映画を観る、叫ぶ、泣く
先頭の写真にも使っているこの映画を観るのは3度目だ。
これまでの2回は、通常の映画鑑賞と同じ方法でお行儀よく鑑賞した。
この映画は、お行儀よく観るだけでも十分なのだが、やはりライブシーンになると体を動かしたり、声を出したりしたくなる。
最近話題の応援上映なるものに行きたい!
しかし、簡単に行ける範囲での応援上映する映画館が、あまり見当たらなかったので半ば諦めていた。
そうしたら願えばやってくるんだね。
カミさんがどこからか聞きつけて、「応援上映やるってよ。」のLINEが。
その返信に行く意思だけ、確認して、5分後には予約完了!!
そして当日。なかなかの盛況ぶり。
あのタイミングでチケット取らなかったら、空いてなかったかもねぇ。
なんて話をしているとフレディに扮した人がちらほら。
自分たちの前の席の人は普通の格好で来たのですが、おもむろに荷物から黄色いジャケットを出し、着替えていた。なんというか応援上映に慣れてる。
そうこうしてる内に映画が始まる。いきなり面食らうのだが、拍手喝采。
すぐに気づくのだが、字幕で歌詞が出てくる。
なので、セリフの字幕がおろそかになった。
序盤・中盤の音楽シーンでは、応援上映慣れしている人たちが席を立ち
一緒に歌うという感じで進行していった。
私とカミさんは座りながら拍手をして楽しむという程度だった。
これは、いまだに謎が解明できていないのだが、ジム・ビーチが登場するシーンで
プロデューサーに対してセリフを言った後に「マイアミー」と合いの手が入ったのだ。
まるで歌舞伎の「中村屋〜」のような。なんだったのだろう?
クライマックスのライブエイドが始まる。映画を見に来た観客が総立ち。
もちろん私とカミさんもだ。
映画館で席を立つのは、お行儀が悪くてなんだかソワソワした。
ピアノの音が鳴り響く、ゾッと鳥肌が立つ。
声にならない叫びをあげる。手を叩く。
ボヘミアンラプソディからのスタート、歌詞を見ながら観客も歌う。
映画なのに本当にミュージシャンのライブに来たかのような感覚。
最高だ!!
曲は進んで、We are the champions こちらもピアノから、スタート。
隣から鼻をすする音が、さっきまで席の範囲ではあるけど踊りながら
叫んでいたカミさんが突然泣き始める。
私は、泣くというよりワクワクしてライブを楽しんだので、
なんで泣いたのかが分からなかったが、人それぞれ思うところがあるのでしょう。
ライブエイドから、エンドロールのThe Show Must Go Onまで立ち見で
歌いながらみました。
最後に後ろの席から「ヘイ、ヘイ、ヘイ、へ〜〜〜い」とフレディのコール&レスポンスを想起させる声が!
その声につられ、観客全員がレスポンス。
何度かのコール&レスポンスを行なって、一体感を持って終了。
うん中々、体験することのない体験が出来たので満足な1日でした。