おすすめフリーVSTの紹介および自分の曲での実例

※当記事は、「Anti-Aging Record Advent Calendar 2019」11日目の記事です。

 おはようございます、ぱっつぁんです。またの名をacqua pazzaと申します。Anti-Aging Record の財政を担っている、AARに欠かせない存在です。

 AARの会計を任せられているということもあり、僕はケチです(多分関係ない)。なのでシンセなどのプラグインはほとんど買わず、僕が使うDAWであるFL Studio純正のプラグインやフリーVSTをよく使っております。確かにDTMは課金ゲーと呼ばれ、より多くのシンセやプラグインなどを買った人が勝利を収めるものではありますが、フリーで使えるもので作曲してもそれなりのクオリティで作ることができると考えております。今回はそんなフリーVSTでも個人的におすすめのものを、自分の曲での使用例を交えながら紹介していきたいと思います。

T-Force alpha plus

画像1

 このVSTを紹介するためにこの記事を書こうと思ったと言っても過言ではないほど、T-Force alpha plusさんには大変お世話になっております。僕の曲で、「このアシッドの音良いね」「このリードの音良いね」「このサブベースが」「このプラックが」と言っていただけることがありますが、その音大体ここから出ています。それほどこのシンセは音が良いのです。ほとんどプリセットのまま音をいじらずともクオリティの高い音が出て、しかもフリーというのはもう最強です。まあこれだけ音良い音良い言ってても仕方がないので、僕が作った曲の一例を紹介したいと思います。

 前回のM3に出したこの「Double Double」という曲の中に使われている音の一部です。上はアシッドの音で、下は順にプラック、リード、ベース、サブベースの音が流れています。かっこいいですね。プロの方に比べたら大した音は出ていないかとは思いますが、フリーでこのクオリティというのは素晴らしいと思います。この音たちが使われている「Double Double」という曲も、是非ご一聴下さい。

 ちなみに、このシンセを紹介するためにサイトを見ていたところ、なんとVer.2が出ていたことに気づきました。

画像2

 こちらも良い音が揃っていたのでこれから使っていく所存でございます。

 ただこのT-Force alpha plus、一つ弱点がありまして、なんとMacには対応していないんですね。Macの方々、これを機にWindowsを買いましょう。

TAL-Filter 2

画像3

 とにかく使いやすいフィルターでございます。作っている曲のテンポに合わせて、Low Pass、High Pass、Band Pass、Panなどを調整することができます。僕の場合、サイドチェインに使っています。画像のように左下の部分を×16(ここは用途に合わせて変えましょう)、Volumeとしてから、オートメーションをかけると、一瞬でサイドチェインのできあがりです。便利だなあ。フィルターなので使用例を出すのが難しいですが、実は先ほど上に置いた「T-Force Alpha Plus Example IROIRO」で流れているベース、サブベースにこのフィルターを使っています。感覚的に使えてとても使いやすいので、ぜひ手に入れましょう。

The Face

画像4

 これはシンセかと言いたくなるような見た目ですがこれはシンセです。プリセットはないですが、Super Saw系の強い音が出ます。使い方は簡単、顔を色々いじくってみて、自分のお好みの音を探すだけ!

画像5

顔は左から右まで動かせます。右の方、怒ってますね。おわかりでしょうが、左から右に行くにつれて、音が凶暴になっていきます。僕の曲では一回しか使っていませんが、どんな音を使おうか迷っていた時にこの音を探し出して喜んだのを覚えております。

 「The Face Example」では、前半にThe Faceのみの音、後半に実際に使っている曲の部分を流しています。後ろに流れているコードみたいなのを流す音に採用しました。実際に使われている曲、「Rebellion」の音源も置きましたので、良ければお聴き下さい。もっと使いどころがあると思うので、これからもどんどん使っていこうと思います。みなさんもよければ。

Meow Synth

画像6

 動く猫ちゃんの画像がついている可愛いシンセです。見た目だけでなく音も可愛いです。これを知るきっかけとなったツイートを見てもらった方が早いので、こちらをご覧ください。

 可愛いですね。このシンセもやはり拙作、「Everlasting Emotion」に使わせていただきました。下のデモの冒頭部分に使われております。どんな音で使えるか気になる方はぜひ聴いてみて下さい。

最後に

 今回は4つのフリーVSTを紹介させていただきましたが、まだまだ使えるフリーVSTはたくさんあります。TwitterにもフリーVSTをたくさん紹介しているアカウントがありますので、そちらも参考にしてみて下さい。

  ちなみにOTTやSaturation Knobは皆さんもうすでにご存じだと思ったので書きませんでした。え?まだ持ってない...?今すぐダウンロードしてきて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?