Belong Anywhere
今やシェアリングエコノミー 、ベンチャー企業の代名詞として挙げられるようにまでなったAirbnb。
私はホームシェアリングカルチャー自体も好きだが、何よりAirbnbという会社自体が好きなのでその事を少し。
当然ホームシェアリングの正しい周知と普及は目指すところではあるが、その動機としてAirbnbが貫くフィロソフィー(巨大戦艦と化した今それだけでは進めない部分も出てきてはいるだろうが。。。)に個人的にとても共感できるしわくわくできるからという部分がある。
彼らが目指すビジョンを実現するために一助となれる部分は協力したいという思いは自然と湧く。
結果的には我々ホストのホスティング環境改善に繋がることにもなるのだろうが。
「Belong Anywhere」
Airbnbが掲げるポリシー 「Belong Anywhere」をご存知だろうか。
直訳すると いたるところに所属する となる。
ただ、私の解釈では
「全世界の人々にあらゆる国で快適で安心な帰属感を感じられる場所があるべき」
このたった2単語には背後に多くの意味合いが含まれていて
・グローバル
・コスモポリタニズム
・ソーシャライズ
・トラスティ
などがあげられるのではないかなと考えている。
単なる宿泊する側とされる側という関係性を超えて、ホストとゲストの信頼関係に基づく人間的な繋がりをもった宿泊体験を提供していくことこそがAirbnbの存在意義であり既存のサービスとの差別化できる部分であると感じる。
日本では、親しみをもたせるために
「暮らすように旅をしよう」
という風に意訳されているが、これが中国では
「四海有家」
となる。
「四海」は四方の海の内側という意味で使われ、つまり全世界に帰れる家があるという意味になる。
こちらのほうが本来の意味に近いニュアンスが出ているのではないかと感じる。
「Home」と「House」の違い
共同創業者ブライアン・チェスキーは登壇時一つのことをシンプルに伝えてくれた。
「House」
単に居住するスペース、建築物。無機質なものを指すことも多い。
「Home」
自宅、故郷、本国 などの意味でも使われ、温度感をもった住まい。
そこには、人の暮らしやカルチャーが息づいている。
後者がAirbnbがコアとして考えたいリスティングである。と。
ただいまと帰れるようにステイでき、旅できることがいかに旅の満足度をあげてくれるのか私はとても理解できるのでスッと腑に落ちた。
どこかで繋がっているという感覚
人は生きている限り誰かと繋がっているのがむしろ必然。
繋がりの強弱はあれど繋がることで存在意義を見出し、コミュニティを形成し周辺環境を創っていくのが普通だと思う。
それがボーダレスになることで、コミュニティの繋がりが人種や国を超え、大きく拡大することは明らかで、それが実現された日にはよりピースフルな世界が待っているのではないかと思う。
青写真だが青写真を描けることも才能だと思う。
Have a nice hosing !