「北の大地で待つ試練」~2020 J1 リーグ第6節 vs 北海道コンサドーレ札幌(A)~【プレビュー】
皆さんこんにちは太古の森と漆黒の獣です!
今週も感覚短め連戦連戦です、プレビューレビューいつになったら追いつけるかな~。(涙目)
という訳で今週はミッドウィークにアウェイゲーム、相手は北海道コンサドーレ札幌です!
橋本拳人のラストゲームで16年振りに浦和に勝って、ホッとしたこのタイミングでミシャ札幌とは何かの皮肉ですかね。(笑)
おそらく今期の東京的に相性が悪いと思われる強敵が北の大地で待ち受けています!
そんな強敵について見ていきましょうか!
北海道コンサドーレ札幌~円熟味増すミシャ札幌~
■エンタメ性抜群の攻撃極振りチーム
ミシャことミハエル・ペトロビッチ監督が就任して3シーズン目に突入した北海道コンサドーレ札幌、「ミシャ式」としてすっかりお馴染みとなったスタイルも札幌風にしっかりアレンジされて、どこのクラブのサポーターやファンもいまやイメージは容易い事だろう。
昨シーズンはクラブ史上初のファイナルまで進むが惜しくも優勝は成らず、今シーズンこそは「タイトル」という結果が欲しい年であろう。
懸念された主力の流失も無く、基本路線は同様であるが昨シーズンからの違いを感じるのは「前からのプレス」、ボール保持主体のスタイルに加えて、守備の際には前から圧力をかけていき、高い位置でボールを奪ってとにかく自分たちがボールを支配する時間を長くしようという意図が見える。
開幕はJ2の戦術兵器ことオルンガ砲相手に見事玉砕したが、中断明けは近郊開催の煽りを受けて関東でのアウェイ4連戦を2勝2分と負け無しで乗り切った。
開幕3戦4ゴールの鈴木武蔵が怪我で離脱という痛すぎるアクシデントがあったが、前節のアウェイ仙台では前半20分までに1人少なくなり先制を許すも終了間際に追いつきムードは悪くない、中断後初のホーム開催、地元に帰って来ての緒戦という事でモチベーションは高い筈だ。
リーグ全体の中でもこれだけ攻撃力に傾倒したサッカーをするチームは無いだろう、フィールド上に揃うスタメンで守備に特徴を持つ選手が少なく、一癖も二癖もある攻撃的な特徴持つ選手達が揃っている、個人的に第三者目線で見ていて「面白くしてくれそう」なチームは札幌が飛びぬけていると思う。(笑)
打ち合い上等、昨年のルヴァン決勝で見た方も多いだろうが、嵌れば極上の試合を見せてくれるエンタメ性抜群のチームである。
守備には当然穴もあるし、失点シーンであまりにもアッサリやられるシーンも多いが相手より多く点を取るのがこのチームのコンセプトでもある以上は問題ないのだ!(いや実際は問題もあるのでしょうけど(笑))
今シーズンも色々と楽しませてくれそうだが、自軍と対峙した時にはその攻撃力が怖くなるチームである。
データ~真の天敵は北にアリ~
以下が札幌との対戦成績である。
J2のオリジナル10同士の対戦は東京の方が勝ち越しており、通算の対戦成績では東京に分がある・・・
が、しかーし、直近の5試合では1勝2分2敗と近年は負け越している、特にアウェイでは過去3シーズン3試合連続で勝ち無しと苦手としている、札幌サポーターの後押しもあってその内2試合2度の逆転負けと嫌な記憶持っている東京のサポーターも多いはずである、北海道は観光を楽しむ場所。(真顔)
そして直近の分が悪い理由がこちら
東京とミシャの3クラブに渡る対戦成績を比較してみたところ、24戦で僅かに3勝、勝率は12.5%と圧倒的苦手、前節浦和に16年振りにホームで勝ったのですが、実はミシャがいなくなってからは5分の成績なんですよね・・・。(笑)
このタイミングでミシャ札幌とは「ワシを倒してこそ真の苦手克服じゃよ」と言われているような気になります。(笑)
という訳で浦和という試練を超えたら、ミシャという真の試練が姿を現したような気がする、今回のアウェイゲームです。
~北海道コンサドーレ札幌のココに気をつけろ!ココを狙え!~
■噛み合わせ悪し!誰が誰を捕まえる?
先ずは前節のお互いのスタメンを確認
観ていただいて分かるように、東京がACLでも苦労した3バックが相手になります。
かみ合わないポジション、特にSB前のスペースは間違いなく札幌は狙ってくるでしょう、WBの白井と菅、更にはCBの進藤と福森も積極的に上がってきますので、東京は先ずここのサイドをどうやって対応するのかが鍵になります。
更に片側のサイドを捨てる形の守備をする東京にとって、5人が幅を取って攻撃してくる札幌相手には逆サイドに常にフリーの選手を抱える形になります、これは昨年同様になりますが割り切って中央を閉じて対処するしかないでしょう。
あとはサイドばかりに気を取られているとアンカー脇のスペースをチャナティップや駒井に使われてしまう可能性があります。
この試合から中央を幅広くカバーしてくれていた橋本がいません、人に付くのか?はたまたスペースを埋めるのか、中途半端な対応は非常に危険ですからハッキリと対応したいところです。
そして1番気をつけたいのがゴール近くでのセットプレイ、福森という極上のキッカーがいますので細心の注意を払った対応が求められます。
ジェイが後半に控えているとしたらサイドからのクロスにも要注意ですね!
攻撃多彩すぎだろ、札幌!!
これに鈴木武蔵がいたら背後への裏抜けも気にしなきゃいけないなんてどんだけ~!
■背後を突いて、常に先手をとれ!
東京としてはこの攻撃に対して、受けに回らずに返す刀で仕留めにかかるカウンターが肝になります。
札幌はチャンスも多いですが、非カウンターに非常に弱いです、相手の人数が多いなんて事もざらにあるので、こういうチャンスにしっかり決めきれるか、これが重要になります。
1点差や2点差で受けきるには非常に相性が悪いチームですから、とにかく点差を沢山つけて心を折るくらいの気持ちが大切だと思います。
背後のスペースは必ず空いてきますから、そこを常に狙っていたいですね、東京が得意にする少人数での縦への早い攻撃が間違いなく活きる相手だと思いますので。
殴り合い上等!刺し合いに勝ち切る強い気持ちで!
~両チームの注目選手~
■北の大地で躍動するベテラン達
注目の選手ですが、札幌側で注目しているのは菅野と宮澤です!
菅野はク・ソンユンがいなくなった穴を感じさせないビッグセーブを連発、正直ここまでの試合で菅野がいなければ勝ち点を何ポイント落としていたか分からないくらいの活躍、ベテランとは思えない反射神経で素晴らしいシュートストップを連発しています。
それから現在の札幌のバンディエラ宮澤、他チームからは中々目立ちませんが、個性が強い札幌においては重要で貴重なバランサー&起点役、そして精神的な主柱です。
荒野が出場停止のこの試合では中盤に入るでしょうから、東京としては彼に不自由を強いる展開を作り出したいところですね、個人的に要所でサッカーIQの高さを感じさせてくれる好選手です。
対して東京側で注目したいのは林と永井、最後方と最前線でともに重要になってくるポジションです。
この試合は間違いなく被決定機が増えるでしょうから、33番に祈る機会が多くなると思います、札幌戦ではいつもビッグセーブを見せてくれるので期待しましょう。
永井には勿論背後のスペースを狙う特攻隊長としての気合、まだまだコンディション充分とは言えませんが、毎試合良くなって来ています、昨年はキム・ミンテに押さえられぎみだったので、今年こそは彼を
振り切ってゴールを演出して欲しいですね!
~まとめ~
東京にとっては橋本拳人移籍後のいきなりの試練!
苦手&苦手の札幌戦ですが、ここからは今後を見据えての内容も大事になってきます。
流れは悪くないので自信そのままに北の大地で大暴れしてくれる事を祈りつつ・・・。
お読み頂きありがとうございました!そして試合を楽しみましょう!
※画像作成とデータ引用元は下記サイトを利用
【公式】Jリーグデータサイト
ファンタジーサッカー研究室Jリーグをもっと楽しむサイト
データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
Soccer D.B. : サッカー・出場記録データベースサイト
TACTICALista beta
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?