ダメな広告に騙されないで!悪いSEO広告記事の見分け方3点
最近はTV需要が減ってきたと言われます。TV大好き人間の私も最近はYOUTUBEを見るようになり、インターネット需要が高くなってきたんだなーと自分の行動を見ても感じることが多いです。
一方、インターネットは広告の塊で、色々なことを調べたり、コンテンツを見ていたりしたら自然発生的に大量の広告を目にします。
その中で、私が今回お話したいのは、ブログ記事と広告がセットになっているSEO広告記事についてです。
今、転職関連のSEO広告が非常に氾濫しており、思うことがあったのでインターネット上にある転職記事に関して私見を述べさせていただきます。
SEO広告記事の何が問題か?
最初に誤解して欲しくないのは、SEO広告そのものを否定しているわけではありません。
むしろ、SEO広告があることで、広告の手段が増え、経済を活性化させ、色んな会社が色んな商品・サービスをアピールする機会が増えることは良いことだと思っています。
TVCMも新聞の折り込み広告もとにかくコストがかかりますので、お金を持っている会社にしかできないので、広告費を大量にかけなくても広告ツールが増えるというのは非常に好ましいことです。
ただ、それ故に、また転職という分野だからこそ色々な問題が発生していると感じています。では、問題がする背景や、どんな問題があるのかを説明します。
転職関連のSEO広告記事が増えている背景は?
転職関連のSEO広告記事はとにかく増えてきています。では、なんで増えているのかというと「稼ぎやすい」から、少なくとも私はそう思っています。
SEO広告の広告料は成功報酬制で転職サービスの場合「登録」がコストの発生要件になります。
転職エージェントは登録しようが、転職を成功させようが転職希望者にコストが発生することはありません。
化粧品、脱毛などお金を出さないと広告料がもらえない分野が多い中非常に広告料をもらいやすい分野が転職サービスだと言えます。
そのため、転職と検索すれば、グーグルに膨大な数の対象サイトが出てきて、SEO広告の記事が大量発生し、悪い記事も大量に出ているという現状に繋がっていると言えます。
SEOの転職記事で見られる問題
では、実際どんな記事があるのか、私が問題だと感じた記事の事例を紹介します。
・ 宣伝している転職サービスについてよく分かっていない
・ 転職エージェントランキングのランキング基準がよく分からない
・ 他の転職サービスを貶めて、紹介する転職サービスを宣伝している
・ 全て転職がゴールになっている
・ 転職の難しさ、厳しさについて触れていない
・ 転職したら年収が上がると錯覚させている
・ 採用ハードルが高い会社に対して、誰でも転職できる、転職サービスを使ったら採用されやすくなるという訳の分からない論調で記事が展開されている
特に私が愕然としたのは、私が所属する「アージスジャパン」という転職エージェントは良いエージェントなのかを論じている記事を見た時です。
その記事は、HPに掲載している、我々コンサルタントの名前を出して、どの分野に専門性がある、でもwtitterに悪い評判が書いているからこの記事で紹介しているエージェントに登録してくださいという趣旨の記事でした。
しかも、その記事で紹介しているエージェントは悪評が高いところか、全く違う領域で支援しているエージェントだったので、全然分かっていないのに特定のエージェントを貶めるとか何を考えているのだろうと感じました。
素晴らしい記事が多いことも多い反面、ひどい記事も見かけます。本当に転職サービス関連の記事は玉石混合であるということを感じています。
悪いweb広告記事の見分け方3点
では、悪いweb広告記事の見分け方についてご紹介をさせていただきます。
ランキング形式の記事でランキング基準が明確でないもの
転職エージェントで働いている人間なら分かりますが、良い転職エージェントというのは明確に存在していません。
転職エージェントというサービスの良し悪しは、「誰が担当するのか」で良し悪しがはっきり表れます。
例えば、私は転職サイト経由で1回、転職エージェント経由で2回転職(計3回)転職をしていますが、2回の転職はいずれも同じ転職エージェント経由でした。
ちなみに大手の転職エージェントサービスも利用していましたが、他のエージェント経由ではあまり面接が進まなかったし、そもそも紹介する求人が私の求めているものではなかったです。
しかし、私がお世話になったエージェントさん(ほぼ個人事業主の方)は、私のような稀代の暴れ馬みたいな人物をしっかり理解して、良い提案をしてくださいました。
少し話がずれてしまいましたが、エージェントの良し悪しというのは非常に俗人的な問題ですし、相性の問題だとも思っています。
確かに会社組織が素晴らしい転職エージェントが多いのも事実ですし、紹介求人数など大手だから実現できる点もありますが、このビジネスのコアなところは「個人」だと思ってもらって良いかと思います。
転職=パラダイスという図式を作り出すサイト
私がこのnoteの記事全般でお伝えしたいことですが、転職をするとワークライフバランスが実現できて、年収がアップするなんてそんな都合の良い話はありません。
転職はあくまでもきっかけでしかなく、ワークライフバランスも年収アップも、究極は自身の努力や実力によって実現できるものです。ビジネスはそんなに甘いものではありません。
転職=パラダイスという図式を作り出す記事を作り出しているサイトは、転職の実情を示していないと考えますので、悪い記事だと言わせていただきます。
他のサービスを貶める記事
「比較」という手段は、自社の優位性を明確にするため否定しませんが、比較をするためには明確な数値や客観的な証明が必要です。
しかし、twitterや比較サイトの記事から悪評を引っ張ってきて、それを元に他の転職サービスを貶めるような記事は最低だと思っています。
こんなことを言うのは良くないかもしれませんは、多くの転職希望者とお会いすると、経歴を詐称する人、態度が悪い人、年収300万円アップが絶対だとか受け入れがたい人は一定数います。
私は、そういう方に対して「それじゃ転職できない」と容赦なく指摘をします。それが良いのか悪いのかは読者の皆様にご判断いただきたいですが、指摘をすると気分を害す方は沢山います。
結果、公衆便所の落書きの如く「私の希望する求人を紹介してくれなかった」、「的外れなことを言われた」とtwitterで文句を書かれることも当然考えられます。
そんな素性の分からない人の落書きを「根拠」だと言われても疑問でしかありません。
他のサービスを貶めるのなら、客観的な根拠が必要ですが、公表されているデータで他のエージェントを貶めるだけの根拠が揃うとは思えません。こういったサイトは信用に値しないものだと思っていただいてよいです。
まとめ
・ 転職関連のSEO広告が増えているのは、転職サービスの性質が起因している
・ 転職記事が増えることで、悪い記事が増えている
・ 転職エージェントの良し悪しは俗人的なのでランキング化しにくい分野
・ 転職=パラダイスの図式を作り出すサイトは注意
・ 特定のエージェントを貶める記事は信用に値しない
インターネットは非常に便利な情報ツールです。しかし、それ故にいい情報と悪い情報が混在していることも事実です。
私もこのインターネットで色々な情報を発信しているので、自身への戒めとして、またこの業界で働くものとしてできる限り正しい情報を提供したいという思いがあり、本編を作成いたしました。
ご参考にしていただけたら幸いです。
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