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酒の失敗に注意!お酒の失敗で内定取り消しになった話

お酒大好きな人はいませんか?私もお酒が大好きで原則365日お酒を飲んでます。面接の世界でも、最終面接フェイズで、お酒を飲んで会食をするケースがあります。

しかし、お酒はめちゃくちゃ怖いです。以前、私が担当した転職希望者で、内定を取ったにもかかわらず、お酒の席で失敗し、内定取り消しになった事例をご紹介します。

内定獲得に至るまで

仕事術2

内定取り消しになった方のプロフィール、採用ポジションについては以下の通りです。

・ 経歴:秘書の経験の長い30代後半の男性
・ 採用ポジション:会長秘書

非常にしっかりした方で、お会いした時に、この人を採用しないと誰を採用するんだろうと言うくらい、自身をもって企業に推薦をいたしました。

案の定、面接でも高評価で、1次面接から内定まで凄いスピード感で3次面接まで進み、面談から1週間強で内定にまで至る、そんな会心の推薦でした。

内定を出された転職希望者も、非常に良い条件を提示され、2つ返事で内定を承諾されました。私としても早期で成約となり、採用フィー50%の案件だったため会社からは少しヒーロー的な扱いになりました。

内定~内定取り消しに至るまで

クレームTOP

入社まで1週間程度に近づいたタイミングで、採用企業からとある依頼がありました。

それは、日当などが出るわけでもなく、勤務扱いにはできないけど、是非会長の活動について知って欲しいという名目で、地方で行う会長の講演会に帯同して欲しいというものでした。

私としては、給与が発生しないのに宿泊が発生する業務になることになるので、この依頼に合意して欲しいとは思っていませんでしたが、本人からは快諾されたため会長との地方動向が決定しました。

当日になり、地方で一泊して自宅に戻ったことを本人に電話し、確認をし特に何もなかったということを確認したのですが、その後採用企業の人事部長から1本の電話をもらいました。

それは、その秘書の方に対し、採用取り消しにしたい、会長がその方の顔を見たくないと言っているという驚愕の連絡でした。

どうやら、講演が終ったあと、その地域の経営者の方々と会食があったようなのですが、その転職希望者の方が同席した経営者の方々に絡み酒をしたということだったのです。

会長は創業者なので、会長の意見は絶対であり、ましてや社長とあちこち同行する秘書の酒癖が悪いなら仕事にならない、だから私から内定取り消しを伝えて欲しいということでした。

私が会社に相談したうえで下した判断・その後

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私が下した判断は以下の通りでした。

・ 内定取り消しの背景が業務外のことなので、内定取り消し事由として正しい判断とは言えない
・ 私から伝えることは構わないが、解雇予告手当の支払いなど法的に正しい道を検討して欲しいと依頼する
・ 今回の件、入社に至らない以上、入社フィーの請求はしない

もちろん、私だけで決められる対応ではなかったので、社長や上司と相談の上企業側に依頼しました。

また、必要に応じて、上司や、社長に対応をお願いすることも想定していましたし、その承諾を取ったうえで、上記の依頼を採用企業にしました。

その結果、会社側が直接説明をする、解雇予告手当の支払いを行うという判断になり、その日程調整をさせていただきました。

本人も会社側の要望に承諾することになり、解雇予告手当の支払いをもってお互い恨みっこなしで手打ちしたような形になりました。

率直に言えば、会長と懇意にしているお客さんに対し、絡み酒をするという時点でアウトだとは思いましたが、人の仕事が関わっている以上、採用企業の要求をそのまま呑むわけにはいかない、そう考えました。

ビジネスとお酒との付き合い方

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私は結構な酒飲みで、それなりに量も飲みます。お酒のお店も大好きです。しかし、1つ決めていることがあります。

それは、なるべくビジネス相手と酒を飲まないことです。

私が担当している医療機器業界の営業職の方は、医師とお酒を飲んで関係構築をする(俗にいう接待)を行うケースもありますし、仕事のやり方は人それぞれなのでそれそのものを否定はしません。(結果が全ての世界ですので)※近年はコンプライアンスの関係上、かなり減っては来ていますが

ただ、酒を飲まさないと仕事がとってこれないって自分の仕事の価値がないって言ってるのと同じなんじゃないかと私は思ってしまいます。

今回のケースに関しても、秘書に酒の席に同席させる必要はあるのか、はなはだ疑問です。(ただ、それぞれの考えがあってのことなので否定はしません。)

最近はコロナ禍により、ほとんどなくなりましたが、会食形式でお酒の席で面接をするというケースもたまにありました。

お酒を飲むと、その人の本性が出るので、あえてお酒を飲ませて確認をしようというのがハラだと思うのですが、ビジネスに本性を出すことは必ずしも必要ではないと思います。

恐らくお酒を飲む前提で会食をセッティングする会社には私は行かないでしょうね。

お酒は嗜好品であり、楽しむものです。仕事とは切り離したいですよね。もちろん社内の人間で、気の合う人とのお酒は楽しいので、それを断るような無粋な真似はしません。

飲みに行きたくない後輩や部下を誘って飲みに行き、マウントを取るような真似は論外です。お酒を一緒に行って楽しめる人とだけ行けばいいと思っています。

私が伝えたかったこと

・ ビジネスの世界にお酒は原則必要ない
・ 酒を飲ませて人物チェックをする会社は私の中ではありえない
・ 酒は楽しんでたしなむもの、強要すべきものではない

結果が全てなので、接待のような仕事のお酒を全部否定してはいけないということは認識しています。

ただ、酒好きな人間である以上、お酒を面倒だとか嫌な気持ちで飲みたくもないし、酒を飲んで面接の可否を決めるというスタイルがあまり好きじゃないというのが私の私見です。

仕事と酒の付き合い方、みなさんはどうお考えですか?

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