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イタリアへのパピー輸送について(帰国なしの場合)
多くの方がイタリアへ犬を持ち込む際のことをブログとかで書いていますが、今回体験したいろいろな出来事について参考までに書いておきます。
なお、今回は日本に戻ることは想定していませんので、帰国がある場合にくらべると少し手続きは楽だったのかもしれません。
また、今回はパピーの旅立ちです。
まず、生後4か月以降からでしか入国ができません。誕生日を基準にして渡航の準備をすすめます。
入国に必要なのは、検疫での書類、狂犬病ワクチン接種証明、混合ワクチン接種証明、マイクロチップ装着証明です。
まず、一番最初にマイクロチップを入れます。
そうすれば狂犬病や混合ワクチンにもマイクロチップ番号が記載されます。
今回日程が詰まっていたので、マイクロチップと混合ワクチンを一緒にやりました。
狂犬病を先にしてしまうと、次のワクチンを打つまでの間隔を1カ月はあけないといけません。混合ワクチンは、一週間後であれば狂犬病を打つことができます。
また、入国の際の基準としては、狂犬病ワクチンを接種してから21日が経過している必要があります。
パピーの場合、抗体検査は必要ないです。
さらに、イタリアへ入国した際には、飼い主が行ういろいろな手続きがあり、また税金も支払うという話を聞きました。こちらは、後日情報が入り次第記載できればと思います。
さて、必要な獣医さんでのあれこれが終わると、今度はいよいよ輸出に関する手続きです。
つまり、検疫です。
予定しているフライトの出発空港の検疫へまずはメールで連絡をします。
今回は、犬のオーナーが一緒に連れて帰国するという方法です。
エアラインによっては、出発する空港が限られたり、犬の頭数が限られたり、またクレートのサイズや重さなども限られる場合があります。
フライトは、ITAを利用したので羽田の国際線出発のケースとなります。
まず、メールを以下の要領で送ります。
出発予定、何頭か、オーナーと一緒に出発するなど、規定の項目に答えてメッセージをおくると、必要な書類が指定したメアドに送られてきます。
書類の書き方、どこで検疫を受けるかなどが書面で届きます。
また、書面も必要項目だけ記入できるようになっているので、初めての人にもわかりやすいと思います。
次に、輸出責任者の登録をweb上で行います。
責任者の番号が取得できたら、次は当該犬の情報を入力していきます。
フライトの2週間前には登録しておくことをお勧めします。
書類はwebから直接アップロードできますが、私はまとめてメールで送りました。
登録すると検疫から書類が正しく作成されていればそれで受領しましたとなって、アポイントの時間が何時ですというお知らせがきます。
もし、書類に不備があればその時に指摘されるので、修正して登録すればOKです。
あとは、この日程にあわせて、羽田のターミナル3横にある検疫のビルへ犬と書類の原本をもって検査を受けます。
当日、指定された時間前には到着して犬と書類と身分証明書を持って向かいます。この日は、イタリアへ連れて行くオーナーも一緒です。
検査の際に、書類の確認をしてオーナーがその場でサインをします。
その後マイクロチップの読み取りをして確認します。
すべての手続きが終わると、正式な書面を渡されて検疫が終了し、検疫のタグもらいます。
その後、人間のチェックインカウンターへ向かって搭乗手続きをします。
その際にもちろん犬も一緒です。
手荷物として預けますので、検疫の証明書などはすべて提示します。
検疫証明のタグや手荷物番号のタグがクレートに張り付けられて、これで犬の出発準備は完了です。
オーナーはセキュリティチェックのために、先に搭乗口へ向かいますが、犬はチェックインカウンターでしばらく待機して、その後係りの人が飛行機まで連れて行きます。
以前、セキュリティチェックを犬が受けるということも聞いたのですが、今回はキャビンに入るわけではなく、あくまで手荷物なので、そのチェックがなかったようです。
空港スタッフの方から聞いた話では、犬はエアコンの聞いた部屋に入るので寒くはないそうです。
出発が昼でしたが、もどしてしまうといけないので朝ごはんは抜いていました
また、給水機はつけました。
餌用のお皿はありましたが、あえてそこにはフードはいれませんでしたが、到着したときに少し食べるだけの分をオーナーに持って行ってもらいました。
以上が、犬の海外への旅立ちの流れです。
もっとも重要なところは、やはり下準備だと感じます。
パピーの場合は、マイクロチップやワクチン接種など、初めての方にとっては、いろいろと迷うところだと思いますが、経験者の方からのアドバイスもあり、1か月の準備期間で乗り切りました。
また、受け入れ側の体制も、非常に重要だと思いました。
国によってに入国基準が異なりますので、オーナーがきちんと確認をしたうえで準備を開始することができたことはとても心強かったです。
よく、入国する大使館へ問い合わせをしてほしいということを言われますが、今回は、受け入れ先がきちんと確認してくれたので、私自身は大使館への問い合わせはする必要がありませんでした。
無事に到着して、その国での生活に早くなれてくれれば思います。
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