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「まるで僕らはピエロの掌の上」~櫻坂46 11th Single UDAGAWA GENERATION レビュー

この記事は1.27のティザー映像公開から、櫻坂46_11枚目シングルの制作物を追いかけた記録です。

ティザー映像を受けて

やはり、映像がつくと、楽曲を理解する解像度が一気に上がる気がしますね。



「音楽は私たちの武器」

「誰かに勝つためじゃなく、自分を咲かせるための力」


これまでにないテイストの楽曲ではありますが、基本スタンスのブレなさには脱帽です。

こういう芯のある人間なりたい、と心底思うものです。
思うが故に、櫻坂にどうしようもなく惹かれてるのだと思います。


後はゆーづがふてぶてしくて、大変よいですね。

下克上起こす気満々


ティザー映像の公開と同時に、翌日の楽曲先行配信も発表され、ワクワクが止まりませんでした。

早くLIVEでクラップしたい。


楽曲先行解禁

クラップ最後だけかい!!笑


冗談はさておき。

音楽の知識があまりない自分でも、櫻坂の表題曲の中で、これまでにないテイストのものだと分かります。

前作より軽やかなことはもちろん、大きな転換がなく楽曲が進んでいく印象でした(それが悪いという訳では無い)。


お気に入りの歌詞はこちら。

Z世代なんて言葉は
誰かが作ったマーケティング
私は私だ Yeah Yeah Yeah

UDAGAWA GENERATION 2番歌詞


他人から、何か大きな括りの中の1つとして見られるのが、個人的に凄く嫌です。

断片的な情報を寄せ集めたもので、分かったような気になるな!、と。


もしかしたら、櫻坂も今、そのような感情なのかもしれない、とハッとさせられました。

重厚でカッコいい楽曲が続いたせいか、櫻坂のアイデンティティはこうだ、と勝手に結論をつけつつありましたし、

年末のCMで、保乃ちゃんも、自分たちらしくいれた1年だった、みたいな事を言ってましたね。


でももしかしたら、自分が感じていた”櫻坂らしさ”って、グループの一側面でしかなくて、

本当のらしさはもっと深いところにあるのかもしれません。


保乃ちゃんが”らしさとは何か”を直接的に口にしなかったのは、

簡単な言葉では言い表せないものだからなのかも。


脱線しましたが、テイストの違うと感じる曲を今回持ってきたのは、

私たちのこと、本当に分かったつもり?

という、グループからのメッセージなのかもしれないと感じました。

そうだったら面白いな。



.........こんなよく分からない講釈を垂れ流したのは、MVがまだ公開されず、退屈でしょうがないからに違いない。

MVはよ!!!



MV公開

やってくれたな、櫻坂


というのが初っ端の感想です。


楽曲と同じく、「これまでにはない」が沢山詰め込まれたMVだったように感じました。

冒頭のピョンピョン振り付け
道化師を思わせる振り付け
またピョンピョンしてる
キャプテン(まつりちゃん)の十八番ポーズ
吹き飛ぶれなぁ
櫻坂式 NEW KAWAII。いや、怖いよw
れなぁ伝家の宝刀 コツっ


楽曲公開の章で述べた、”櫻坂への固定観念を問う”を本当にやってくれたようで嬉しく思います。


ここまで振り切ってくれると、もはやカッコいいですよね。


後は、滑稽に見えるパフォーマンスも、彼女達の基礎能力があってこそ成り立つものだと思います。

冒頭のピョンピョン振り付け、ダサいですけど、体力はめちゃめちゃ使う踊り方なのは素人目でも分かります。


かつ、ラスサビ前の間奏まではカットなしの一発撮り。

長回しでもきちんと成立させるだけのパフォーマンス力がないと、このやり方でいく判断は出来なかったかと。


これまでの路線を期待したファンにとっては期待外れな楽曲、と評価されるかもしれません。

それ自体はあってしかるべきかと。
楽曲制作に携わる方を傷つける発言は絶対に駄目ですが、この楽曲への異議の排除はするべきでは無いかと思います。


これは妄想ですが、賛否両論起きることは折り込み済で、今作の表現が行われている気がします。

ファンの中の混乱、これまで形作られてきたイメージの破壊。


全て嘲笑うかのように、やりたい事をやり切った彼女たち及び作り手の皆さんに、拍手を送りたい気持ちです。


目立つこと、変わったことをすると、匿名で批判を受けやすいこの時代に、

やってみたかったからやった


を貫く素敵なプライドを持った櫻坂が、一層大好きになりました。



あとがき

何やら考察の余地は多分にありそうなMVですよね。
そちらはよりパフォーマンスへの造形が深い方にお任せします!笑

お読みいただきありがとうございました。

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