最近のコンテンツにほとんど触れていない古代のデレPが異次元フェスを経てミリオンライブの大沼に肩までどっぷりと埋められた話 ~ミリオンライブ編~
あの伝説のライブ、「異次元フェス アイドルマスター★♥ラブライブ!歌合戦」から、早いものでもう2週間ほどが経過しようとしています。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
...…僕の心は、未だ燃えています。
あの日見た5万人の熱狂が、123人のアイドルたちが見せた輝きが、瞼の裏に焼き付いて消えないのです。
Twitterを見れば、同じく脳を焼かれ二度とこちら側に帰ってこれなくなった異次元ゾンビたちが、うわごとのように異次元フェスについてつぶやいていて安心しますが、このままでは僕も「向こう側」に囚われ帰ってこれなくなってしまう。
何か、何か手はないのだろうか……?
友「2/24にミリオンライブ 10thツアー最終公演があるよ」
僕「これだ!!!!」
一度受けた「熱」は、より強い「熱」で上書きするしかない。
ましてや異次元フェスという圧倒的ライブによって受けた「熱」、上書きするためにはとてつもない規模のライブによる「熱」が必要になります。
そんな時に出会ったのがこのアイドルマスターミリオンライブの10周年ライブ。
なんとこのライブ、ツアーファイナル(今年の4月から開幕し、過去3回の公演を経て今回が4回目の開催)ということもあり、最終日(day2)にはなんとミリオンスターズに所属するメンバー全員、総勢39名のアイドルたちが一堂に会しアリーナでパフォーマンスを披露するというではありませんか。
熱すぎます。
しかしここで一つ問題が、
俺がにわかすぎる。
悲しすぎる問題です。
そもそも僕はシンデレラのオタク、その輝きすらも数年前に朽ち果ててしまったアイマスおじいちゃんです。
ミリオンライブに至っては異次元フェスで出会うまでほぼ完全な初見、何の知見もありませんでした。
別に初見でもいいじゃんと思う方もいるかもしれませんが、そうはいかないのです。
歌っている曲に込められたメッセージ、キャラごとの関係性、そういった様々な文脈は、ライブ体験をより一層深いものに変えてくれます。
キャラの生い立ちや楽曲の背景を知ることは、とても大切なことなのです。
そんな僕がミリオンライブのためにできること、それは……
これだ!!
そう、バンダイナムコからリリースされているソーシャルゲーム、「アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ」(通称:ミリシタ)をプレイすることです。
こちらのゲーム、ジャンルとしては音ゲーなのですが、3D演出のクオリティが非常に高く、ライブ映像の臨場感がめちゃくちゃ凄いです。
音ゲー要素だけでなく、純粋にMVやキャラを愛でる目的で楽しむこともできるのが良いですね。
さて、僕がこういう系統のゲームを始めるうえでまず最初にやることといえば「キャラの理解」です。
上述した通り、登場人物を深く知ることによって、バックグラウンドを含めて作品をより楽しむことができます。
「ミリシタ」では、始めたばかりの段階で登場キャラ全員分のノーマルカードが配られているため、ひとまず全体に一通り目を通してからスタートしたのですが...…
このゲーム、トンチキキャラが多すぎる。
見れば見るほど、何だか様子のおかしい奴らがたくさんいます。
例えば、こちらの「ロコ」さん。
芸術家気質で、アイドル活動を通して様々なアートを表現するために765プロダクションに所属しているアイドルなのですが、この女、口を開けばひたすらルー大柴みたいな口調で喋り続けます。
この口調のせいで学校では浮き気味になっているらしく、親しい人間はほとんどいません。そりゃそうだろ。
極め付けにこの女、本名は「伴田路子」といいます。
そう、彼女は「伴田路子」という普通にちゃんとした名前がありながら、自らのことを「ロコ」と自称しています。
あだ名とか芸名とかじゃないです、学校のクラスメートとかにも「ロコ」で通そうとしてきます、狂人です。
しかし、このレベルのおもしれー女はミリオンライブでは序の口です。
お次に紹介するのはこちらの「エミリー」というアイドル。
「プロデューサー」のことを「仕掛け人さま」とよぶイギリス出身の奥ゆかしい彼女は、日本の大和撫子にたいそうな憧れを抱いており、日常会話にカタカナを全く使いません。
「メール」のことは「電子便り」って言うし、「アイスクリーム」のことは「渦巻き生乳冷やし菓子」って言います。
居酒屋でやる罰ゲームみたいな口調を地で行きます、ちゃんとした狂人です。
ていうかなんで同じ事務所に日本語縛ってるやつと英語縛ってる奴が両方いるんだよ、層が厚すぎるだろ。
先ほどのロコをディアルガとするならばこっちはパルキア、ぶつければ相反するエネルギーの衝突により互いに消滅することでしょう。
彼女は「ジュリア」、本名はわかりません。
……は??????
そう、彼女の本名はなんと「不明」です。
芸名で活動する分には全く問題ないとは思うんですが、なんでプロデューサーすら本名把握してないんだよ。
一応親しい間柄のアイドルは彼女の本名を知っているらしく、亜美真美は彼女のことを「ぷぅちゃん」と呼んでいたらしいです。なんでだよ。
そんな彼女、プロデューサーからのスカウトをロック歌手のスカウトと勘違いして事務所に所属してしまうお茶目で可愛いところもあります。
また、ロック歌手を目指していただけあって歌がハチャメチャに上手いです。
異次元フェスにおいては「ハーモニクス」を熱唱しオタクの皆さんを燃やし尽くしていました。
彼女は「徳川まつり」、765プロの新規メンバー集めも佳境を迎える中、オーディションに参加しにきてくれました。
逃げろ!激ヤバ女だ!!!
もう1発でアウトです。
ここまで紹介してきたアイドルたちが軽く霞むほど圧倒的な「個」が紛れ込んでしまいました。
ましてやここはすでにデビューが決まっている顔合わせの場ではなく、普通のオーディション会場です。
そんなトンデモ個性で一点突破しようなんて流石に通るわけが……
彼女も彼女ですがプロデューサーも大概です。
目には目を、狂人には狂人をぶつけるのは確かに道理にかなっていますが、まさかお前(俺)もそっち側とは思わんじゃん……
まぁ冷静に52人のアイドルと劇場の管理を一手に引き受けるプロデューサーなんて多少気が狂っていないと成り立つわけがありません。
妙な納得感はあります。
とまぁ、ここまで一例としておもしれー女たちを紹介してきましたが、まともに正統派アイドル然としたアイドルもしっかり登場しています。
例えば彼女、「桜守歌織」さんというのですが、自衛隊の音楽イベントにて、自衛隊員の父を持つことから縁あって歌唱隊のお手伝いをしていたところをプロデューサーにスカウトされた「ザ・正統派歌うまアイドル」です。
23歳と他のメンバーより多少歳上なこともあり、普段はしっかり者のお姉さんとしてみんなをまとめてくれています。
朝に極端に弱いという欠点がありますが、人間誰しも弱みはあるということでそこはご愛嬌でしょう。
ゲームをプレイしながら、トンチキアイドルに囲まれながらでも、常識人枠の人がちゃんといるんだなと感心していました。
このメールを見るまでは。
「朝が弱くて起きられないから困っている」って話の相談に乗っていたら、いつのまにか「プロデューサーさんにモーニングコールをかけてもいいですか?」という話にすり替わっていました。
しかもなんとこのメール、歌織さんから1番最初にもらうメールでのやり取りです。
ほぼ初対面みたいな関係性の男にモーニングコールをしようとするな。
どこからか「かー、見んね霧子!」という声が聞こえてきそうなほどのしっとりとした湿度を感じます。
アイマスのゲームには「キュート/プリンセス」「クール/フェアリー」「パッション/エンジェル」などと言った赤青黄色をモチーフとした「信号機」と呼ばれる基本属性3種類の他に、「卑しか」というパステルピンクをモチーフにした追加属性があるということは、プロデューサーの皆様には周知の事実かと思われますが、彼女もおそらくこちらの系譜なのでしょう。
明らかにプロデューサーを狙ってきています。
23歳と年頃なこともあって出逢いに飢えているのでしょう。
極め付けは彼女、謎の組織(絶対に自衛隊)に陰ながら守護られているため、彼女に粗相を働こうものなら国家権力でチュドンです。消し炭となります。
プロデューサーの運命やいかに。
……さて、ここまで個性豊かなアイドルの皆さんを紹介してきましたが、僕はあくまで「ライブのために勉強し始めただけだけど、このミリオンライブってコンテンツ、面白いアイドルがいっぱいいて見てるだけでも楽しいな」くらいの温度感で緩く楽しんでいく予定でした。
一度話は変わりますが、僕のシンデレラガールズでの担当アイドルは「市原仁奈」という女の子です。
ここからの話はちょっとキモすぎるので読み飛ばして全然大丈夫なんですが、僕が彼女を好きな主な理由は
1.抱きしめたくなる愛らしさ
2.見ているだけで元気をもらえる何事にも前向き全力な姿勢
3.可愛すぎる個性的な声
この3点です。
決してロリコンではないのですが、小さい女の子は比較的好きなんだと思います。
特に太陽みたいに明るい性格の女の子がメチャクチャに好きです。
また、これは完全に性癖なのですが、僕は個性的な声のキャラクターがかなり好きです。
わかりやすく言えば変な声の女が好きです。
なおここにマッチするかは完全に僕の主観です。
担当、とはいかないまでも僕の性癖の近似値に該当するキャラクターがいるとすれば同じくシンデレラの「龍崎薫」ちゃんや、
シャニマスの「小宮果穂」さんなどがそれにあたります。
……ところでミリオンにはこんなアイドルがいます。
!?!?!?!?!?!?!?!?
かっっっっわぁ!!!!!!!!!!!
彼女の名前は「大神環」、直近まで田舎の祖母の下で育てられており、まだ慣れない東京でたくさんの友達を作るためにアイドルになった12歳の女の子です。
「プロデューサー」のことを「おやぶん」と呼び、実の兄のように慕ってくれています。
田舎育ちということもあり、性格は明るく活発で、野生児のような活性を見せていますが、同じ事務所のアイドルたちが喧嘩をしているのを見て怯えて泣いてしまうなど、年頃の女の子のように繊細な一面もあります。
さて、ここで先ほどの筆者が好きなキャラについておさらいさせていただきたいと思うのですが、
1.抱きしめたくなる愛らしさ
2.見ているだけで元気をもらえる何事にも前向き全力な姿勢
3.可愛すぎる個性的な声
トリプルクリティカルヒットです、大変なことが起こってしまいました。
特に声、1.2を満たすアイドルが世の中にたくさんいる中で、これに関しては長年自分の思う基準を超えてくるアイドルと出会えていなかった中(本当にどこ目線の誰?)特徴的なダミ声が耳に残るめちゃくちゃ可愛い声でとてつもない衝撃を受けてしまいました。
あまりの衝撃にここまで懇切丁寧にミリオンライブについて教えてもらっていたミリオンのオタクに深夜3時にLINEを送っています。
しかしここは厄介オタクの本領発揮、僕は「担当」という言葉は、「ほんとうのほんとうに、心の底から好きだと思えるアイドル」以外には使わないように心がけています。
この言葉に共感できる方も、できない方もいるとは思うのですが、あくまで僕の中で「担当」という言葉はアイドルマスターにおける一種の「聖域」であり、「この娘になら人生を賭けてもいい」と思えるくらいの意気込みがなければ名乗ってはいけないものだと思っているからです。
当然、僕は悩みました。(オタク拗らせすぎてるのでマジで読み飛ばしていいです)
「大神環は俺の2人目の担当なのかもしれない、しかし俺には市原仁奈という担当がいる、そんな中で2人目の担当を作るというのは『不義理』なんじゃないのか?」
「そもそも『担当』という言葉を軽率に使わないという誓いを破ることになってしまうのでは?」
「ていうかお前はまだ大神環のことを何も知らなくない???」
あまりにも悩みすぎてミリオンのオタクにそのままお悩み相談をしています。
そうして出した結論は、LINEにもある通り「大神環のことを隅々まで知る」というものでした。
結論を急ぐ必要はない、まずはゆっくり環と向き合って、答えはそのうえで出せばいい。と
そうして、僕の「大神環を知る旅」が始まりました。
関連するメインコミュと個別コミュは(限定カード等除き)すべて読み、楽曲はもちろん、4コマや、Twitterで連載されていた環のいるユニットが主人公のコミカライズまで目を通しました。
「天色のアステリズム」、普通にめっちゃ面白いのでオススメです。
狂う!!!!!
取り乱してすみません。
とまぁ、気の遠くなるような回りくどさで、環の過ごした時間を疑似体験して、その上でやっと出した結論を、ここに刻みます
俺、環のことめっちゃ好きだ!!!!!!
「担当」がどうとか、そういうのはもう関係ありません。
「好き」に順序とか、関わってきた時間とか関係ないんです。
あるのは、環のことがめっちゃ好きだという事実だけ。
ここからの人生は、仁奈と右手を、環と左手を繋いで共に歩むことにします。
さて、一通りアイドルのことを知ったとなれば、お次に触れるのはもちろん楽曲です。
10年続いているコンテンツというだけあって、ミリオンライブでリリースされている曲の総数はなんと驚異の398曲。
1曲4分だとしても全部聞くのに26時間かかります。
一気に全部となるとさすがに難しい...…そんなときに役に立ってくれるのがこの「美咲ネーター」というサイトです。
なんとこのサイト、聞きたい曲のジャンルを複数選択することで、その雰囲気にあった曲調の楽曲を自動検索してくれます。
試しに「楽しい」「爽やか」「疾走感」と選択するとこんな感じ、
このように、約400曲の楽曲の中から自分の聞きたい曲を効率よく探し出せるので非常におすすめです。
ちなみに僕がミリシタを始めた初日、異次元フェスで連番していたミリオンのオタク2人からLINEにてほとんど同じタイミングでこちらのサイトをオススメされてちょっと怖かったです。
「絶対に沼の深淵まで道ずれにしてやるぞ」という強い意志を感じました。
そんな「美咲ネーター」をうまく活用しつつ、様々な楽曲に触れていった僕でしたが、ふと気づきます。
何やら様子のおかしな曲があるぞ...…?
この流れアイドル紹介でもやっただろと思うかもしれませんが、残念ながらミリオンライブは加減を知りません。
奴らは常に人間の理解の範疇から攻撃を仕掛けてきます。
その筆頭となるのがこの「Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~」という曲。
こちらの曲は「アイドル達がチュパカブラとなって断崖絶壁の崖を上り、自分たちがアイドルをやるということをひたすら自己主張する」という内容のハードコアテクノです。
理解ができませんか?
その場合あなたは正常です。直ちにここから逃げてください。
決して適当な話をでっちあげようとしているわけではありません、すべて真実です。
イカレちまっています。
何よりタチが悪いのがこの曲、イントロとサビの部分が普通にめちゃくちゃカッコいいんです。
中盤のよくわからない部分はサビに差し掛かると上書き記憶消去されるため、曲を理解するためにひたすらループ再生を繰り返し、気づいた時にはお前もチュパカブラって寸法です。大変よくできています。
そしてこの曲のポテンシャルはそれだけではありません。
なんとこの曲「謹賀新年リミックス」という別バージョンが存在します。
こちらの曲は「アイドル達がチュパカブラとなって断崖絶壁の崖を上りつつ、新年を祝いながら、自分たちがアイドルをするということをひたすら自己主張する」という内容のハードコアテクノです。
流石に限界が来た僕はミリオンのオタクに助けを求めましたが、ミリオンのオタクは全員バンダイナムコに脳を焼かれているのでまともな返答が返ってきません。
よくわからなくて怖いのでとりあえず今日は10回だけ聞いて寝ることにします。
しかし、ただ様子がおかしいだけでは終わらないのがミリオンライブ。
お次に紹介するのは異次元フェスでおなじみの「アライブファクター」という曲。
こちら原曲では、如月千早という765ASの「元祖歌うまアイドル」と最上静香というミリオンスターズの「新星歌うまアイドル」が己の歌唱力だけでバチバチに殴り合う、というものになっています。
当然ですが全てがバカクソにカッコいいです。
異次元フェスの時には気付かなかったのですが、サビ部分の「存在証明する そう 生きてゆくための証」という歌詞の「そう」の部分は、二人のモチーフにちなんで「蒼」や「奏」といった漢字が当て字になっています、オシャレすぎだろ。
そして最後に紹介させていただくのは僕が現在聞いたミリオン楽曲の中で一番のお気に入り曲、「Glow map」です。
ミリシタのサービス開始3周年を記念して制作された楽曲なのですが、サビが気持ちよすぎます。
今この記事を書いてる間にもBGMで流してるんですが最高ですねこの曲。
ちなみにラスサビの「行ってきます!」というセリフ、「ミリシタ」のゲーム内ではセンターにした女の子の個別ボイスで再生されるのですが、初見でこの曲を叩いている時、突然環の声で「行ってきます!」が聞こえた僕は動揺しすぎてフルコンを逃しました。
こうして、僕は浅瀬でチャプチャプ水遊びしていただけのコンテンツの大沼に、首の付け根、どころか頭のてっぺんまで完全に埋葬されることになってしまったのでした。
現在はメインコミュを進めながら2月のライブに向けてミリオンの楽曲を聞きまくっています。
さてここからは宣伝です。
せっかくミリシタを始めたということで、同僚募集をさせていただこうと思います!!
本当に初心者ですので、「しょうがないから助けてやるか」くらいの気持ちで申請していただけると嬉しいです、もちろん最近始めた方も歓迎です、一緒に楽しみましょう!
※追記:予想以上の大反響、本当にありがとうございます!!
おかげさまでスッカスカだった同僚欄が70人の熱い漢達でパンパンになりました!!
これ以上の申請は流石に受けきれないということで、同僚募集に関しては一旦〆切とさせてください🙏
ゲーム内コメントとかで感想送ってきてくださる方も本当にありがとうございます、こちらに関してはいつ何回でも送っていただいて構いません。
筆者はこういうのを食べて生きてます。
他にも、「この楽曲オススメ!」とか、「このアイドルを深掘りしていくと『味』がするぞ」みたいなのがあったらぜひコメントかTwitterで教えてください!
あとこの記事の反響次第で「ミリアニ編」と「蓮ノ空編」を書きます。
ちょっとでもいいなと思っていただけたら「スキ」と「シェア」よろしくお願いします。
さて、そろそろミリシタのイベントボーダーがヤバすぎるので、ここらで失礼させていただこうと思います。
追記:なんとかなりました
それでは。