191229 【2019年日本映画ベスト】
1位『この世界のさらにいくつもの片隅に』
原作のキモのリンさんエピソードを加えた
ディレクターズカット版と思っていたら
飯塚のテルちゃんエピ追加の意味合いが強く
すずさんの心がより感じられる映画になっていましたよ
2位『天気の子』
時間モノな「君の名は。」とかのセカイ系より先の
終末SFとしての着地が、今の日本とリンクしていて
かなりグッと来ましたよ
3位『愛がなんだ』
片思い映画の巨匠、今泉監督の作品の中でも
「サッドティー」みたいにシナリオを愛でる過去作を超え
成田凌くん岸井ゆきのさん、深川麻衣さん若葉竜也さん
といった役者を愛でる作品として、響きました
4位『チワワちゃん』
90年代岡崎京子先生のマンガを読んでいた時の
あの速度感と情報量が、まんま味わえたので大好き!
下衆い成田凌くんがまた最高!
5位『さよならくちびる』
下衆くない成田凌くんが、門脇麦&小松菜奈という
強度の強い女優さんに振り回されるロードームービー
なんですが、強めの役者を上回る素人なファンの子の
言葉がいちばん胸に来るという逆転が面白かったよ
6位『小さな恋のうた』
モンパチの歌乗っかりな青春バンドものと思ってたら
ガッツリと基地問題を扱った硬派な「沖縄映画」でした。
脇役な山田杏奈さんの中盤からの輝きが凄まじいの!
7位『居眠り磐音』
芳根京子サマ!美しい!!
8位『i-新聞記者ドキュメント』
ここ数年の日本の様々なクズな状況をきっちりと
見せてくれる森監督のエンターテイメント作品。
9位『岬の兄妹』
障害持った妹の売春で何とか生きるクズなアニキ、
という救いようの無い貧困の映画なんだけど
ウンコ攻撃という痛快シーンもあり、心に刻まれました
10位『セフレとセックスレス』
「21世紀の女の子」の中の一遍。文学やアートな作品が
並ぶ中で、ふくだ監督のコレは映画の面白さでしたよ