たった5つの原則と7つの実践をすれば、どんな人でも外国語が話せるようになる。〜 クリス・ロンズデール〜実践方法とは?

心理学者クリスロンズ・デールは、Youtube動画の "How to learn any language in six months | Chris Lonsdale | TEDxLingnanUniversity"で、たった5つの原則と7つの実践をすれば、どんな人でも外国語が話せるようになる。と述べています。実際どのように”5つの原則”と”7つの実践方法”を活用するか。その効果的な練習方法も合わせてご紹介します。

心理学者クリスロンズ・デールは、中国へ渡航し2年でネイティブレベルになることを目標設定し、見事に成功しました。彼はその時に、5つの原則と7つの実践方法を見つけ出しました。

外国語学習をスピードアップするには、テストの点や机の上で勉強した時間は関係ないようです。

では、何が重要なのでしょうか。

言語に才能は関係ない!原則に則って効率よく学べ


もしあなたが何年も日本語や英語を勉強していて、才能がないと言われたり、上達しないから諦めようと思っていたら、それは間違いです。

言語学習に 才能や環境は、必ずしも関係しません。
1:才能は関係ない。テストの成績や点数は関係がない。

2:日本に行かないと日本語が話せない。と思っているのは間違いです。日本へ行っただけでは日本語は、話せるようにはなりません。溺れている人が泳げないのと同じで、泳ぎ方を知らないと意味がないのです。

では、テストの点数や日本に行くことよりも、重要なことは、何でしょうか。

原則1:窮地に立たされるほど、早く言語を覚えることができる!

Principle #1: Focus on the language content is relevant to you
原則1:自分に関係のある内容に集中せよ。


自分に関係のある内容とは、生命に関わるような内容です。明日プレゼンテーションを日本語でしなくてはいけない。自分が話す言葉がない国へ行く。と言ったような危機に陥った時に人は力を発揮します。どんな情報でも自分の生命に関わることなら注意を払います。
同じように自分の目標達成に役立つ情報なら、注意を払うし、記憶にも残るのです。

原則2:言葉は道具です。「これは何?」など簡単で使える言語を覚えるのが第一歩。ネイティブに聞けば10倍の言語が返ってくる!

Principle #2: use your New Language as a tool to communicate from day 1 !!
原則2:初日から言葉を道具として使え。道具は使うから覚える。


道具というのは使うことによって学ぶものであり必要な道具ほど早く覚えるのは皆さんご存知の通りです。言葉を道具として使うとしたら、一番使える言葉から覚えていきそこから広げていくのが大事と彼は言っています。

例えば、これは何ですか?意味は何ですか?この言葉は日本語で何と言いいますか?どうやって使いますか?などを覚えるのが言語を広げていく第一歩です。

原則3:ジェスチャーや表情に集中すれば、後から言語はついてくる!

Principle #3: when you first UNDESRAND the MESSAGE
then you will acquire the language unconsciously.
原則3:メッセージを理解すれば、自然とその言葉を習得している。

伝達内容を前もって理解しておけば、言語は無意識のうちに身につくということです。ジェスチャーでメッセージを理解すれば、後から言語を無意識のうちに身についていることが多いのです。

原則4:単語を何回も聞いて、同じように発音すること!

Principle #4: Language is not about accumulating a lot of knowledge but is rather a type of physiological training.
原則4:外国語の学習は知識の蓄積ではありません。語学習得は筋トレだ!


言葉が聞こえなければ理解もできず、理解できなければ学べません。
音を聞き取れなければ何も始まらないのです。聞き取れるようになる方法は肉体的トレーニングと彼は言っています。外国語学習も筋トレと同じで、聞き取れるようになるまで、何度も聞いて、顔が痛くなるほど話したり練習したりしなければいけません。

原則5:リラックスした状態で、わかる言葉を拾っていく。100%単語を理解する必要はない。

Principle #5: Psycho- Physiological state matters!
原則5:心理状態が大事!

楽しく、リラックスし、脳からアルファ波が出て、好奇心を感じるなら言語を素早く学べるでしょう。

特に不完全でも気にしないことが、大事だと彼は言っています。
100%理解しないと気が済まないというタイプなら外国語を聞くのは堪え難いストレスになります。完璧に理解できないことに終始苛立ちストレスになるからです。

わからないところがあっても気にせず、わかる部分に注意を傾けて語学学習に集中すれば、ストレス状態より確実に伸びると彼は言っています。

これらの原則を踏まえ、7つの実践方法についてご紹介します。

実践1:外国語をたくさん聞くことができる環境を作る

Action #1 - Listen a lot たくさん聞くこと

学習している外国語をとにかく、たくさん聞くことができる環境を整えてください。

理解できるかどうかは、問題ではありません。

言葉のリズムや繰り返されるパターンに注目するのです。目立つ言葉に耳を傾けて、言葉に浸るのです。

実践2:ジェスチャーや表情に注目して、言語のパターンを活用する

Action #2 Use Body Language
身振り、手振りのジェスチャーを使う

言葉より先に意味を知ること!と言われると意味がわかりません。単語もわからないのにどうやって?と思うでしょう。でも、ジェスチャーや表情に注意を払えば、自然に言葉は覚えていくと言っています。

人間のコミュニケーションは多くの部分身振り(ジェスチャー)で行われます。Body language で多くのことがわかります。

さらに、すでにあるパターンを利用すれば言語は伸びると言っています。

例えば、

現代日本語の辞典は、収録語の6割前後が中国から由来してできた言葉です。ベトナム語も中国語が6割から7割でできていると言われています(30%mandarin・30%Cantonese)。そのため、ベトナム語と中国語、日本語はある一定のパターンがあるという事を理解すれば、言語学習のパターンとして応用することができます。

原則3:覚えた単語を応用する

Action #3 start mixing!
覚えた単語をつなげて、使うこと


これは英語の場合ですが、動詞10個と名詞10個と形容詞10個だけで、1000個の文章が作れます。 10 Verbs X 10 Noun X 10 Adjective = 1000 sentence!!
言語を使うというのは、創造的な行為なのです。

赤ちゃんは、ぼく おふろ すぐ そうやって意思伝達します。想像的に組み合わせて楽しみながら言葉を使うのです。完璧じゃなくても伝わればいいのです。

原則4:よく使う言葉から覚える!

Action #4 Forcus on the Core!
大事な言葉から覚えるべき!

英語は1000語の単語で日常会話の85%をカバーできます。3,000語あれば日常会話の98%をカバーできます。
3000語知っていれば英語は話せるということです。それ以外はオマケのようなものです。大切なのは、日常会話の1000語を使いこなせるようになること。そこから3000語を使って会話ができるようになればいいのです。

難しい単語ばかり書いていても、話せるようにはなりません。

原則5:言語の親を見つける

教师节

Action #5 Get a Language Parent
言語の親を見つけること

子供と親のやり取りを思い浮かべてください。

小さな子供が話すときは簡単な単語の簡単な組み合わせで話します。
文法や発音が変なこともあります。
他の人には意味不明かもしれませんが、親は理解します。

親は身振り手振りで、ジェスチャーを使って、子供がわかるような簡単な言葉で優しい言葉で話します。理解可能なインプットのある安心できる環境を手に入れるのです。

この方法はうまくいきます。そうでなければ、誰も母国語を身につけられないでしょう。「外国語の親」となる人はあなたに関心があって、対等な立場で接し、あなたが理解できるように気を遣ってくれるような人です。まず、重要なことは、配偶者は適格ではありません。

「外国語の親」の条件は4つあります。

1・あなたのいうことが変であっても理解しようと努力すること
2・あなたの間違いを無理に訂正しないこと
3・あなたが言ったことをどう理解したかフィードバックを返し、適切な答えや正しい言い方がわかるようにしてくれること
4・あなたにわかる単語を使うこと

実践6:顔の動かし方(発音)を真似る

Action #6 Copy the Face
顔の動かし方を真似ることです。

筋肉を正しく動かして正しい発音をする必要があります。ネイティブの会話を見る機会があれば顔の動きをよく観察してください。あなたは正しいと思って発音していてもネイティブには通じてない事を理解してください。
ネイティブの口の動きをよく観察し、使っていない顔の筋肉を使いながら発音しましょう。

実践7:感覚や記憶と言葉を連動させて覚える

Action #7 Direct Connect to Mental Images

ほとんどの外国語学習者がするのは、母国語と日本語を平行に書いて、記憶するまで覚えます。

皆さんも少なくとも一度はノートに単語を書いて覚えたことがあると思います。

これは非常に非効率です。

あなたの知っている単語は全て、心の中にイメージや感覚があります。

例えば、「火」について話すとき、煙の匂いや、火が燃える音、炎が見えるでしょう。

つまり、イメージやそれに関する記憶から入って、別の経路から出すのです。「同じ箱(脳のイメージ)」から入って「別の道」を通って言葉を発するのです。

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元からある自分の内部のイメージから直接日本語に関連づけるのがだんだん上手になってきます。
何度も繰り返すうちにこの作業が上達し、無意識にできるようになります。

これらを踏まえると Tieng Nhat Minato はとても効率よく学べるオンライン教材です。
なぜなら、動画を利用しているので「口のうごき」を注意してみることができます。それに、スロー再生でゆっくり、リラックスした状態で練習ができます。動画数は1000件が全てさまざまな日本人が話す新鮮な日本語です。日本に行かなくても、たくさんの日本人と話す擬似体験ができるのです。

また、オンラインレッスンやFacebook messangerなどで録音したものを送ってもらえれば、日本人がチェックして、あなたの発音を直したり、アドバイスしたりしてくれます。

日本人とたくさん話せる環境に置くことができれば、それはとてもいいことです。でも例えば、日本人の先生とのマンツーマンレッスンは高かったり、きちんとした発音を習うのはベトナム人の先生は適切ではありません。皆さんも、5つの原則と7つの実践方法を使って、スピーディーに日本語を身につけましょう。

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