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インテリアコーディネーター1次試験「難しい分野こそ高得点を狙え!」
※当記事はInterior Coordinator Salon代表 「Paul」のラジオ台本となっています。該当のラジオはこちらです。
当チャンネルでは、独学でインテリアコーディネーターを目指される方に有益な情報をお届けしたり、現役ICである私自身の経験を基にお話をさせて頂いています。
◾️テーマ
インテリアコーディネーター1次試験「難しい分野こそ高得点を狙え」
まずはじめに・・・
インテリア産業協会のHPでは、試験範囲を第1章の「インテリアコーディネーター誕生とその背景に関すること」〜第9章の「インテリア関連の法規」と9つの分野に分かれています。
・そして、今回お話しする内容
簡単にいうと、この第1章〜第9章の中で、特に難しい分野は頑張って勉強をしましょうということです。
そんなの当たり前。と思われるかもしれませんが、これから解説していきたいと思います。
それでは具体的に難しい分野を挙げてみます。
◾️具体的に難しい分野を挙げてみます
・インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
・環境と設備に関すること
これら2つの分野は範囲が広いので、覚えることも多く、そして試験での出題も多い箇所となります。
✔︎現在、建築関係などに勤めている方、あるいは、理科が得意な方はむしろチャンスではないでしょうか。
◾️ここでもしかすると、インテリアの歴史は難しい分野に入らないの??と思わ
れるかもしれません・・・?
A. (ただ)、インテリアの歴史は覚えることは多いですが、単純に覚えるだけの作業がほとんどです。
それに比べ・・・環境工学を例に出してみましょう。
この分野で出てくる「日射侵入率」ってご存知でしょうか?
答えは「窓の面に入射する全日射量に対し、室内に入る熱量の比」を日射侵入率と呼ぶんですね。
理科が得意な人は羨ましいのですが、大体の人は1回読んだだけでは意味が解らないじゃないですか?
さらに、もう一つ。
「全天空照度による室内の受照点における水平面照度の割合」を何というかわかりますでしょうか??
正解は「昼光率」なのですが、これも一回読んで、見ただけでは意味が解らなくないですかね??
このように、「一つの単語を覚えるのに、専門用語や、ややこしい書き方をされているものは誰もが覚えにくい」んですね。
なので、これらの分野は中途半端な知識で当日を迎える方も実際多いかと思います。
それでは、話を一旦戻してみましょう。
◾️インテリアの歴史の分野について
確かにインテリアの歴史も覚えることはたくさんで大変です。
ただ、ここの分野は年表や人物名、その時代の特徴を覚えるだけでいいじゃないですか?
すなわち、イメージができなくてもネットでググれば、直ぐに目でも確認できるので、理解するのは割と容易だと思います。
ただ、先ほどの環境工学や、構法なんかも普段そんなに触れることのないものが多いと思うので、イメージが湧きにくいと思うんですね。
次に木材の例を出してみますね。
例えば、「木材の年輪の接線方向に切断した時に現れる木目」と言われても接線方向て何?てなると思うんですね。
なので、一つのことを覚えるのに頭を使う分野、3回読んでも解らない・・・と思うところは、他の方も大体分かっていないんですよ。
こういう部分は特に強化して、理解を深めておくと有利に働くことが多いと思います。
◾️これを4月に聴いてくれている方は、試験までの時間もあります
今から、このことを頭に入れておいて、しっかり理解できるまで勉強しておきましょう。
とはいえ、100点を取らなくても8割を狙えばいい試験なので、どうしても理解できない箇所は、理解せずとも「暗記」だけしておきましょう。
まとめ
自分が難しいと感じる分野は、大半の人も難しいと思っているはずです。なので、今回説明した2つの分野は、意外と人と差が出やすいところではないかと思っております。
とはいえ、他の単純に暗記していく分野をある程度できての話なので、はじめはさらっと浅く、広く学習をしていって、過去問で7割程度取れるようになる頃には、今回のラジオの内容も理解・同意してもらえるかと思います。
その時に改めて、この放送を思い出してもらって、深堀り学習をしていってもらえればと思います。
それでは、今回は以上となります。