRC悩み~ティング忘年会を開催予定です。時間の許す限り、皆さまと交流できることを楽しみにしております。ぜひ奮ってご参加ください!

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