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世界史問答(世界史漫才再構築版・予告編)
すみません。実は映画『バス男』(今の邦題は『ナポレオン・ダイナマイト』)のマネをしたかったんです。昨日がエンディングであるのは間違いないですが、世界史漫才・再構築版の予告として、「世界史問答」を掲載します。弟子が師匠に問い、それに師匠(老師)が答える一問一答形式です。
このような含蓄のある笑いを加えられたらいいのですが、退路を塞ぎます。
弟子「師よ、ソ連の後継国家ロシアは超大国なのでしょうか?」
師「世界地図が示すように長大国じゃ」
弟子「師よ、アメリカは超大国なのでしょうか?」
師「トランプを大統領にしても世界恐慌が起きないことを証明したから超大国じゃ」
弟子「師よ、トランプ大統領は何がしたいのでしょうか?」
師「お前がスフィンクスでないことに感謝するぞ」
弟子「師よ、なぜアメリカでは人種差別的な発言や白人至上主義団体が支持を集めるのですか?」
師「経済力ではユダヤ系に、頭脳ではインド系に、運動能力ではアフリカ系に、出生率ではヒスパニックに勝てないからじゃ」
弟子「師よ、アメリカの白人警官はなぜ簡単に黒人容疑者を射殺するのでしょうか?」
師「そういう奴が応募し、そういう奴だから採用されるためじゃ。」
弟子「師よ、フランスは大国なのでしょうか?」
師「態度がでかい、という意味で大国じゃ」
弟子「師よ、イギリスは大国なのでしょうか?」
師「地名にグレートがついている、という意味で大国じゃ」
弟子「師よ、イギリスなぜEUを離脱しようとしたのでしょうか?」
師「日本に置き換えると、国会がソウルに、政府が台北に、裁判所が北京にあるような不便さと悪意を感じたのかもしれんのう」
弟子「例え話ではなく教えてください」
師「今回もフランスが邪魔してくれると予想したんじゃろ」
弟子「師よ、中国は大国なのでしょうか?」
師「GDP、国内格差の度合い、面積、人口、態度においてはそうじゃ」
弟子「では、中国は超大国なのでしょうか?」
師「少数民族を合計したら1億人を超える、という意味でなら超大国じゃ」
弟子「では、中国は法治国家なのでしょうか?」
師「共産党に抵抗する人間は放置しない、という意味でなら法治国家じゃ」
弟子「師よ、アメリカは中国が南シナ海に作る人工島と軍事施設をなぜ攻撃しないのでしょうか?」
師「放っておいても勝手に爆発するとわかっているからじゃ」
弟子「師よ、日本は大国なのでしょうか?」
師「大国主命が譲ってくれたらしいから、その意味でなら大国じゃ」
弟子「師よ、日本は今も経済大国なのでしょうか?」
師「国債市場の大きさ、という意味で経済大国じゃ。」
弟子「師よ、”地球儀を俯瞰する外交”とは何なのでしょうか?」
師「”プロ私人”の妻と一緒にマイレージポイントを貯めておるだけじゃ」
弟子「師よ、世襲制の北朝鮮のどこに民主主義があるのでしょうか?」
師「民主を名乗る国は、ドイツ民主共和国、コンゴ民主共和国といい、国民のことは考えておらんのじゃ。自由民主党もな」
弟子「師よ、世襲制で人民を苦しめる北朝鮮のどこが人民共和国なのでしょうか?」
師「人民共和国を名乗る国は皆、個人崇拝じゃ。近くにもっと凄いのがあるじゃろ」
弟子「師よ、どうしてイタリアという国は戦争では節操がないのでしょうか?」
師「イタリア人にとって、戦争はナンパと同じだからじゃ」
弟子「師よ、どうしてドイツはあんなに移民を受け入れるのでしょうか?」
師「空いている収容所がいっぱいあるからではないと思うがな」
弟子「師よ、どうしてユーゴスラヴィアはティトー死後、一気に崩壊したのでしょう か?」
師「ティトーがいたから、連邦が存在しているように見えていただけじゃ」
弟子「師よ、OECDに加盟してますが、韓国は本当に先進国なのでしょうか?」
師「美容整形と少女像製造技術についてはな。」
弟子「師よ、なぜイスラエルはあんなにパレスティナ人に無慈悲なのでしょうか?」
師「アメリカと同じく、悪い先住民しかいないことにしているからじゃ」
弟子「でも元々はパレスティナにイスラエル王国があったんじゃないですか?」
師「旧約聖書に従うなら、そもそもがエジプトからの逃亡奴隷じゃ」