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目覚めのひとこと

ちょっと利率がいい定期預金」とミスリードされるまま、全く必要のない個人年金保険(一時払い1000万円)の契約をしてしまったカモ。同時に勧められていた「20年後に(ドルベースで)倍以上になる!!」おいしい外貨建保険も検討していた。この時はまだ銀行を信じ切っていて、個人年金保険は定期より利率が良くて良いものを契約したと安心していて、ドル建保険も真剣に検討していた。
検索というのは不思議なもので、組み合わせるワードに自分の心情も現れる。カモられているつもりなど全くなく、銀行を信じ切っている時は、色々言葉を変えて検索しても「デメリットもあるがメリットも大きい」みたいな記事ばっかり目にすることになる。
それでも怪しさ満点の外貨建保険、悩みに悩んで、どうせ参考にはならないだろうけど、5ちゃんを見ることにした。

0005 もしもの為の名無しさん 2018/05/31(木) 22:08:07.06

保険を掛けてるんじゃなくて実質的には為替相場を張っているという意識が希薄すぎるんじゃない。
こういう人達はあまり同情する気にはなれないよ。

「外貨建て保険」の恐ろしい闇
保険業界α@2ch掲示板
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/hoken/1521960948/l50

このひとことが私にとっての目覚めの言葉でした。名無しさんありがとう。
これは名前は保険だけど全く保険じゃない、ギャンブルみたいだ、まるで賭け事だと思いながらも、何か決定的な理由が分からずにいた。

為替相場を張っている

ああ、そうだ。ひとことで表すとコレだ。

実はカモ、ちょっと記憶が曖昧になっていて、この発言を見たのがドル建保険の契約前か契約後かはっきり思い出せない。
契約前に見ていたら、カモは銀行員様に「為替相場を張ってる様なものだから」って言ったと思うんだけど、そう言った記憶はない。「賭けみたい」で「全く予測が付かなくて分からない」と言った覚えはある。その発言に対して銀行員様はきちんとした回答をしてくれなかった。まあ、実質契約者に対する保険ではなく、仕組まれたギャンブルなんだから微妙に話をずらすしかないよね。そして何故か中途解約前提みたいな話になってた。
特に納得できるご説明があった訳ではないのに、契約しちゃったんだから、この言葉を見たのは契約後、クーリングオフ前だったのかな?と思ったりもする。
だけどこの言葉なしに薄らぼんやり「こんなどうにも出来ないギャンブルより、つみたてNISAの方がまだマシじゃない?」ってだけで、とっても信用のある銀行様に電話して「今日予約してたけど、ドル建保険やめてNISAにしようと思うので…」なんて言わないとも思う。
いすれにしろ、この言葉がモヤモヤを吹き飛ばして、シンプルな解決を与えてくれたのは間違いない。

銀行で勧められる保険は名前は保険だけど、少なくともカモにとっては要らない保障に見えない手数料を払う謎の金融商品でしかなく、実態は全く『保険』じゃない。保障があっても要らない保障なんだから。
この素人に為替相場を張らせる外貨建保険も、ドル建保険の契約前は完全に安心し切っていた個人年金保険も、契約者にとっての保険ではなく、保険会社と銀行にとっての保険だよね?
保険会社は運用なり為替なりのリスクに対して手数料という形で保険料を受け取ってる様なものじゃないですか。手数料という名の自分達にとっての保険料をせしめて安心して運用できる。もし利益が大幅に出ても契約者に還元する必要はなく、自分達が儲かるだけ。多少マイナスになっても自分達はせしめた手数料で損しない様に仕組まれているのだろう。破綻して救済会社が現れたら(破綻しなくても吸収合併とかで?)一方的に契約内容を見直して条件変更して通達すればいいし、最後には保護機構とやらが9割未満を補償する、つまりは最低額の保証は全くない。1円も返さなくても問題ない。返す必要も義務もない訳だ。そりゃあ信頼できる保険会社ならそんな極端な事考えなくてもイイでしょうと思うけれども、このメガバンク様お勧めの信頼できる保険会社がカモには全く信頼出来ない。その話はまた後日。
では、銀行はどうか。普通預金に置いておかれたら、まあ利息は殆ど付けなくていいとしても自分達の儲けにはならない。それを保険会社にごっそり移させて、契約時とその後の手数料をずーっと頂いて、銀行にとっては良い事しかない好都合な保険。販売する保険の全てが銀行にとってはお宝保険てヤツなのかもしれない。

銀行は保険契約を取る事しか頭にない

積立ならタイミングを見計らっても意味がないというのは分かる、でも今のこの円安、一時払いでドル建保険の契約をするにはどう考えても不利なタイミング。外貨建保険擁護派の保険大好きな人がいたとしても、円安に一時払いでドル建なんて勧めないでしょう。

ところが銀行はカモが不利だろうが損しようが、そんな事一切お構いなし。
銀行様にとって生命保険は手数料収入を保障してくれる有難い保険。契約者が保険を必要としているのかしていないのか、そこは問題ではない。カモのライフプランニング?知ったこっちゃない、勝手に自分で考えろ。
むしろ保険を必要としていない人に一時払いで不要な保険を契約させるのが効率がいい。「定期預金より利率が良い」ってだけで、後は銀行の信用を武器にリスクをうまく誤魔化しつつ誤認させて、勝手に勘違いしたカモに非があると突っぱねられる土壌を整えて契約させればお仕事完了。保険の数だけ銀行が受け取る手数料保障は増える。

…なんだか疲れてしまったので、メガバンク銀行員様による雑な「お得ですよ説明」と「逆にタイミング悪いことを暴露してしまっているお話」と「損益分岐点っておかしくね?」って話はまた次回。
あれか、つい長くなってしまうのがいけないのか。1トピック1記事を心がけよう…。

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