31歳、崖っぷち女
昨夜は、父が帰ってきたけれど、母がかなり体調悪く、家族も早めに寝静まったので、わたしも珍しく眠くて23:58就寝した。
0時前の就寝は、なかなかに早い。少し前まで1時目標、2時くらいにやっと寝られる、睡眠時間が、仕事の時4時間半くらい、仕事のある日も仕事後に昼寝したり、休日は、12時頃まで寝ていたのが嘘のよう。
8:30目標でポケモンスリープをつけて、8:18起床。ゆっくり起きて、準備して朝ごはんを食べて9:00に家を出る予定だったけれど結局9:30頃に家を出た。おかげでお店に着いたのは10:30過ぎ。
11:30まで1時間お店にならんでやっと座席取りの予約ができた。予約時間は18:00。席時間が18:00〜18:50の50分間だと告げられる。この50分間のために、1時間もならんで?さらにそこから6時間半待って?普段の私ならしないけど、なんかすごく行きたかったんだもの。なんでかわからないけれど。
今日は洋画の気分だったから朝から、Michael Jackson、Bon Jovi、と流したら、そのあとのシャッフルがおすすめになって突然SpotifyがOwl CityとかTalor Swiftとか江南スタイルとか、流してくる。懐かしいにも程がある。10年以上前のプレイリスト。耳に入れながら、ここに並んでいる若い女の子たちは、こんな歌知らないんだろうなと思う。
前に並んでいる女の子2人のうち、1人の子がモデルさんかなというくらいの超絶ハーフっぽい美人。
若くて可愛い。
並んでいたのはami paris。
ami parisのポップアップ日本上陸。しかもカフェには、dacōのパン。むしろこっち目当て。働いてないのに?と思いつつでも、どうしても行きたかったから朝から起きた。
10:30から並んでやっと取れたのが18:00のカフェだから、商品が残っているのか甚だ疑問だ。
ひとまず、もらってから、商品見ますか、と言われて2階に上がる。可愛いニットとかあって、ちょっとやっぱり年齢層的にわたしは超えちゃったかなと思いながら、値札を見る。96800円。
店を見渡すと、カフェの予約をとった後の若い女の子たちが、ニットとか買っていく。ついでに、朝イチのカフェが取れた子達も次々カフェで買っていく。
31女は、10万円のニット買えないわ。
店員さんにお勧めされるけど、考えますって言ってる40〜50分でお店を出た。とはいえその時点で12時過ぎ。
予約を取るのにこんなに時間がかかると思っていなくて、朝イチで予約をとったら、豊洲に行って帰ってくるか、池袋のNissyのサインを見にいくか考えていたけれど何も決まらなくて結局13:00前。仕方なく表参道のスタバへ。
アールグレイティーラテオールミルクとホワイトモカケーキ。
朝から色々でぼーっとした頭に糖分補給。
家から持ってきていた、読み終わった本を整理しようと取り出してもう一回少し読みながら本の感想を書く。
14:00過ぎ。
何かをしていたようでこんなに何もしない1日があるだろうか。
友人の紹介で見学に行くことになった職で、履歴書を持ってきてくださいと言われていたのを準備しなきゃなと思い今一度会社を調べて志望理由を書いてPDF化しておく。14:43
先日読んだ本をもう一回読んでいたら、となりのお客様が変わってカップル 2人が座った。歳はちらっと顔を見るに20代中盤。24〜25歳くらいに見える。いや、見えるで言わせてもらうと22歳くらいに見える。メゾンマルジェラとブシュロンの紙袋。
いつ結婚した報告を出すのがいいのかという話をしていて、BOUCHERONで指輪を作ったらしく、嵌めてみている。
これも、羨ましい。
31歳独身女のわたし、96800円が自分の2ヶ月分の給与だよ。
自分という人間が世間ずれしていることを、今日2回も実感させられる。
どんなに高齢化社会でも、生活していて話をする働く店員さんやお店に並ぶお客さん、隣に座る人、街で目にする人のほとんどが、自分より若い人が多くなってきた。
そして、結婚しました、出産しました、の報告も年下の子達がふが増えている。
彼・彼女たちが、きちんと生きてきていることも頭ではわかっているし、ちゃんと働いていることもわかっているし、それが世の中の当たり前なのもわかっている。
そして、自分はその、当たり前ができない人間として生きていて、彼女たちが選択できるものを選択できない人間で、それは自分の責任なのだと思い知らされる。
隣の彼が「これで大きな買い物は一旦…」という。彼女が「そうだね、一旦」と返す。
結婚指輪については詳しくないけど、というかリングについて詳しくないけれど、BOUCHERONの結婚指輪は、たぶん安くても15〜20万、高い物だと80万くらい。物によるだろうけど。
10万円のニットどころか、ami parisの3万円のピアスすら買えない31歳の女、自分のこどおば度を思い知らされる。
働いてたら、買えるんだよ
母によく言われる。ずっと言われてる。
その言葉の、「働いてたら」を、こんなにできない自分は、なんなのだろう。
結婚、という言葉が、30歳の時よりずっと遠くなった。まだ淡く、もしかしたらいつかはするかもと思っていた結婚とか出産とか、そういうものが、
もう自分の人生のなかで、選択できないものになっていることを、最近よく考える。
正社員になって、毎日働いて、給与を得て、自立するということが、どうしてわたしにはこんなにも困難になっているのだろう。
他人と自分の人生は、同じじゃないから、と言われても、みんなそれぞれの人生があってそれぞれのタイミングがあるから、とか言われても、
やっぱり、自立とか働くとか、結婚とか、そういう人生の節目においては、ある程度「このくらいの時期に」というのがあると思う。
いや、まあ結婚に関してだけは、子どもさえ考えないなら何歳になってもいいと思うけれど、
就職はやはり18〜25歳くらいまでにしておくべきで、
29歳くらいまでには完全に自立した大人として順調に貯蓄して生きているべきで、
子どもを産むことを考えての結婚なら、女性の場合やはり大卒以降なら24〜30前後くらいまでには結婚するとして、平均して3年くらい付き合って結婚するとしたら、やはりどう考えても20代の中盤から29歳までには生涯を共にする人と恋愛関係または結婚を前提とする関係である方が望ましいと思う。
31歳。しかも、前に恋愛したのは5年前。
それだけでも、勇気が出なくなるのに、おまけに自立できないどころか実家住み無職非正規雇用、親に借金あり。貯蓄なし。こんなの、大人じゃないし、自立しなきゃ結局何も始まらない。自立のためには、安定した収入が必要で、現状のわたしでいうなら結局、正規雇用で転職を成功するほかない。
友人の働く保育園のパート採用の履歴書を作ったけれど、本当にこの道に行っていいのかと思う。
ずっと現実的な行動に落とし込めなかった地方移住も、やっと最近になって少し考え始めたら、31歳、職歴なしでは地方で仕事を見つけられない。
東京で生きていけない人間が地方で生きていけないと突きつけられた。
大学院修了から6年と7ヶ月半。もうすぐ満7年になってしまう。この先、今の状態で今より状況が良くなることはない。
パート採用されている場合ではない。親が言う「何の職でとかこだわらず正社員になれ」は、正しいと思う。
「選ぶな」「選んでる場合じゃない」って言われた。
でも、違うんだよ。
「選べない」んだよ。
もう、選択肢がないんだよ。
ここからどう正規雇用を勝ち取るのか、どう自立を勝ち取ればいいのか、考えても選択肢がなくて、そこで勝ち取れないから、他の一切(たとえば恋愛や結婚とか、たとえば自立して一人暮らしとか、例えば地方移住とか、)何もかも、わたしは選べないんだよ。
どうやって生きていけばいいのか全然わからない。
成長速度が人の2/3のペースだとしたら、わたしはやっと20歳そこそこのレベルに達したところで、いや、18歳とかから働く子もたくさんいるから、そういう子達と比較したら15歳くらいで、成長速度1/2なのかも。
だとしても、社会はそんなの許容しない、わかっている。
みんなコロナ禍が潰れたのは同じだった。どんな歳の人にもそれぞれのキャリアやタイミングで失われた時間があった。
でも、コロナ禍(ここでは2020春〜2021末とする)の間に26歳から28歳になってしまったあの間、ただ目の前の仕事を探すことに必死で、何も得られなかった間に失ったものの大きさに、今気付かされる。
ここまでくるのに本当に時間がかかった。
本当に苦しい時間を過ごした。(もちろん趣味とか楽しみはたくさん作ったけれど、苦痛が増えるほどそれらも増えて、それらのためにお金を準備するのも大変だった)
でも、全部自己責任なんだなと改めて思う。障害や病気があっても、体調が良くなくても、キャリアを得られなくても、仕事が得られなくても自立できなくても、全部自分に返ってくる。
考えるのが、周りの人より遅くて成長が遅いそれも、結局人よりそういう成長がゆっくりなら、それだけ機会を失うかもしれないことも自分に返ってくる。
31歳になってからこの2ヶ月で、
「わたしには、子供を産んで育てる未来はないかもしれないな」と強く思うようになった。今の年齢と状況を考えたらその確率は高いと思う。
でも最近、「わたし、結婚できないだろうな」とも思うようになってきた。それはまだ、打開したい気持ちが残っているから、まだ今からでも変わるしかないけれど。
以前に友人とももちが言っていた優先順位の話を思い出す。
①時間
②お金
③対人関係
④やり甲斐
わたしは、何を優先して、何をちゃんと得てきたんだろう。
全部は選べない。だから一つだけまたは2つ選ぶ、他を捨てるんだよ。
たぶん、2018既卒から2020年まで時間と対人関係を選んできた。対人関係の整理に時間がかかりすぎたのかもしれない。
そのためにわたしは何もかもを捨てすぎたけれど。失敗しながらそれらを得た。2020年から2024年のここまでもやはり時間と対人関係を選んだ。で結局お金を稼ぐことにコミットできなかった。自立することに。
今からだって遅いけれど、これから先今より若いことはないから、
これまで選んできた意味での「時間」(自分のためだけに使う時間、自分の身体や心に余裕を持つための時間)だけでなくて、(この先のやるべきことややりたいことを失わないための)「時間」に注力し、「お金」を稼いで自立していくなかで、新しい「対人関係」を得ていかないとずっと今いる空間や社会の中にいたら、たぶん何も変わらない。
場所を変えたら自分が変わるわけではないけれど、わたしみたいな人間は、周囲の人間の意識が素晴らしかろうとなかなか動けないのに、周囲の人間が「まあ仕方ないよね」「私たちが悪いわけじゃないものね」って流れだと絶対に流される。
何にしても「お金」がなくて選択肢が狭まり、お金で買えない時間や年齢という制限に次々引っ掛かるようになってきたから。
今だってもうほぼ無理になってきているけれど、後1年以内に、正規雇用されなかったらたぶん本当にどの職でも、一生正社員になることはできない。自立ができない。今わたしは、自分が想定している以上に崖っぷちだ。
そう考えていたら、やはり次の仕事にすべきは、保育士を目指すわけじゃないんだから保育園でいいのかと思う。
この7年間、本当に苦しかった。辛かった。でも、7年間動けなくなっていく間に失ったものは本当に大きかった。今目の前を生きるのに必死で精一杯で何も将来からの逆算ができない間に、失ったものも多かった。今、保育園で働くのは、正直、来年度の仕事がないという目の前からの起点だけれど、幸い、まだ今の仕事を辞めるまで4ヶ月ある。もう4ヶ月しかないけれど、まだ4ヶ月ある。
転職活動もかなり難航していて、仕事に就ける保証がなさすぎるけれど、まだ31歳だから、本当に33歳や35歳になってしまう前に
お金を得る仕事を、優先しよう。
自立の仕方がわからないから自立できていないから、は?と言われるかもしれないけど友人を頼ろう。
なんかノリでカフェにきたけれど、こういうことを考えるための時間を作れて本当に良かったと思う。