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みるみるバッテリーが減っていくのが忍びなく、意を決し、iPad Proを銀座のAppleに持って行く。
バッテリー交換を決意
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結局、iPad Proのバッテリーを交換することに。
みるみるバッテリーが減っていく、使い物にならないほど。新しいiPadを気合いを入れて、手に入れるほどの覚悟はない。だけど、今、使えなくなるのは致命的。
まだ、ダウンロードした「ザ・バットマン」も観ていない。「チェンソーマン」だって楽しみだ。もちろん、仕事でエクセルを使うし、PDFで資料も持ち歩く。
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気合を入れて、最新のM1とかM2を手に入れる気はさらさらないが、生活から無くなったら悲しみに暮れてしまう。
他に欲しいものはたくさんある。ほぼレンズを買う気になっていた。新しくNikonの単焦点を。
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バッテリーを交換するとなると、当分お預けだ。
でも、やらなくちゃぁいけない。生活のインフラの一部となっているiPadを欠けさせては、現実生活が公私混同かなり寂しいものになる。今あるものが無くなり、当たり前のように受けていた恩賜が無くなるのは避けたい。
そこで、もろもろの希望と欲望を捨て、iPad Proのバッテリーを交換することに。
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せっかく交換するのだから銀座Appleへ
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せっかくならば、新しいApple銀座で交換を行いたい。予約を確認すると、今日、出来るようだ。
日がかげる頃、16時に予約を入れて、昼食後すぐ外に出る。
いくらなんでも早すぎるのではないかと、心が問。いやいや、本命はiPadのバッテリー交換ではなく、コロナ後久しい銀座を撮影することだ。
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交換はおまけ。
そう、もう一方の心がうそぶく。
そんな戯言はさておいて、身支度を整え、両手にiPad ProとNikon Z6を携えて、いざ、銀座へ。
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久しぶりの銀座を撮り歩く
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東京駅を降り、鞄からカメラを取り出して、賑わう東京駅前を何枚か撮影し、そのまま有楽町へ撮りつつ歩く。
久しぶりの有楽町から銀座への道は、観光客か買物客か、かなりの賑わい。賑わいすぎて、撮るのが少し気恥ずかしくて気後れ。なるべく人様の顔は撮らぬよう、金色に輝く木漏れ日や、建物に流れる漆黒の陽の影を、一二段補正を落として切り取る。
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もっと、きっちり、さっさと歩くつもりが、なかなかどうも前に進まない。目につく全てが写欲の犠牲となる。こうなると、休むことも他に道草食うこともできやしない。ひたすら、気になるものを撮って歩いて、疲れてしまう。なんとも、悲しい性。
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大型書店や銀座ロフト、イトーヤとか、気になる場所をあれこれのぞいて見たかったけど、それよりも、久し振りの銀座を兎にも角にも撮らねばと、気が焦る。
一応Apple銀座の場所はまでは歩いて確認し、それからもう一度撮り歩く。
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銀座は平日なのに大賑わい
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それにしても、平日なのにすごい人。中国語やら、英語やら、もちろん日本語やら、飛び交っている。もうすっかり、コロナの影響から脱したのか、はたまた、知らんぷりを決め込んだのか。
予想以上の人の多さに、気持ちが負けそうになる。が、ここで引いてはオトコが廃る(そんなことはないが)。いや、せっかく重い思いをしながら持ってきたNikon Z6が廃ってしまう。
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良い歳したオヤジのみすぼらしい現実(場に似つかわしくない格好)を覆い隠して、勇気を奮い起こし、鉄面皮を装って、賑わう銀座を時間が許す限り撮り続ける。なかなか楽しい。写真を趣味としている身としては、至福の時間。
余裕を持って出たので、痛めた左膝が疼き始めても、予約の時間はまだ先。せっかくだから、TSUTAYAにより本を立ち読んだ。そこのスタバで、高級コーヒーでもたしなみたいのだけど、時間も金も無いので、眺めるのみ。
ひとしきり、本を立ち読んで、時間が来たのでApple銀座に足を向ける。
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Apple銀座は花のような賑わい
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真新しく、素敵な外観のApple銀座は、花のような賑わい。隈研吾氏が設計したと聞いている。数年後には移転するのに、贅沢。だけど、他と変わらめ店構えだと、規格外常識外の美意識を誇るAppleの名が廃る。で、そんな、凡庸な道は通れない。
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ドアをくぐり、目の前のスタッフにiPad Proのバッテリー交換と語ると、3階へと。せっかくだから、白い美しい階段を登り上がる。
スタッフにまた同じく話す。木製の大きなテーブルに案内され、しばしまちなはれ。なんて、下品なことは言わないけど、少し待つようにと。
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そこで、時間まで待つ。すっかり疲れて疼く左膝を庇いながら時間を数える。
時間ぴったり、スタッフが声を掛けて来て、隣に座る。対面ではなく、そう、隣。
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バッテリー交換ではなく新品を
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バッテリー交換のことを話し、いつからどうなったこうなったと説明する。驚いたのが、iPhoneやiPadは、バッテリーだけを交換することはやっておらず。本体丸ごと交換する。つまり、新しい別の本体をもらえるとのこと。
いちいち工場に送って交換作業などせず、手っ取り早く新しいのに交換した方が効率がいい。この割り切りがさすが外資系企業らしい 。Amazonもどんどん返品交換してくれるし、すごいもんだ。
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ただ、バッテリーチェックをして、エラーが出ないと交換はしてもらえない。それでもってことになると、本体修理扱いになり、かなりの金額を取られる。と、スタッフが念押ししてきた。
バッテリーチェックをすると、無事?エラーが発生。スタッフも良かったですねと、喜んでくれた。
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それにしても危ないところだった。苦肉の策で、バッテリー最悪iPadを売って、同じのを中古で買おうかなんて考えていた。結果、新品(正確にはリストア品か何かかもしれないが)が手に入り、まあ、これからあと二、三年は快適に使えるようになったので、万事良かったということだ。
いつもの箱は無く、本当にiPad本体のみなので、着けて来たケースにそのまま着け、Apple銀座を後に。
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欲しいものは山の如く、海の如く、広大に無限にあるが、まずは目の前の一歩から。とりあえずは、iPad Proが完全復活したので、次はNikon Zレンズを目指そうかと、心ひそかに決意している。
そんな新たな決意を胸に、夕暮れ迫る銀座の街を、撮り歩きながら家路に向かった。
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