クリスマス限定。トナカイナンパでLINEゲット!《初心者ナンパ日記day25》

12/24(木)晴れ

19時半~21時半(中断あり)@たまプラーザ駅

声かけ:2
会話成立/笑反応:2(トナカイロスト2)
連れ出しorLINE:連れ出し:1LINE
無視/塩対応:0

クリスマス・イブ。

俺は最寄り駅で友人Tと夕飯。


話題はクリスマスに刺さるオリジナルオープナー。

Tに相談して案がまとまれば、
店を出てそれで声かけしようと思っていた。


俺は最初

「すみません、自分サンタクロースというものなんですけど何か欲しいものあります?」

はどうかと提案。


T「んー悪くないけど、もっとある気がするな」

俺「まあ確かにオープンクエスチョンだし言葉が出てきづらいかな。じゃあ他になんかあるか?」


二人で腕を組んで唸る中


俺「じゃあ自分サンタクロースからのこの辺でトナカイ見ませんでした?はどうかな」

T「おー、それ俺もちょっと思った!」


言った後に気づいたが、
これはいわゆるロストアプローチ。


ありがちなのは、
飼ってたペンギンが逃げたというものだが、
それをクリスマス風にアレンジし、トナカイロストにするというものだ。


「一緒にいたトナカイがプレゼントも全部持ってガーって逃げちゃったんですよ」


これは面白いかもしれない。

そこから連動カードもある程度まとめ、
これでやってみようとなった。


《こんな感じでツノが上に曲がってて特徴的なやつなんですけど(コミカルな動き)》

《そいつ女の子好きなんで、お姉さんのところに来てなかったかなと思って》

《いや、見つからないとこの辺に住んでる子供たちにプレゼントあげられなくなっちゃうんで大変なんですよ》


etc…


ただ、このようにまとまったとはいえ俺はロストアプローチは一度もしたことがない。
さらにオリジナルの「自分サンタクロースですけど」はなかなかの度胸が要りそうだ。


不安と期待が7:3くらいの状態で店を出る。


いつもの最寄駅をイブに男二人でうろつく。


「うわー、結構だなこの声かけ」
これが現場を目の前にした本音だった。


そもそもソロで歩いているターゲットは少ない。

10分経ち、20分経ち、さらに30分。
不安の比率がどんどん上がっていく。

15分経過頃に、一度良さげなターゲットを逃してしまってもいた。


《厳しいな…なかなか怖え》


下降線のメンタルをなんとか持ち直すようにTと会話。

俺「次きたら必ずいくわ、俺は最後は必ずいく男だよな!」

T「そうだな、お前ならいけると思うわ」


「てかこんな声かけ、俺なら拳銃突きつけられて強制されないと出来ないわ。声をかけただけで大尊敬に値するよ」


《そう、声をかけるだけで十分だ。0と1では全然違う》


その間地蔵しつつも、Tを女性に見立てて声かけシュミレーションも4回くらいやっていた。


俺「この感じでどうかな?」

T「今の感じなら笑っちゃうな!」

俺「だよな!」



《もう行くしかない》



さらに10分後、次のチャンス到来。

もう腹は括っている。


ユーモアを引き立てる為に、なるべくローかつナチュラルを意識して第一声。


「すみません、自分サンタクロースというものなんですけど─」


即座にターゲット女性、笑った。


《よし》


笑いも後押しして、
なるべく自然に間をとって連動カードを繰り出しいく。


トナカイの角のジェスチャー。


笑いはどんどん大きくなり、
シチュエーションに乗っかった言葉まで女性が出してくれた。


《おお、これはいい流れだ》


そして頃合を見計らって、なるべくユーモラスにナンパ開示。

良さげなわちゃわちゃ感。

女性の目的地は美容院だった。


「イブのこの時間から美容院ですか。なかなか絶妙な予定入れますね」


美容院はすぐ。


間際でLINEオファーをかける。


「私、連絡しないですよ笑」

「まあでも俺がんばってんじゃん、イブにこんなことやって大変なんすよ笑、1通くらい送らせて下さいよ。」


今思えばステータスを下げた粘りだったが、オファーは通った。


「じゃあありがとう。美容院でキレイになって下さい」



女性を見送り、即座に俺は後ろを振り向く。


《Tはどこだ?俺の勇姿を見てくれてたか…!》


もう興奮状態だった。


全くのオリジナルオープナーで、
声をかけるだけで一杯一杯だったのにまさかのLINE交換だ。



人目も憚らずTに向かってダッシュ。


「やったぞ!!」


男二人。クリスマス・イブ。

ドラマのワンシーンみたいな勢いで抱き合っていた。


「お前、よくやったな!すげえよ!」


「いやーこれはすげえわ!ハマりすぎるくらいにハマったぞ!」


二人で捻り出したオープナー。

さらにそのハードルの高さをTも理解し
不安も共有していただけに、お互い喜びはひとしおだった。



もうその後は自画自賛。

タバコがうまいのなんのって。



…まあそんな興奮状態で送ったLINEではキレイにポカをしてしまったのだが、それは次への教訓。



2020年12月24日、
たまプラーザの外れで男同士抱き合った夜を俺は一生忘れない。



※今日の反省点や今後に向けてのアイデア

◎最近はネタ系のオープナーやアプローチカードに集中しすぎていて、共有スペースが疎かになっていたように思う。

ネタ系で引っ張り続けるのは困難だし、
その女性の為だけの共有スペースこそ一番反応が取れる。
今一度共有スペースは意識する必要がある。

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