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"さくら味"の暴力、そろそろやめてほしい


 ※当たり前のことを書きますが、
私が「さくら味」が嫌いすぎるだけの話であって
「さくら味」好きや「さくら味」の商品を否定しているわけではございません。こうした「さくら味嫌いだから別のものを出してほしい」などと書くと、「さくら味が好きな人もいる」みたいな反論(こちらとしては、反論になってない)があるかもしれないと思い、あらかじめ記載します。
さくら味ドリンクを否定しているわけではありません。さくら味にもさまざま種類があるのでその点を述べていることと、あくまでさくら味が嫌いなのは私個人の好みの話としてさくら味は私にとって暴力だという記載の仕方をしています
(注釈をつけないといけないなんて悲しいですね)



 2月中旬くらいになると、
スタバもドトールもタリーズも、

みんなさくら色に染まった新製品時期になる。


見よ、この、ピンクの暴力を。








 タリーズは、いちごだと思ったのに…

さくら香るってどのくらいかな、何味系かな。


ご、GODIVAまで裏切るなんて



 どこか、どこか、

逆にみんなさくら味系やるから

絶対に桜味は何味でも出さない、

我こそは毎年イチゴのみで春を制す


っていうカフェないですか??



結局もともと季節ものをそんなに出さないところへいけと?解っている。それは解っているからいい。行きたかったらそこ行くから。そうじゃないんだ。

さくら味と銘打って、アメリカンチェリーなのが許せないのだ。




 毎年、ちょっとした期待を寄せながら
スタバのさくらFを飲んでみたりしたが、
やっぱり飲めなくてもったいないことに
昨年は頑張って3〜4口くらい飲んだけど
限界がきて捨てた。


 私だって頼む時、店員さんに
苦手な味の系統のさくら味じゃないかどうかを
聞いたけど、


 苦手じゃない人にとっては、

さくら味にも色々あることがわからないらしいと
先日母と話していてわかった。


 私は、桜餅は大好きで、
道明寺は毎年の楽しみにしているくらい大好きだ。


 だから、桜餅味もとても好き。


 一方でアメリカンチェリー的なさくら味?は
ものすごく苦手で時に吐き出してしまうほどだ。


それには、きちんと理由がある。


 昔海外に住んでいた時の、幼少期に何かの薬として出されたピンクの液体の薬のめちゃくちゃまずかった味がアメリカンチェリーだったのだ。


 きっと子どもが飲めるよう良かれと思って
アメリカンチェリー味がついていたんだろうけれど不味くて仕方ない。


 私は、あまり好き嫌いはなく、
好みではない味はあっても、

飲めない食べられないというものは滅多にないのだが、

 その薬は見るのもいやで、飲まなくちゃいけなくて、お手伝いさんや母に舐めさせられては
べええぇっと全部床に吐き出してしまうほど嫌いだった。


 アメリカンチェリー系のさくら味は
あの味がする。
美味しいと思ったことがない。


 さくら味と銘打って出る商品の中に
一定数この、アメリカンチェリー味がある。


 正直もう、アメリカンチェリーみたいな味の桜味なら、アメリカンチェリー系と表記して

これはもう絶対道明寺の味!というものなら


道明寺味と表記してほしい。


 全然異なる味なのに、一律、
"さくら味"なんて表記名、間違えている。


 さくら味といわれてうかべるさくら味は、


 人によって違うのだと痛いほど知った。




苦手じゃない、好きな人にとってはもしかしたら

そんなに区別がつくほどの味の違いはないのだろうか。うーん、


 いや、仮にアメリカンチェリーの桜味が好きな人だとしても、桜餅味(道明寺の味)とさくら味(アメリカンチェリー的な味)は全く異なるだろう。


 昨年は、店員のお兄さんに、
何度も


さくら味って桜餅っぽいですか?
と確認をして買った500円だか600円だかで
買ったさくらフラペチーノ、


捨てたくないしもったいないから頑張って
3口ちょっとくらいは飲んだけど、


我慢ならなくてお店に戻ってすぐに全部
棄ててしまった。


お金も、食材というか材料も、プラスチックのフラペチーノ専用の入れ物ももったいない。


むしろ、ひと口目で無理、無理無理無理

と思ったけれどMOTTAINAI精神で、
頑張って数口飲んだのだ。



 新作フラペチーノはなんだかんだ、
ほぼ毎年(少なくとも2年に1度は)飲んでいるような習慣と(地元にも2店舗もスタバがあり、私の生活圏内でいえば10店舗以上はスタバがあるから)

 今年こそは道明寺の桜餅味かもという淡い淡い期待を抱えて飲んでいたが、


 今年は飲まないと強い意志をもった。
(そして結局今年は飲みませんでした。)


カフェなどに行くと毎回必ず新商品をおすすめされて、

「さくら味苦手なものがあって…桜餅とか道明寺はすごく好きなんですけど、これはどういうさくら味ですか?」と店員さんに聞くと


「桜餅味っぽいですよ」というから

買ってみたりしていたんだ。


でも、さくら味が苦手じゃない人には
わからないんだ。だから期待もしない。
お勧めされても、苦手だから飲まない。

でもまた強い意志をもたないと、
来年も淡い期待をいだいてしまいそうだ。

それなら、こんなことを書かずに
この時期はスルーしておけばいいのは
わかっているのだけれど、
どこかで

ー もしかしたら今年のさくらフラペチーノは道明寺の味だったかもしれない ー


ー もしかして今年のさくらラテは、アメリカンチェリーの味はしないかもしれない ー


なんて期待しちゃったりするんだ。


他人のいう「桜餅っぽい味するよ」が信用できなくなった。


だから、もはや、全国統一で、全人類統一でSAKURA味は、アメリカンチェリー、
道明寺や桜餅の味はSAKURAMOCHI味と表記するとかルール作ってくれませんか??無理ですかね、そうか…




 春も、樹々がピンクに染まるのも、その樹々の下がピンクの絨毯になるのも、桜の花びらの形も、桜の花びらが風に吹かれて舞う様子も大好きで、


 1年を通して1番好きな季節が
桜の花が咲いてから散りゆくまでのあの1〜2週間というほど好きだし、


 道明寺は和菓子界の中でもかなり好きだし、


 梶井基次郎の『桜の樹の下には』も
坂口安吾の『桜の森の満開の下』も
小説の中でトップに入るくらい好きだし、


絵画も、桜の絵を描いたものは結構好きで


 さくらを歌った歌は
嵐もSwish!も坂本冬美もいきものがかりも福山雅治もあいみょんも、ボカロも、もちろん森山直太朗も、とくに知らないコブクロの歌でさえ好きな方なくらい桜が好きだけど


さくら味


 さくら味の、

あのアメリカンチェリー系統だけは
本当にいただけない。


 さくら味のドーナツとかだったら、
まだそんなに味がしなければ食べられたけれど


 結局、今年はどこの桜味も飲まなかった。



 けれど、今年のスタバの新作みたいに、
上に生八ツ橋と白玉まで乗っているとなると
生八ツ橋好きとしては食べてみたくなるのだ。


 トッピングの生八つ橋と白玉、
他のフラペチーノにも追加で注文できないからやめた。

そしたら、バニラフラペチーノとかで注文して
上だけ食べてから、バニラフラペチーノを楽しむんだけどな。


 今年のさくらフラペチーノは、
さくらパウダーとストロベリーをベースに
白玉と生八つ橋が乗っていておまけに、
シェイブチョコとチョコソースで満開の桜が表現されたデザインがあしらわれ、
さくらカシスストロベリー白玉フラペチーノなるものも販売されていた。


 あの、魔の"さくら味"でなかったなら、
他はすべて大好物なのに。。生八つ橋なんて
それはもう大好きなのに。


 さくら味のパウダーが邪魔すぎる
(元も子もない)



 さくら味は今後は、せめて、

さくら味(アメリカンチェリー)

桜餅味(長明寺風:いわゆる関東の桜餅)

桜餅味(道明寺風)

さくら味(本物の桜の花を入れました)

みたく全国統一で、

表記できる味にしてわけて記載してほしい。



 桜が近づく季節になると、春のあの、

桜の咲くほんの数週間の短い時間が待ち遠しい。

どうか散るまで雨が降りませんように、

嵐がきませんようにと毎年願い、

裸ん坊のさくらの樹がだんだんと

芽吹いて、少しずつピンクが増えていき、


満開になって、そしてだんだんと葉桜が増えて


ピンクと緑が混在する時を経て葉桜になってしまうまでのあのすべての期間を、


冬には、素っ裸だった樹々に少しずつ芽が出てきて、やがて花びらが一枚ずつ開いていき、

こちらの桜はすべて花が開いたけれど

こちらの花はまだ八分くらいみたいな

そういう期間を経て、一瞬の満開の桜を楽しみ、風に吹かれて桜の花がふわっと舞うさまなんかを感じながら、あの時期独特のさくらの香りと風の匂いと、


さくらの花の、満開までの時の流れとともに、少しずつ少しずつ太陽のある時間が長くなり、気づいたら少し暖かくなり、


さくら味が発売される2月頭には、

今年もやっと冬の終わりが見えてきたと思いながらもヒートテックを着てニットにスタンドカラーコートで防寒していたのに、桜の樹が色づきはじめた頃にはニットが薄手になり、やがてトレンチコートになり、気づけばジャケットになり、冬ニットが春ニットになり、そして桜の終わりころには春ニットからブラウスになっているくらいの、


そういう洋服が少しずつ変わっていく様が好きだ。

桜を通して感じながら、暖かさとともに、

日本では

新年度、

新しい季節

新しい生活

新しい道

と、1月1日とはやや異なる

"新たな気持ち"で、


陽気な気候の訪れとともに、晴れやかで爽やかでフレッシュでピンク色な気持ちにさせてくれる桜の咲く春がくる。



 その春の到来を予告してくれるのが、

早すぎる桜味商戦で、だから、気持ちがわくわくして、どうしても今回こそはなんて、期待してしまうんだろう。


 そして、さくら味という新商品に、

春がもう目の前であることを感じたくなって注文して、飲んで「だめだ、これは苦手なやつだ、まずい…」となって打ちひしがれていたのが私だ。


 あの、アメリカンチェリー的なさくら味が好きな方は多くいるだろうから、無くして欲しいとは思わない。



 ただ、さくら味の表記を


アメリカンチェリー系

桜餅(長明寺風)

桜餅(道明寺風)

(とくに、食感が異なる場合は、

長明寺風か道明寺風か知りたい)


と記載してくれたらとても嬉しい。


 もし道明寺風が大成功しているさくら味が出ていたら、桜の時期にもうさくら味は飲まない買わないと決めた私は爆買いするかもしれない。


 たぶん、道明寺は大好きだけど

長明寺はまあまあ?別に好きでも嫌いでもない、

でもアメリカンチェリーは本当に苦手



みたいな私と同じように、さくら味の系統によって好きと苦手が混在している人でなければ全くわからずどうでも良いことなんだと思うが、


私のよう人はきっと一定数いるだろうから、

この表記が入るだけでさくら味失敗したとかまずいとか、逆に、さくら味は今まで買わなかったけれど今回のさくら味は道明寺味だったから本当美味しかった、みたいなこと、少なくないんじゃないだろうか。




 今年も

あと1ヶ月弱ほどで、
(追記:もうすぐ咲き始めますね)


桜の樹を見上げながら、その足元で、

この樹の下には屍体が埋まっていて、地面から吸い上げられた"血"が桜を、えもいわれぬさくら色に染め上げているのかもしれないと、想像する季節がくる。


 いつもより寒かったような気がする2021-2022の冬。冬が寒かった年に暖かくなって一気に咲く、休眠打破した桜は一気に咲けばいっそうきれいに感じられるだろう。


 スタバの、生八つ橋だけ食べたいから

やっぱりトッピングとして別売りしてほしかったな。


 さくら味ばかりで2〜3月頭のカフェは
楽しくない季節だったけれど、コロナ禍でほとんどでかけなかったし2月はコロナ蔓延防止で出勤停止になってしまって全然外に出なかった。



 そろそろ近所の桜が芽吹くかも。
 桜が咲きはじめる季節は一年で最も好きだ。



 さくらがやっぱり待ち遠しい。

(これは、2月の、真夜中3時頃に、さくら味の広告の"暴力"によって、脳内がピンクに侵されたなかで書きました。)


#さくら味

#桜餅味

#桜ドリンク

追記:3月下旬になり、さくら味前線から
各社いちごフェアに変わってきたので、
ついに私も春爛漫!

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