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何でもかんでも自動じゃあかんで!と全部手動にしたら、支離滅裂の極みになった写真の話
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性懲りも無く、今回も NIKKOR Z 40mm f/2の一節をおば。
Nikon Z6 に、NIKKOR Z 40mm f/2を着け、ぶらぶら散歩しつつ写真を撮るのが、とても快適で病みつきになって困っている。
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重い NIKKOR Z 24-70mm f/4Sを着ける気にもならない。そりゃ、ちゃんとした写真を撮らなくてはならない明確な目的があれば、そっちの方が断然芸術作品に化けるのだけど、肩が凝らない普段着の40mmがとてもいい。
高いスーツか、どっかで買ったジャージか。そんな違いが二つには。
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この数年着る機会が無く、いつかいつかと思いながらも、結局は楽であったかい厚手のジャージを常用している僕にとって、やっぱり、40mmf2.0と言う安く、軽く、小さいZレンズは、人生の写し鏡の如しの存在なのかもしれない。
いいのか悪いのか、別にして。
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とにかく、気分も鞄もとっても軽くなった。ちょっとした用事でドアを開ける時、まあほぼ確実にNikon Z6 NIKKOR Z 40mm f/2を肩にかけている。
これだけ好いているのは、40mm の画角が僕にとって、すこぶる体の相性が良い画角だったから。目線と画角と感情がピッタリ合う。広くなく、狭くなく、近くなく、遠くもないこの半端な画角が、自然に気持ちが良い。
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巷では、合わなくて手放したと言う人も結構見受けられるから、28mmの方がGRと一緒なので良いかもしれんと思ったが、本気で28mmを使った経験が無く、大いなる不安しかなく、手と足と、財布を出せなかった。
結果、40mmにして本当に良かった。今、そう安堵し、胸を撫で下ろしている。
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とにかく、軽いのもあるが、スナップにはとても良い具合の大きさで、手への収まりがすこぶる良い。だから、普通の撮り方ではおもろうないと。気持ちが動く、疼く。
そこで、この数日。場所と時間と、精神と場面が許せば、積極的に完全マニュアルで撮影をしている。Aから、Mに合わせ、露出とシャッターを組み合わせ最適解を探し、リングを指で回し、ピントの山を掴んでいる。
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それから、ホワイトバランスも手動で合わせるなんて、暴挙もやったりしたりした。今日は真っ青な空だから5000kあたりか。夕暮れの紅い空を出したいたら5800kかそれ以上か。なんて。よう分からんのに適当に。
過去、Nikon FM2でさんざんやっていたこと。瞬時でここは露出優先、あそこはシャッターを決めて、ピントは置きピンで狙いを定めて、リバーサルフィルム:コダクローム64を詰め込んで、一発必中とばかりに撮りまくっていた。
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あの頃に比べたら、すぐに結果は見られるし、枚数を気にせず何百枚と撮れる。これって余裕ってことだよな。と、遊び半分と腕の確かめを兼ねて撮ってみたら。
これが、ホント、難しい。シャッタースピードと露出の塩梅を頭の中で考えるだけで、キリキリ頭が痛くなる。
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露出が真っ白になったり、真っ黒になったり、ブレたりズレたり。挙句はピントが合わせる余裕がない。ぼやけて、とぼけた絵が産まれる。こりゃまともに撮れたもんじゃぁないではないか。
心から、心の臓から、すんなりオートで撮ることへの無節操な怠惰な快適を懐かしんだ。
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で、諦めてフルオート。それも一つの撮り方。正しい写真機の使い方。素直な気持ちで受け入れれば良いのに。と、心の天使がつぶやくが、天邪鬼の我が人生。ここでやめたら漢が廃る。
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意地でも、なんでも、かんでも、マニュアルの道を突き進むぞ。そう、空回りの決意を胸に今日は終わり。そして、性懲りも無く心に宿すのは、あぁこのまんま、SLineの写りがあればなぁと。(そうなりゃ、何十万でも出しまっせ!...............すんません嘘です)
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