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パクチー畑でつかまえて。

拡がるパクチーが、かすかに揺れる。
あの緑の前にたつと、ちょっと不思議なカンカクにとらわれます。
向き合っているのは、生命体としてのパクチーさん。
それは大地とつながるエネルギーそのもの。

この前ある圃場に行った時に、もう見慣れたでしょうと言われたのですが、
慣れというか、不思議と繰り返し感がないことに気づきました。
葉っぱから受ける印象、土の匂い、論理的には説明できないのですが、五感で受けるその感じは、毎回異なるのです。

静かなる高揚と、パクチーと同化する癒し。
私はパクチー畑が好き、たまらなく好きなんです!

そんなパクチー畑の前でパクチーBBQだなんて、どんな天国なのよっっ!
ということで11月吉日に行われた、佐賀県武雄市、江口農園さんでのイベントにゲストで呼んでいただきました。
10月開催の予定が台風で延期、参加できない人も残念ながら出てしまいましたが、からりと晴れた最高のBBQ日和です。
路地でワイルドに育ったパクチーは、もちろん摘み放題の食べ放題!

東京から仕込んでいったパクタレや、台所をお借りしておつまみをいくつか準備し、メインは武雄イノシシ&佐賀牛など、超豪華な肉祭り!
パクチー種入りビール「ヒューガルデン」と、裏メインの江口米おにぎりなど、食べきれないほどのご馳走がドーン!
食のプロのお姉さんたちが、台湾風パクタレを塗って焼きおにぎりを始めたのはさすがでした。

だるまさんが転んでみたり、のんびりお散歩してみたり、まさしくパクチーを全身で吸収している感じです。
お腹がいっぱいになったところで、お次は「種まき」!

この日のために用意してくれた畝に、みんなでパク種をぱらぱら。
馴染ませるために、部活動を思い出すようなローラーをかけていきます。

畑に名前をつけることになったのですが、何と言っても今日のナンバーワンは可愛すぎるはじめ君!!!
第一回目でもあるので、二つの意味で「はじめのパクチィ」に決定!
みんなでまいた、みんなのパクチー。
成長が楽しみだね。(はじめ君もね)

いつもは、買って食材として食べるだけのパクチーが、今触っている大地に根付き・育ち・花が咲き・種となってまた植える。
はぐくんでくれるのは、農家さんたちの情熱と愛情なのでしょう。
自然と「感謝」がわき上がってきます、この葉っぱ一枚に込められた思い。

パクなご縁で出会った人たちと、笑って喋って食べて植えて踊って、最高の体験がそこにはありました。
この場を作ってくれた江口竜左さん、江口農園の皆さん、そして参加してくれたパク友の皆さんにココロからありがとう!!!
パク神さまも、ありがとうね!

こんな楽しいイベント、もちろん来年もやりますよ。
またパクチー畑で会いましょう!

食のプロのねぇさんたちと(右が養生料理家の島本はるみさん、左が餃子士の今林真由美さん)



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