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「魅惑の心理」マガジンvol.184(合わない人との付き合い方で一番ハマる考え方)

人間関係は難しいものです。自分は学生時代は割と誰とでも仲良くなれて、誰も触れないような不良たちとも良好な関係が築けていたと思いますし、いわゆる派閥みたいなものには極力属さないで、自由に色々な派閥的なものを渡り歩いていたと思います。一度、仲良くなれるとずっと仲の良い関係を続けていけたのではないかと思います。本質的には緊張しやすい性格だったので、初対面での対人関係は苦手だったと思いますが、それでもなんとかやってこれました。

ところが、社会人になってからたくさんの人に会うようになると、突然、苦手な意識が出てきて、対人関係で苦労した記憶が蘇ります。社会では自分の利益を最優先で動いている人の感情爆発が凄くて、「あーこの人は苦手だなー」と感じることが増えました。私は心理学系の大学を出ているわけでもなく、色彩心理からそれを補完するためにと心理学を勉強してきました。その心理学が人間関係の苦手意識の克服に役立ったと思います。得意だから心理を語っているのではなく、むしろ苦手で、それを実際に活かしてきた方法を学んできた感じです。

心理系の書籍もたくさん出させていただいて、基礎的な心理学に加えて、新しい心理をどんどん加えて発信しているのは、心理学畑をずっと歩いてきたわけではないことの影響だと思います。私は本では自分の経験則はあまり書かないようにして、あくまでもロジカルに誰でもが使える方法というもの、誰もが再現できるものというところを大事に考えてきました。今日はそこからちょっと変わって、私が苦手な人と向き合ってきて、一番効果があったと思われる、経験で一番ハマったものを紹介したいと思います。まずは準備、そしてその中心的な考え方をご紹介します。

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