見出し画像

にわかアイマスPによるvα-liv雑感~現実とアイマスの狭間から放たれる生々しい美しさ~

どうも、蒼森と申します。標記の通りにわかアイマスPである私ですが、「何やら話題になっているらしい」というのを聞きつけ、先日下記の配信のアーカイブを視聴しました。

正直、vα-livは後述する理由から、たまに配信をチラッと見る程度でしたが、高山PやJUNGO、中川P、そして天海春香が審査員として出るとのことだったので、面白半分、興味半分で見に行きました。
結果から言うと、感動した…というのも勿論ありましたが、それ以上にタイトルの通り、「生々しい美しさ」としか表現できない、私が今まで体験した既存のアイマスブランドをはじめとしたコンテンツにはなかった新しい何かを感じました。それこそ、今までこのコンテンツを追ってこなかったことを後悔するほどに…
そこで、この記事では私が感じた「生々しい美しさ」とはなんだったのかということをvα-livというコンテンツの魅力とともに深堀りできたらなと思います。にわかPによる乱文ではありますが、お付き合いいただけますと幸いです。
※このnoteに書かれていることは全て個人的な感想ですので、ご容赦ください。


・(一応)vα-livとは?

こんなタイトルの記事を見に来ている方はご存じかもしれませんが、一応vα-livというコンテンツについて簡単に説明します。
vα-livとは、バンダイナムコエンターテイメントが展開する「PROJECT IM@S」のアイドルコンテンツプロジェクトです。内容としては、アイドル候補生3人が配信活動やレッスン、毎月運営から与えられる課題等を通して成長していき、プロデューサー(=視聴者、ファン)の評価を得ることでアイドルマスター新ブランドとしてのデビューを目指すというものです。

アイドル候補生たち。左から、上水流宇宙(かみずるこすも)、灯里愛夏(ともりまなか)、レトラ

韓流アイドル等によくある公開オーディションに近いものがあり、運営が設定する基準に達しなかった候補生はデビューすることはできません。勘違いされがちですが、デビュー枠は限られていないため全員が基準をクリアできれば3人でのデビューも可能です(逆も然りで、全員が不合格の場合、コンテンツごと消滅する可能性もあります)。発足当初はよく「バーチャル蠱毒」と揶揄されていましたが、ここが大きな違いですね。

現実(三次元)の延長線上にあるアイマス

上記のように、ざっと概要を見ただけでもvα-livはゲーム、アニメ等をメインコンテンツとするアイマスプロジェクトの中ではかなり異質な存在であることが伺えます。

では、既存のアイマスブランドとの1番の違いは何か?

アイドル候補生であるという設定、コンテンツが消滅する可能性…色々とあると思いますが、やはり一番は配信をメインコンテンツとする、所謂Vtuberとして活動しているところでしょう。
ここからは自論モリモリで話しますが、私はVtuberというものは我々が住む現実(三次元)の延長線上に存在しているものだと考えてます。Vtuber自身がアニメやゲームに対して我々と同じ視点(現実側)から見ていますからね。なのでにじ〇んじがコロコロでコミカライズしてたり、ホロ〇イブがアニメーションを作ってたりと、彼らが二次元側へ行くと結構な違和感を感じています(まぁ、それはそれで楽しんでますが)。
つまり、この考え方に則るとvα-livの3人は「アイマス」という二次元プラットフォーム上にいるにも関わらず我々がいる空間の延長線上にも存在していることになります。

・じゃあVtuberとしての強みって何よ?

配信を主体としているからコメントに即レスを返せる、1on1ミーティングのように三次元にいるから直接喋れる…といったように、ファン(プロデューサー)と直接やり取りできるようになるというところは大きいと思います。
しかし、私が思う一番のメリットは生の人間の感情の動き、喜怒哀楽をコンテンツとできることだと思います。勿論、物語内で細やかな感情の機微を表現するというのは今までの数多のコンテンツ、既存のアイマス内でも行われてきたことです(シャニマスとか)。

でも生の感情の動きが持つエネルギーって滅茶苦茶強いんですよね。
「もっと歌いたい」、「悔しい」、「誰かを元気に、笑顔にしたい」…文字にすればたったそれだけ、大きな伏線も何もない、ただストレートに感情を乗せた未完成なパフォーマンスは、確かに言動があの配信の中でファン(プロデューサー)の心を動かした、そして、その感情の力は配信内で高山Pが言ったように創作では再現できないものであるとも考えています(二次元と優劣があるというわけではありません)。
勿論、こういった剥きだしの感情のみで人の心を動かすという手段は今後何回も取れるものではありません。JUNGOさんが言っていたように、その感情をこれからどれだけエンタメ、パフォーマンスに上手く昇華できるかが課題となってくるでしょう。
ですが、このエネルギーを発現することができる、それこそが他のアイマスブランドにはないvα-livが持つ独自性かなと思います。
正確に言うと、ライブ(三次元)でこういった感情の力が出ることはあるが、声優さんの境遇、ストーリーなども絡んだ偶発的なものであり、再現性が低いと思います。常にこういった感情と隣り合わせであるコンテンツであることは既存のものとは少し違うかなと思います。

vα-livの「アイマス」部分について

vα-livというコンテンツの魅力、既存のアイマスにはないエネルギーについて話してきましたが、vα-livもアイドルマスターの名を関している…わけではありませんが、アイマスコンテンツの一員であるからにはアイマスらしさ…既存のアイマスブランドと繋がっている部分があるはずなのです。
 

・「アイマスしてる」とは何か?

配信後、X(twitter)で見かけた感想に「vα-livはアイマスしている」というものがありました。私も「確かにな~」と思ったのですが、上記の通り、vα-livは配信メインというコンテンツ形態も、向こう側に生の人間がいるということも、今までのアイマスとは大きく異なっています。では、既存のアイマスブランドとvα-livを繋ぐアイマスらしさとはなんなのでしょうか。
765ASから始まり、今や多岐に多くのコンテンツを有するアイマスですが、全てのブランド・作品に通じている点は、「色々な特性、境遇、過去を持つ人たちがアイドルとして輝き、人に希望と笑顔を与えること」、そして、「彼女ら、彼らがアイドルとして輝いていく過程をプロデューサーという特等席(もしくはその視点を借りて)見届けることができる」ことだと考えています。
こういう視点で考えると、今まさに「アイドル候補生」から「アイドル」になろうとしているvα-livの三人、そしてそれを見守る私たちは「アイマスしている」と言えるのではないでしょうか。

・彼女たちとアイマスを繋ぐもの

とはいえ、上述の話だけではフワッとしすぎていて、「それを言い出したらどんなコンテンツでもアイマスになるんじゃねーの?」と思う方もいるかもしれません。実際、私も9月の課題配信を見るまでは「アイマスコンテンツと銘打っているけど、正直既存ブランドとは断絶されてる感があるよなぁ…」と思うこともありました。仮に彼女たちが合格してアイドルになれたとして、既存ブランドに馴染むことができるのか、「アイマスがやってるVtuber」という、(言い方は悪いですが)イロモノ枠として見られるのではないか…という心配をされたプロデューサーさんもいたのではないでしょうか。
ところが、9月の配信で彼女たちとアイマスをガッツリと繋ぐ出来事が起こりました。そう、天海春香の出演です。
勿論皆さんご存じの通り、天海春香といえばアイマスブランドをすでに20年近く支え続けている立役者…ゲーム、アニメ、漫画…そういったアイマス(二次元コンテンツ)の代表的存在なのです。
上述の配信では、そんな彼女が彼女たちの住む世界(二次元)を作り上げるクリエイターたちと肩を並べ、審査員として存在していました。創作者と被創作物が同じ空間にいる…見ようによっては、かなりリスキーな行為であると思います。創作物が「作られたもの」=虚偽という感覚が協調されますし、場合によっては作者の自己顕示欲が全面に出ているように見えかねないと思います。ていうか、(個人的感想ですが)ぶっちゃけ寒いです。(「ってどうして俺くんが?」コピペが顕著ですね)
しかし、中川P、高山P、JUNGOと並んで座る天海春香にはそんなものを全く感じず、スッと受け入れることができました。もちろん、視聴者層がアイマスに好意的なのもありますが、一番はアイマスというコンテンツの特性と積み重ねによるものだと思います。
そもそも、アイマスは当初からプレイヤーの現実生活にガンガン干渉してくるゲームでした。時にはメールという形でゲームプレイを催促し、時には総名刺交換という形でファン同士の交流を深め、時にはライブという形で我々を熱狂させてくれました。
こういった普通のゲームやアニメにはない特性や文化の積み重ねが、天海春香という存在、ひいてはアイマスというコンテンツを三次元に引っ張ってこれるほどに強固にしたと考えられます。あの配信で、ごく自然に笑い、喋り、候補生たちにエールを送る天海春香を見て、そう感じました。
話が遠回りになりましたが、結論としてはアイマスはすでにアイドルと創作者たち(二次元と三次元)が並んで話せるほどの強度を持っているコンテンツであるということです。
そんなコンテンツなので、Vtuberだろうが、三次元の延長線上にいようが、アイマスになれないワケがない。今、アイマスと現実の狭間にいるアイドル候補生の3人は、きっと先輩たちと名を連ねてこれから立派にアイマスの歴史を刻んでいくだろうと思っています。



おわりに

要は

・vα-livの魅力は二次元にはない生々しいまでの感情のエネルギーだよね
・でも、二次元じゃない彼女たちがアイマスに溶け込めるかなぁ…
 →アイマスはパーフェクトコンテンツだからね。二次元も三次元も、その狭間にいるvα-livも一員になれるのさ!
ということです。


まぁ、

長々とエラそうに書いておいて、私も彼女らの活動殆ど追ってなかったんですけどね~~~~~~!!!!!

とういわけで、これからは私もvα-livの活動を可能な限り追っていきたいと思います。
今年から宣言されたアイマスの新たな形、「PROJECT IM@S 3.0 VISION」…アイマスと現実をより近づけていくという試みですが、候補生3人のアイドルデビューがその皮切りになることを願って本記事を締めさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。






この記事を読んでvα-livに興味を持ったそこのアナタ!今からでも彼女たちの軌跡を追いかけてみませんか!?

灯里愛夏

X(旧Twitter)   :https://twitter.com/TomoriManaka
Youtubeチャンネル:youtube.com/@TomoriManaka


上水流宇宙

X(旧Twitter)   :https://www.youtube.com/@KamizuruCosmo
Youtubeチャンネル:https://twitter.com/KamizuruCosmo


レトラ

X(旧Twitter)   :https://www.youtube.com/@UtagawaLetora
Youtubeチャンネル:https://twitter.com/UtagawaLetora


vα-liv公式

X(旧Twitter)   :https://www.youtube.com/@project_imas_va-liv
Youtubeチャンネル:https://twitter.com/valiv_official








いいなと思ったら応援しよう!