凡庸雑記「アニメ推しの子からのNikonZ8」
今回の「推しの子」は素直にすごかった。
一話のラストを観ても、衝撃だなんだと騒いでいたのに、パワーみたく“死んだ!”としか思わなかった。
よくできているのは間違いないが、なんたってこちらには尊い「ヴィンランド・サガ」がある。徹頭徹尾これが今期のマイフェイバリット。
それは今でも変わらないのだけど、今日観た「推しの子」にはぶっ飛ばされた。
第七話。実は六話でもかなりぐらつかされて、こりゃ、ただもんじゃないなあと感心していたら、そいつを完全に飛び越えてやってきた。
絵や、演出、演技、気合の入った濃厚なものだった。普通にあゝいいもん観させてもらったと、満足していたら。
ラストのアレには、ほんと驚きものの木山椒の .........いや、止そうアホな言い方は。
久しぶりに、映画やアニメ、ドラマひっくるめて、鳥肌たった名場面だった。毎回こんなの観せれたら、正真正銘、魅せられるじゃあないか。困ったことに。
でも、やっぱり心は“ヴィンランド“にあるけれど。
ちなみに、久しぶりに秋葉原に行ったら、外国に行ったようだった。兎にも角にも、海外からの旅行者が多い。今、アキバに行けば海外旅行気分に浸れるのは間違いない。
道歩く、同じ人間かと絶望するぐらいの白人美女に目を奪われそうになりながら、一目、Nikon Z8をと、秋葉原をかける。絶望的な間抜け面で。
時間もないので、目の前に現れたビック電気に飛び込んだ。5階のカメラフロアに到着し、Nikonブースの前に立つ。あった!堂々たるZ8が鎮座している。
嬉しいことに、誰もが関心を持っていない。普通はこれだけ評判の新製品ならば、カメラを好きそうなオヤジが群がって(僕もそうなのだけど)、なかなか触れないのに、ひとっこひとりいない。
嬉しくなって、手に取って、あれやこれや触って、のぞいて、シャッター切って、楽しいひと時を過ごした。
Z9よりは圧倒的に小さくて軽い。だけど間違いなく、本気で気合いを入れて写真を撮る写真機に違いない。いつも使っているNikon Z6に比べたら、びっくりするぐらい大きくて、重い。
だけど、だからこそ、作りはしっかりしているし、機能も盛りだくさん。あらゆる環境と状況を難なくこなす、すごい写真機。必要な人には、必要な機能に満たされた、完全無欠の写真機そのもの。
触ってみて思ったのだけど、これだけの写真機を出してしまったら、Z7や6がどうしようもなく中途半端に感じてしまう。差別化が本当に難しい。ちょっとの、重さやお金を乗り越えられるならば、こっちの方がいいのだから。
だから、次のZ6や7は、今よりびっくりするぐらい、薄くて、小さくて、軽いそんな写真機になったらいいんじゃないか。そう思う。
超高性能は9や8に任せて、かさばらなくて、軽い、素早くよく写る写真機を、今度はNikonに追い求めて欲しいなあと勝手にも願う。
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