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2019年9月14日。それは“永遠の愛になる恋”のはずだった…


St. Valentine


もうすぐ2月14日。
バレンタインデーが来る。
私には、 恋人は、 いないけれど。
好きな人は、いる。

バレンタインデーが近くなると、
やはり言うべきか、、なんて
そわそわしてしまう。



バレンタインデーは、もともとは…
という話もしたいところであるのだが、

 興味を持っていただいた方のために……。

バレンタインデーは、端的に言えば
人が殺された日である。


話すと長くなるので、
興味のある方は、
女神ユーノーの祝日」の話と
ローマ皇帝クラウディウス2世の
婚姻禁止とキリスト教司教
バレンティヌスの慈悲
」の話を

キーワードを検索して
一度はバレンタインデーの由来を
調べていただきたい。
 


そんな日だが、とにもかくにも、

日本では、バレンタインデーは、
巧妙なお菓子の会社の戦略により、
チョコレートなどを、
(最近は義理チョコ、友チョコ、
自分チョコに限らず増え、
その延長と、時代の変革により
女性から男性へ
という形も消えてきたと信じたいし、
そう思うけれど)渡す日、

一般にはまだ、やはり
女性が、好意を持つ男性へ渡す日、
といった認識が強い。


だが、今日の話のメインは
そのお返しの日として
認知されているホワイトデー。



  3.14 ホワイトデー


バレンタインデーが、
日本ではそのような認識として
浸透したことで、
そのお返しとしての
“ホワイトデー”が、
2月14日の1ヶ月後、
3月14日に設定されている。


 欧州などでは、そもそも
バレンタインデーがお菓子商戦では
ないし、女性→男性へ、という構図
もないため、ホワイトデーという
慣習はおよそ日本に特異なものだと
考えられる。(近年では、
他のアジア地域にも波及している
そうだが。)

 

 3月14日がホワイトデーとして、
設定された経緯は、諸説あるようだが、
福岡市の老舗菓子屋「石村萬盛堂」が、

「君からもらったチョコレートを、
僕の優しさ(マシュマロ)でお返し
するよ」と、チョコ餡を包んだ
マシュマロを1977年に考案。


  その翌年1978年3月14日に
「マシュマロデー」をスタートさせた
とする説があるそうだ。

(こういう日と
関係があるのかはわからないが、
Mr.Childrenさんの歌にも、
「Marshmallow day」という歌が
あるらしく、男性から女性への
熱い想いを歌ったものだそう。)


 または、ホワイトデー公式サイトによれば、1978年6月に、バレンタインのチョコレートのお返しに、キャンディーを贈る日として、3月14日を、
ホワイト(純愛)の意味を込めて
「ホワイトデー」設定した、
という説もある。

 こういう経緯で、ホワイトデーの
お返しの品がキャンディーだという人がいたり、マシュマロだという人がいたりするようだ。


3月14日、3.14

 
 さて、世の中には、この3月14日に
籍を入れようとする人がいる、
という話を聞いたことがあるだろうか。そして、その理由は
ホワイトデーだからではない
という話をご存知だろうか?


 ご存知の方は、
3.14、それがホワイトデーではなく、
円周率の話とお察しかもしれない。



 

 小学生の時、算数で、
円について学んだ。

 コンパスを使って半径の長さを決め、
くるっと回せば円や、扇型がかける。


 そして、その円や扇型の面積や
円周、弧の長さを求めるときには
「半径×半径×3.14(正確に言えば、
半径×半径×3.14×360°/360°(=1))」(円の面積)、

または弧の長さであれば
「直径×3.14× n/360°」(半円なら180/360だから約分して1/2、
中心角150°の扇型なら直径×3.14×150/360)となる。


 この、円や弧の公式に出てくる
3.14という数字は、
円周率と呼ばれるもので、算数から
数学になればπとされるが、

 
円周率
率というからには、
割合を示しているのである。

 何の割合かというと、
「直径と円の周りの長さ(円周)」
の比率
である。


 ちなみに、直径とは
円の端から円の中央を通って
反対側の端まで引いた線の長さ
」、
円周とは
円の端をぐるりと一周した長さ
(キダー&オッペンハイム, 2018. p.318)
だそう。


さて、
円周は、直径の何倍か、を測ってみると
およそ3.14倍だそうだ。

およそ、という言葉がポイントだ。


 小学校ではこの円周率、
3.14で終わっているが、実は円周率が3.14 という割り切れる数ではなく、
3.14159264....と永遠に続く
ということを大人であれば
多くの方がご存知かもしれない。


入籍などを3月14日にこだわる人は、

この、「永遠に続く」という

意味を込めて、3月14日に、

籍を入れたり愛を誓ったりする人が多いそうだ。

 

 そう考えると、
とてもロマンティックな方が多いなと
感じる。

 ちなみに、日本では、
ホワイトデーの他に、この3.14は
1999年に、「数学の日」と定められている。

 もう一度、算数の話に少し戻ると、

円周率は、非常に興味深いもので
同じ数字の繰り返しになることなく
永遠に続く無理数
であり、
古代バビロニア人や
古代エジプト人の時代にはすでに、
円周率の存在がわかっており、
今の3.14 の近似値が出ていた
とされる。
(キダー&オッペンハイム, 2018)

歴史も深い。


現在、
スーパーコンピュータで、
3.14159265...と続く
円周率の小数点以下は、

米国時間2019年3月14日に、
アメリカGoogle社が、
クラウドコンピュータサービスを用いて
31兆桁まで計算し、ギネス記録を更新したとのこと。
(参考したい方は、
上記に貼ったリンクを見てください。
著者 2019年1月14日記事閲覧。)


ちなみに、この31兆桁の数字、
正確に言えば31兆4000億桁
数字、言い終わるのすら33万2064年
かかるそうだ。
なんと果てしない…



直近の恋の話

 

 
 皆様あまり関心ないのは
わかっていることなのだが、
永遠の愛の話も出たことだし、
ほんの少しだけ私の直近の、
過去の恋愛の話をさせてほしい。

 

もう別れてしまったのだが、
2019年9月14日は、
私にとって先日まで
付き合っていた恋人と、
付き合い始めた日
だった。
(このようなプライベートな話は
出さないつもりだったが、
あまり運命的なタイミングだったので
熟考の末、書くことにした。)


 特別、2019年9月14日が
選ばれたわけでもなければ、
たまたまの流れで2019年9月14日に
そういう(付き合う)流れになったのだが、

タイトルに書いたように、

この2019年9月14日。

いや、 20190914は、

**本当なら特別な日だった“永遠の愛”になるはずだった。 **

こんなことを書くと
重そうにみえるが、
これは、その恋愛が、過去になった
ここ1ヶ月弱で気づいた話なので
算数の話だと思ってきいてほしい。


 なぜ、タイトルに書いたように
“永遠の愛”になるはずだったのか。

 

 それが、この
「20190914 と表記した数字と
円周率」の話
になってくる。


円周率と恋


  公益財団法人日本数学検定協会は、
生年月日の8桁の数字が、
円周率πのどこに存在するか、
というものを検索する
アプリケーションを開発し、


円周率πの

小数点以下(.14以下)に

現れる連続した8桁の数字で、

現代(1900年1月1日以降)の

最初の生年月日(生年月日、と

記されていたが西暦ともいえる)が、

20190914=2019年9月14日

**ということが明らかになったと発表した。 **


(ちなみに、このアプリの検索によると、
アインシュタイン、イチロー選手、
徳川家康といった偉人の生年月日も、
円周率の中に存在するそうだ。
偉人は何かもってうまれたものが
やはりあるのかもしれない。)

 20190914は、
小数点以下244桁目で、


西暦1年1月1日から
2200年12月31日まで範囲を広げても、
円周率に存在する年月日は、
159桁目に、西暦284年10月27日が
存在し、

2番目にくるのが、
この2019年9月14日
だそうで、
近現代ではまさに、
最初で最後の日
だと考えられる。

 

 そんな日に付き合い始めた彼
(とは言ってもこの円周率に
気づいたのは別れたあとなのだが、)
とは、

円周率が無限に続くように、
特別な縁で、
永遠の恋になる“はずだったかも”
しれない。


 実際、年齢も年齢だった
(結婚なども視野に入れるような
年齢だった)ことや
付き合い始める前から、
素直でいられた点など踏まえても、
そして今では分からないが、
彼自身が、
「結婚も視野に入れるくらい真剣だよ」と言っていた点など踏まえ

少なくとも私は、
彼を好きになり、
真剣に交際しようとしていたし、
実際していた(つもりであった)。


 ただ、無限に続く円周率のようには
いかず、3月14日どころか年明けることもなく終わったのだが…笑。



この数字(円周率と20190914)に
気づくより前に、
この恋愛の経験から私は
「お互いが大切にし合う努力」を
しないと恋愛って続かないよね、
なんてことを学んだけれど、


永遠なんてものは、
結局、天のいたずらによる出会いの先は

お互いの、努力が必要なんだなと思う。

天の与えた出会いのあとは、
努力、努力をし尽くした、
誠意の限りを尽くした結果に
出たものはやはりそれも天の定め

そういったところであり、
でもそのためには、
もうわたしにやれることはやった、
きちんと誠意を尽くした、と
言い切れるだけの
自分でいる必要
がある。


 この話は、もう既に、恋愛として
“終わった“話で、私も
整理がついているし、
次に進んでいるから書いているので、
円周率の話にそんな奇跡を
見つけた奴がいた、と
笑って読んでほしい。


 今年は、好きな人に
(その、付き合っていた彼ではない)
とても、このバレンタインデーに、
チョコレートを渡す勇気などなく、
”チョコレート商戦にあやかった告白”は
できないまま終わりそうだけれど、

 ホワイトデーには、
この3.14のもつ魔法にあやかって
まずは気持ちを伝えてみることを
考えてみてもいいかもしれない。

そして、今後、恋愛したときは、
縁があったときは、
もっとちゃんといろんなことを
「言葉で伝えたい」。
いや、縁を結ぶためにもまずは
自分から伝える
ことが
必要なのかもしれない。


天に、永遠を、
終わらない、永遠に続く
縁になることを願うのは、
その後の話なのだろう…

神様、どうか、わたしに、
勇気を!!!!!←

参考
トップ画像

https://www.photo-ac.com/main/detail/341160?title=ハート(2020/1/30)

ホワイトデー画像

http://img01.gahag.net/201603/05o/gahag-0062829056.jpg
(2020/2/3)

公益財団法人日本数学検定
https://www.google.co.jp/amp/s/www.atpress.ne.jp/news/193264/amp
(2020年1月28日閲覧)

ほか画像、写真にURL添付

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ゆかまる
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