メニュー考案で大事な事。
こんにちは(*^-^*)
新潟でパティシエをしていますT.Suzukiです☺️
今回は3回に区切り、メニュー考案について書いていきたいと思います。
他店様にお声をかけて頂くことは、本当に感謝しかありません。その上で、いつも全力で取り組もうと努力しています!
…ですので、その取り組みを今まで商品化してきた例も含め、説明していきます。
まず前提として考えなくてはいけないこと、それは…
「お客さんが欲しい商品か?」
…これを、その店舗における様々な事情を加味して、作り上げて行きます。
中でも私自身が大切にしていることは、大きく3項目に挙げられます。
①商品の意図
②どんな見た目にするのか
③お客さんの買う目的
それでは、見ていきましょう。
①商品の意図
お菓子の味、香り、食感といった、その物の個性を際立つ商品としたときに、「何故、これを作ったのか?」を、説明出来なければいけません。
大事な商品の方向性ですからね。。
この意図で特に考えなくてはならないのは…
商品名から、お客さんが食べたときに全体が想像出来る物か?
例えば、今までに無かった様な、見たことも聞いたこともない商品であれば、どんなにお金と時間と労力を使っても、まず売れません。
(確かに、人口密度が高くて飲食店が非常に多く立ち並ぶ街でしたら、効果は少なからず有ります。)
しかし、メニュー提案において依頼されることは、往々にして「多くの人に売れる商品」なのです。
そこで大事なのは…
「商品の構造は普遍的であっても、作り方がより専門的。または高度である」
といったスタイルで取り組み方を提案します。
よって、ここでまずは、味わいにおける差別化をはかります。
更に…
季節
客層
立地
流行
競合店との差別化
食材
…etc…
(この辺は、当たり前ですね(..))
これらを加味してつなぎ合わせて、よりオリジナリティを提案します。
例1
A社による依頼より、「柔らかいマドレーヌ」
どこにでもある商品ではありますが、やはり他店にはない物としてお話を頂きました。
まず取り組んだのは、「A社の工場の製造ラインで作れるか?」を検証しました。
その上で、今までのA社のマドレーヌと、提案する配合の違いを考慮しました。
結果、カステラのような卵が香り、柔らかく、素材を感じられる商品として、リニューアルしました。
決めては、生クリームと強力粉のバランス。見た目はそのままなのに、食感や味わいや香りは別物になりました。
意図を納得してもらえたら、その次に行きます!(…余談なのですが、ここでまず依頼主様に理解されないと、話が前に進まない。。。つらいですね。。。(・・;))
さて、今回はここまでにして、次回「見た目」について考察します。
本当に久々の投稿でした。(;・ω・)次は早めに記事を仕上げたいと思います…
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました❗