【初心者向け】DTM機材をどの順番でそろえるか【予算とその理由】
【はじめに】
今回は、DTM初心者が機材をそろえる順番について個人的に優先順位と予算、その理由をまとめて行きます。
【結論】
結論からいけば、以下の順番が妥当だと思われます。①~⑦までは必要最低限、⑧以降は好みと環境に合わせて選びましょう。
①パソコン:10万円
②PCモニター:1万円
③オーディオインターフェイス:3万円
④モニターヘッドホン(開放型):1万円
⑤モニタースピーカー:1万円
余裕があれば、
⑥モニターヘッドホン(密閉型):1万円
⑦DAW(製品版):5万円
⑧ミックス・マスタリング用プラグイン:3万円
⑨ドラム音源
⑩ベース音源
⑪ピアノ音源
⑫シンセ音源
⑬ギター音源
続く
【順番と理由について】
①パソコン
そこそこのスペックが必要です。また、すでに持っている物を流用するのはおすすめしません(例えば、仕事用のパソコンにDTM関連のソフトをいれると容量が大きく、激重くなる可能性があるからです)。
②PCモニター:1万円
デスクトップを買う場合は必要です。23インチくらいの物がいいと思われます。
③オーディオインターフェイス:3万円
個人的には2021年6月現在なら、SSL2か、motu M2あたりがイチオシです。
Rolandのrubixシリーズや、スタインバーグのURシリーズもおすすめ。
④モニターヘッドホン(開放型):1万円
一般的に開放型ヘッドホンの方が、音の再現性が高いと考えられます。個人的にも、密閉型と開放型、両方使ったことがありますが、開放型の方が軽く、圧迫感も少ないため、ミックスなどの編集作業には向いている印象です。
⑤モニタースピーカー:1万円
ミックス作業において、あるのと無いのとでは、かなり変わります。特に位相(左右の音のバランス)を調整するときに大きな役割を果たします。
ある程度はモニターヘッドホンでも代用できますが、本格的にやるのであれば必須です。
余裕があれば、
⑥モニターヘッドホン(密閉型):1万円
レコーディングなどをするときに、開放型では音漏れが懸念されるため、あった方が良いでしょう。また、違うヘッドホンで聞き比べをしたり、メーカーを変えることで音の傾向を変えてみたりできるので、ヘッドホンを2本持っていると、編集作業の手助けになります。
⑦DAW(製品版):5万円
なぜDAWが7番目なのかというと、無料で使えるものや、インターフェースに付属するものがあるからです。それらをいくつか試して、使いやすいものを購入するのがいいでしょう。
⑦までそろえると、作曲に必要なほとんどの機材が揃ったことになります。実際に一通りの編集も出来るので、最初は予算も考えてこの辺りまでそろえることをオススメします。
⑧ミックス・マスタリング用プラグイン:3万円
筆者が所有しているものは、izotopeのOZONE、NECTAR、NEUTRONです。
好みとユーザーインターフェイス(使いやすさや、表示画面のみやすさ、その他もろもろ)で、王手メーカーのものを選ぶといいでしょう。
曲の質に大きく関わる部分です。そして「沼」と呼ばれるくらい奥深い部分です。
⑨ドラム音源 ⑩ベース音源
音源は、必要に応じて買い足すのがおすすめ。最初は音楽の基部にあたるリズム隊を固めるのがいいでしょう。
⑪ピアノ音源 ⑫シンセ音源 ⑬ギター音源
メロディや伴奏のための音源です。好みや必要性で選んで買い足しましょう。
【まとめ】
以上がDTM機材を買いそろえるときの順番と予算の目安です。⑦DAWまでそろえたところで、一度ブレーキをかけ、操作方法や作曲についてよく勉強することをオススメします。
⑧以降は沼に入りますので、その気になれば散財しまくりになります。自分のお財布やご家族と相談して揃えましょう。