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人生を変える30日チャレンジ❽


マスクをする生活になってから
化粧をしなくなった。



仕事は、華美な化粧などはいけない
職だし、マスクも外すことがないので
化粧をしていないのは特に何も言われることはないし、


もともと肌が弱い上に、マスク生活になって一層肌荒れが悪化したし、
ジムに通い始めてからは、
ジムにいくから余計に化粧をつけずに
基礎化粧品だけつけたら
何もしないで仕事に行っていた。


児童にもそれがばれていて
小学2年生男児に、
「先生がお化粧した顔みてみたい」
と言われていたが相変わらず私は
ノーメイクで仕事をしていた。


眼鏡をかけているし、
化粧をしていっても、
つけまをつけるとか、
アイシャドウやアイライナーを
ガッツリ入れるとか、
コンタクトにするとかしない限り
友人にすら、しててもしなくても
あんま変わらないよね、
と言われる私は、化粧をして
とても変わるのは眉くらいで
だから余計にいつもしていなかった。


マスクずれでただでさえ
肌が荒れているからしなくなった。

化粧してきて!と
言われるようになる前には
「先生眼鏡とると、
目がすごく大きくなるから怖い」と
言われていた。


もともと生まれた時から
眼は小さくない方なのだが、
目が悪くなってからというもの
私は自分の目が大きいと思ったことは
なかった。


眼鏡をかけていると、
度が強いからか実際より
目も小さく見えるらしい。




その眼鏡をはずすと、
目の大きさがずいぶんと変わるようで
眼鏡をかけた私より
裸眼の私の方が目が大きく見えると
知った子どもたちは、お化粧したら顔がさらに変わってみえる、
ということをわかっていた。



いつも化粧をしないと、
化粧の習慣がないもので、
毎度仕事に行っては、


「先生、
今日はお化粧してきた!?」と

ワクワクして寄ってくるその男児に
言われるまで忘れる。


しかし、ついにその日の前日、
「先生、明日はお化粧してきてね、
わかった約束だからね!
ちゃんとメモしてね!」と
何度も念を押された。


その日、午前のジムが終わると、
近くのビルのお手洗いに入って、
誰もいないのを確認してから
ワークアウト用マスクをとって
下地とファンデーションと
チークを塗った。



この時期は外でマスクを少し外す
ことすら悪いことをしているようで、
ドキドキしてしまう。


下地とファンデーションと
チークを先に塗った私は、


マスクをつけてから目の化粧を
はじめた。なんだかいけないことを
している気分で、
全然丁寧にやる気持ちにならない。






あまり目立たない色のアイシャドウと
カーキのアイライナーを
少し下がり気味に長めに引いて、
薄茶のアイブロウをした。




あまり外でお化粧をするのは
好まないのだけれど、
ワークアウト前に家で化粧をしてくる、
というのも何だか違う気がして、
結局はこのタイミングしか
お化粧時間はなかった。


少年よ、化粧をするのも、
色々気を遣うんだぞ。




でも、久しぶりに化粧をしてみると
ちょっと特別な日みたいな気もして、
マスク越しににっこり笑ってみた。


DAY8
「大きく口を開けて 
もっと笑う」


ささっと化粧をして、
口は何もせずにマスクをつけた。
入ったお手洗いのビル内に
SABONがあるから、
そのビルのお手洗いには、
SABONのシャワーオイルが置いてある。それで、いい香りだぁ、と、
少し時間のあった私はお手洗いを
出たところのSABONに入った。


実は、フェイススクラブは
SABONのものを
使ったりしたことはあったのだが、
ハンドソープとボディソープを
ずっとSABONのものにしたくて、
でもなんだか、自分で買うには
ご褒美すぎる値段で、
学生の時から手が出ない。


それでもコロナでよく手を洗うように
なってからは、石鹸、
自分の好きな香りが
いいな、なんて思うこともあって
(家の石鹸だって、結構いいかおりで好きなのだけれど、)


前々からMy Hand Soapでも
買おうかしらなんて思っていたし、
シャンプーとトリートメントは
自分専用を使っているのに、
ボディソープは持っていないから
前々からボディソープも自分専用に
しようかしらなんて考えていたのだ。

いろいろな香りを試して、
ラベンダーアップルと
ジャスミンの香りが気に入った。


アロマオイルや
アロマキャンドル、
ハンドクリーム、香水、

結構香りものは好きだ。


香りを楽しんでいる私は
うきうきしていて、
あっという間に電車の時間が近づいて
焦ってお店を出た。


仕事に就くと、今日は
特別仕事は多くなく、一緒に働く
同僚も仕事のしやすい方だった。


子どもたちに挨拶すると案の定、
「先生、化粧してきた!?」
と例の男の子が入ってきて、


「なんだ、ガッキー似てないじゃん」
と言われる。



「ガッキーに似てるなんて、
わたし一言も言ってないよ〜」と返す。
待って待って、わたし
そんなこと言っとらん、



勝手にがっかりすな!

心の中で大声で突っ込む。



マスクをしていると、
そもそも「大きく口を開けて笑う」
というのは難しい。

心の底から笑いたいけれど、



教育にずっと生きていても、
わかっていても、子どもたちの
生意気さに辟易する期間というのは
半年に一度ほど定期的にくる。

今日、それがきた。


私も、私の兄弟も、
生意気な子どもではなかったし、
小さい頃にレストランやお店にいっても、何時間の待ち時間や、
母の組んだ鬼のような
旅スケジュールも幼少期から
みんなついていくのが当たり前で、
足が疲れたとか、眠いだとか
ましてやお店を走り回るとか、
勉強を放り出すなんてなかった。



宿題は学校がおわったら
真っ先に終わらせて、
習い事の前に全ての宿題は
終わらせる。宿題が全て
終わるまでは決して遊ばない、
友達と約束をしていても。


宿題をやっていかない、やらない、
などという考えもなかったし、

好き嫌いもなかったし、
食べ物を残すなんていう考えも
なかった。



兄は、3〜4歳から
私と弟のお手洗いやお風呂、
着替えの世話をするほど
しっかりしていた。

そういう兄を見て育った私も、
わがままを言ったことはない。



弟は末っ子だから私から見れば
甘えん坊でわがままだと思っていたが
教育界で働いてみる子どもたちに
比べれば非常にしっかりしている。


そんなことを考えていると、
やはり同僚の先生が、
2人で仕事をしている時に
こそっという。

「時代なのかしらねぇ、
自分勝手というか、躾がないというか、、ねぇ」という。

そんな中で仕事をして
やっと帰路についた私は、
帰りのバスの中で、つーっと
涙を流している自分に気づいた。



私は人から言われるマイナスな言葉や
人が発するマイナスの気をかなり
吸収してしまう。


最近、また心が不安定な状態や
自分でもわからないけれど、
心が大きく揺れている感じが強く、

ちょっとしたことで
あっという間に何かが壊れる。


気を回すと一層で、
今の仕事はかなり気を遣っているのだ
と自分でも強く実感する。


「今日笑ったっけな」



ふと思い出して口をいーっと
いっぱいに開いてみる。


「今の仕事、次の契約更新の
期間までに別の仕事を見つけて
やめようかな」



そんな考えが過ぎる。


もともと、
現在の非正規の仕事をしながら
転職活動をしているので
契約期間を目処にしているのだけれど



これまで半年以上ここで働いていて、



教育業界ではもう3年半以上いて、
それもそれなりの期間続けている仕事で初めて


「こんなんなら、教育の仕事嫌だな」とはっきりと思ってしまった。



そんな自分にびっくりした。



そんなことを思いながら
帰宅した私は、



夜ご飯に松坂牛のオムライスを食べて
思わず笑みが出て、
ころっと気分は良くなった。





美味しいものを食べれば、
機嫌が良くなるんだから、
私なんて簡単な人間だな。




今日、やっと心から笑った。

大きく笑った。

DAY8気づき


・大学生くらいから、何も考えずに楽しく過ごす、ということはなくなった。したがって「本当に心から笑う」
という回数も減っている。

・特にここ4〜5年、心身を壊してから笑う回数も減ったし、人と会っている時は楽しそうにしていても、ひとりになった瞬間にとてつもない落差で落ち込む。

・子どもというのは可愛いものだが
他人の子でも週に2〜4回しか会わなくても、会うたびにイラっとすることは教育に生きていてもある。当然ある。
毎日、誠意を込めて対峙していれば
疲弊するものだよ。

・心から笑うのに最もいいのは
「美味しいご飯」

・自分の好きな香りはやはり大事。

チャレンジ8日目で、
チャレンジをはじめる前は
最も「これが1番楽じゃん!」
と思っていた。

「大きく口をあけてもっと笑う」が
これまでの8個のチャレンジのなかで
最も難しかった。

#人生を変える30日チャレンジ

#大きく口をあけてもっと笑う



余談
 この日は、父が
仕事だと言って隣の部屋でずっと
2時近くまで電話をしていた。
いや、正確にいうと
この日だけではなく
真夜中に海外にいる部下の方から
電話がかかってくるのはしょっちゅうなのだけれど、
睡眠不足による過労で2度
倒れたことのある私は、
お医者さんにも
睡眠不足にならないよう、
睡眠の質を担保するよう
強めに言われている。

せっかく1時に
ベッドに入ったというに、
この日は父が電話をしている声が
壁伝いに響いていて、
眠いのに全く眠れず、
その後やっと3時前に眠れた私は
翌日はたっぷり5時間寝て
8時に起きた。

やっぱり、こういう小さいことでも
ストレスが溜まる私には、
笑顔で過ごす、は難しい。

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