いざという場面で強くなれる男。良く悔しがれる男。俺はマレーになりたい《初心者ナンパ日記day21》

12/16(木)晴れ

17時半~20時(中断あり)@たまプラーザ駅

声かけ:3
会話成立:1
笑反応:2
連れ出しorLINE:連れ出し:0
無視/塩対応:1


※今日はコラム形式で


唐突だが、俺はテニスを見るのが好きだ。


明日から牢屋にぶち込まれることになっても、ATPツアーの試合が見放題なのであれば「まあいいか」となってしまうかも知れない。


テニスは数あるスポーツの中でも特異なメンタルスポーツ。


たった1ポイントに数千万円の賞金と名声と将来と今までの努力、全てがかかることさえある。
見てるだけでこっちが震えてしまうほどのプレッシャー。
そんな中でコートでたった一人、いかに冷静かつ強気でプレーできるか。


そんな心の強さが問われるスポーツなのだ。


だからこそそれを乗り越えた選手に心打たれ、
俺にとっては1試合が名作映画以上の作品になることさえある。


テニスでよくあるのが、
点差が離れている時だとバンバンエースが決まるのに
僅差でプレッシャーがかかる場面だと、途端に弱気になりミスを連発するというもの。


にわかファンであれば
「なんでこの選手いきなりこんな弱くなっちゃうの?」と思うだろう。

でも、選手の身になればだんだん分かってくる。


そしてナンパをするようになってさらに─


俺はよくナンパとテニスを重ね合わせて考える。

どれだけ練習していても、
どれだけ強気で行こう!と思っていても、
いざプレッシャーがかかる現場ではどうしても固くなる。

弱気になる。言葉がでてこなくなる。
冷静な判断が出来なくなる。


でもこれはトップアスリートだってそうなんだ。


大事な場面でミスをし叫んで悔しがる。
時にはラケットを破壊する。


でも試合が終わらない限りはまた一息ついて戦い出す。


強い気持ちを取り戻そうとする。


その繰り返しだ。



俺の大好きなテニス選手、
アンディー・マレー。

彼は試合中の独り言がえげつない。


ミスが続きイライラして、
英語で何かを叫んでいる。


「アンディー!!アンディー!カモン」


これを知った時はびっくりした。

彼は自分の名前を叫んでいたのだ。


「俺!がんばれ!」

こんな風に叫んで、彼は心が負けないように頑張っていた。


そして何度も立ち上がり
時に狡猾に、時に情熱的に
最終的にはいつも勝利してしまうマレー。


俺はいつの間にかそんな彼に憧れていた。



話をナンパに戻す。


ナンパ師=プレイヤー
つまり俺も曲がりなりにも選手だ。


ナンパで不甲斐なかった時、
俺は思わず人目も憚らず悔しがってしまう癖がある。


ただ、
良い選手は悔しがり方もかっこよく、
そして前のポイントを引きずることが少ない。

ここは肝に銘じるべきだ。


悔しがること自体は気持ちを入れて挑んでいる以上やむを得ないことだが、
悔しがるにも作法がある。


良い選手は
悔しがることすらルーティーンを作っている。
何かをやってる間に頭を切り替え、また強い気持ちで戦えるような、そんなことだ。


俺にもそんなものがあればいい。


靴紐を結び直すとかそんなんでもいいだろう。
悔しがる代わりにどうでもいいことをして、
その間に頭をリセットできれば最高だ。


《反省は試合が終わってから》

《負けを引きずりすぎるのは良くない。また新しい1日が始まる》


あんなに調子の悪かった選手が、
たった一勝をきっかけに絶好調になるのを俺は何度も見てきた。


頑張り続ける限り、
常にチャンスは転がっている。

それも意外とその辺に。



プレッシャーがかかる局面でいかに怖さを乗り越え強気なプレーができるか

その重要さ、そのカッコよさを俺はテニス選手から教えてもらったんだ。



んーそれにしても
今日の有隣堂店内ナンパ 

あれはブレイクポイント&甘々2ndサーブを弱気にネットにかけたよな。。

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