1日だけ「絶対に無駄なこと」をして過ごしてみた結果 〜効率厨が学んだ意外な気づき〜
こんにちは。普段から「効率」「生産性」「時間管理」を追求している私が、あえて真逆の実験をしてみました。それは...
「1日中、徹底的に無駄なことをして過ごす」
というチャレンジです。
なぜこんな実験を?
最近、気づいたことがあります。私の1日のスケジュールは15分刻み。タスク管理アプリは3つ併用。目が覚めたらすぐにメールチェック。「無駄な時間を過ごしてしまった...」という後悔が日課になっていました。
そんな時、ふと思いました。
「そもそも『無駄な時間』って何だろう?」
「効率を追求しすぎて、失っているものがあるんじゃないか?」
そこで、反動的に「徹底的に無駄なことをする1日」を過ごすことにしました。
実験のルール
生産性を一切考えない
効率を無視する
時間を気にしない
何の役にも立たないことを優先的にする
「これって意味あるの?」と思うことほど積極的に行う
無駄な1日のタイムライン
朝:無駄の波が押し寄せる
7:00
目覚ましが鳴りましたが、いつもなら即座に飛び起きる所を、「あと5分」を8回繰り返す。結果、2時間のスヌーズ地獄に。
9:00
やっと起床。スマホを手に取りかけましたが、「今日は無駄な日」なので、代わりに天井のシミの形を観察。
うさぎに見える
いや、カバかも
角度によってはゾウ...?
気づいたら30分経過していました。
9:30
朝食を食べながら、食パンの耳で顔を作る。真顔の食パンマンが完成。
10:00
シャワーを浴びながら、bathroom singingに没頭。
「レット・イット・ゴー」を12回連続で熱唱
石鹸の泡で髭を作り、サンタクロースのモノマネ
浴室の曇った鏡に落書き
昼:無駄の追求が加速
11:00
「100円ショップで買ったけど一度も使ってないもの」を全部出してみる。
謎の調理器具(3つ)
使い方不明の文具(5つ)
意味不明なケーブル(数知れず)
全部並べて写真撮影。インスタに上げようとして、「今日はSNSも禁止」と思い出す。
12:00
昼食作り。パスタを茹でながら、
麺が柔らかくなる様子を観察(3分おき)
お湯の泡の動きを観察
茹で時間を測らず、「感覚」で茹でる
結果、かなり柔らかいパスタに...。
13:00
食後のティータイム。
ティーバッグを入れたまま忘れる
濃くなりすぎた紅茶を見つめる
紅茶の色の変化を絵に描いてみる
14:00
本棚の本を「色別」に並べ替え。
虹色グラデーション完成!
でも探しにくい
元に戻すのは明日の仕事に
夕方:無駄の深みにハマる
15:00
引き出しの中の「謎の物」コレクションを整理。
使途不明のネジ(37個)
開け忘れた手紙(12通)
電池切れのリモコン(4個)
全部写真に撮って「ミステリーボックス」と名付ける。
16:00
窓の外を眺めながら、通行人の人生を想像。
赤いコートの女性→きっと秘密諜報員
犬の散歩をする老人→実は元プロレスラー?
自転車の学生→未来の宇宙飛行士かも
17:00
「やってみたかったけど意味ないと思ってた」ことリスト作成:
逆立ちで本を読む
左手で字を書く練習
動物の鳴き声のモノマネ
夜:無駄の極地へ
18:00
夕食は「見た目重視、効率度外視」で調理。
ウインナーで八朔を作る
ご飯をピラミッド型に盛る
付け合わせの人参で花を作る
見た目は可愛いけど、冷めた...。
19:00
「子供の頃やってた無駄なこと」を再現。
シャボン玉を作る
影絵遊び
空き箱で秘密基地
20:00
スマホのアプリを「アイコンの色」で並べ替え。
青系統ゾーン
赤系統ゾーン
何色に分類していいか分からないゾーン
21:00
就寝準備。パジャマを着る前に:
クローゼットの服で即興ファッションショー
鏡の前でポージング
靴下で人形劇
この「無駄な1日」で気づいたこと
「無駄」って意外と難しい
本当の意味で「無駄」なことって、案外少ないかも
むしろ、「無駄」と思えることができる余裕が贅沢なのかも
創造性は「無駄」から生まれる
効率を考えないからこそ、思いもよらないアイデアが出てくる
「無駄」な発想が、新しい視点をくれる
「効率」の罠
効率を追求しすぎると、人生の味付けが薄くなる
たまには「無駄」も必要な調味料なのかも
意外な発見
長年放置していた物の中に、実は使えるものがあった
「無駄な時間」が、むしろリフレッシュになる
結論:「無駄」は必要な贅沢?
効率や生産性を追求する現代社会。でも、たまには意図的に「無駄なこと」をする時間も必要なのかもしれません。
それは決して「時間の無駄遣い」ではなく、私たちの心や創造性を育てる「必要な余白」なのかもしれません。
明日からは、また効率的な生活に戻ります。でも、これからは時々、意識的に「無駄な時間」も楽しもうと思います。
...という結論に至ったところで、この記事を書くことも、ある意味では「無駄な時間」の産物かもしれませんね(笑)
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