一歩目の速さのメリット
4月22日(水)
こんにちは。
外出自粛前に近所の公園で、ヒューマンフラッグ(人間鯉のぼり)をしていたら、「変質者が出ました」という回覧板が回ってきた古澤です。
子どもたちが「変な人がいた」とご家庭で言った事が原因のようです。
決して変な人ではありません。トレーニングです。
子どもの純粋な発言には驚かされます。
落ち込んでいます。古澤です…
さて今日は一歩目の速さのメリットについてお伝えしたいと思います。バスケは100m走で勝てなくても1m走で勝てれば、勝機があると思います。
今日は特別に沢北くんと流川くんにお越し頂きました。
二人には競争をしてもらいます。
1on1ではDFが後ろ向きから始まり不利ですので…
あのシーンを再現していただきます。
そうです、これです。よーい、ドン!
うん、何が言いたいかといいますと…
もしも走力が全く同じでも、たった0.1秒速く動けたら!
というもしもシリーズです。
バスケのコートは端から端まで28mなのですが、試合中はそんな場面はないので、単純に25mの位置から走り合いをした場合とします。
走力は二人とも50m走を5秒フラットで走るという設定にします。
(ボルトでも5.47秒なので速すぎか?笑)
そして沢北くんは床反力を上手く使えたので、流川くんよりも0.1秒だけ速く動き出せたとします。
陸上の山縣選手が教えるスタートダッシュのトレーニングで、大学生選手が約0.1秒短縮したという番組あってたのでそこから0.1秒とします。
反射神経とかそこらへんは無視して下さい。
たった0.1秒です。
どんな差が生まれるのでしょう。
沢北くんと流川くんはともに1秒で10m進みます。
(25m÷2.5秒=10.0m)
でも沢北くん流川くんよりも0.1秒速く動き出せたとします。
すると0.1秒後には流川くんよりも1mも前にいます。
さぁどうですか。
たった0.1秒なのに差がこんなにつきます。
まさにこの画像のようではありませんか。
ちなみに沢北くんが4.9秒、流川くんが5.0秒で同時にスタートした場合、
そのときの差は約50㎝なります。
計算の自信がなかったので以下は同級生で同じ中学出身の中学校の数学の先生に回答をいただきました。笑
久しぶりに計算すると訳がわからなくなります。
この場合は50㎝の差ですね。
0.1秒50m速くなることよりも、0.1秒速く動き出せたら…
実際に筋力を付けて、相手よりも早く走れるようになる、バスケ勘を鍛えていくことでも埋めれますが…
ちょっとした動きを『知る』だけでメリットを生む。
それが上手く床反力を使うメリットです。
これだけ距離があれば走るコースを変えて相手選手の前に入ることも容易でしょうし、ブロックされることはほとんどないと思います。
逆にルーズボールではいち早く追いかけることもできるのではないでしょうか。
全く同じ走力のライバル選手がチームメイト。
試合に出たい、皆さんはどうしますか?
たった0.1秒、されど0.1秒。
時は金なり。
あっ、時は筋なり。
#ビープラスプロジェクト
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#理学療法士
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