アプリマネタイズセミナーに参加した感想

「アプリマネタイズでの基礎の「キ」の考え方と、事業の根底を支える改善ポイント」というセミナーに参加してきました。

私自身はインフラとセキュリティが専門のITコンサルタントなのですが、顧客先でいろいろお話を伺うので勉強のために参加しました。

アプリ運営企業様、開発者様には有用な情報となるかと思います。


株式会社ADFULLY 様

SSPを運営されている会社様でした。
動画広告が今後2%/年で伸びるという予想をしておりました。


目標設定の指標として、LTV > CPI を目安とすると良いということでした。
相場
 • カジュアルゲーム、CPI100円〜、LTV150円〜
 • ソーシャル、CPI 800円〜、LTV1500円〜
 • ツール系、CPI100円〜、LTV150円〜

動画広告のやり方は様々あり、より頻度が高くクリックされやすいやり方のノウハウや手法があるとのことでした。


FROSK株式会社 様

 (不具合検知ツール日本No1)
アプリの品質は3つの分解される
• 速度
• 不具合
• UI

不具合について主にセミナーされておりました。

アプリのクラッシュ率を下げる必要性について
 ・アプリストアの評価が下がる
 ・最近だと作成者に教えてあげるためにレビューに「XXな動作をするとアプリがクラッシュしますよ」の様に書いている事例もあり、、、しかも★☆☆☆☆で。笑


アプリクラッシュの真相
・ Androidバージョン ✕ 端末 = 20,000パターンを超える(2015年時点)
  ⇒ テスト/検証がやりきれない

・ クラッシュを取得できない。次回起動時に送信となる場合が多く、クラッシュで萎えて消してしまうユーザのデータを取り切れない。

・ Google Date Console は実エラーの1/80 の検知率
  (エラーを送信しますか「はい」「いいえ」と出るため「いいえ」選択が多い)

・ フィードバックの詳細が少ない(落ちる!なんとかしてくれ!)という連絡だけなど

・ 伝言ゲーム化して情報が正確に伝わってこない(ユーザ→アプリ運営担当→アプリ開発担当)


Yahoo!天気など有名アプリの開発会社がやっているPDCAサイクル
1.自社アプリの品質を正確に把握
2.クラッシュ率をKPI
3.影響範囲の不具合から修正
4.影響範囲を最小限に留める工夫
↑このサイクルを週一で回すのが重要。



レビューの分析
 ・「落ちる」を含むレビュー割合が1%未満 →クラッシュ率平均 1.5%

 ・業界平均のクラッシュ率の1/3にしている(Yahoo!天気)

 ・「レビュー依頼」はクラッシュ率を下げてから。★☆☆☆☆ をつけられてしまう。

 ・不具合をアナウンスすることが大切。「レビューで報告してあげよう」という親切ユーザによる、★1レビューを減らすことができる。問い合わせには親切に対応しましょう。問い合わせの対応に対する★1レビューは多いです。


最後に登壇会社様のサービスもご紹介しておきますね!
ADFULLY http://www.adfully.jp/
SmartBeat https://smrtbeat.com/

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