オムライス屋さんは奇跡だ
メガバンクにカモられて失意のカモ、今日は相続登記が完了したので法務局へ書類を取りに行って、その後お昼をひとりで食べた。
相続登記の方は、提出書類に不備があって、翌日追記に行ったんだけど、ちゃんと当初の予定通りの日程で仕上げてくれた。アホカモの為に余計なお手数をおかけしてしまったのに有難い。
そして、海鮮のお店で賄い丼を食べようと思って行ったら…なにか様子が変。いつも出てるメニュー板が出てない。その代わりに「閉店のためご自由にお取りください」と食器が積み上げられていた。ここのところ何もかも値上げで、良心的な値段で頑張ってくれていたのに…やっぱり厳しかったんだなあ。ほんの数日前にお刺身定食を食べながら、次来た時は何を食べようなんてメニューを見ていたのに。あの時にはもう閉店が決まっていたんだな。お店の人たち、見かけによらず(失礼)皆さんよく気が付く方達だった。ありがとうございました。
今日は駅ビルもまさかの閉館日だったし、カモはランチする資格もないのかも…とか凹みつつ(銀行にカモられて以来基本凹んでる)、オムライス屋さんへ行った。
なんかね、メニューにある通りの品物が出てきて、美味し過ぎる訳ではないけどそこそこ美味しくて、ちゃんと記載してある通りの価格で支払えば良いってすごくないですか?生命保険みたいな罠も仕掛けも変動率もなく、値上げや改変はあるけれど、基本は何十年も前から同じで、裏切らない。しかも後払い。店にやって来た素性もわからぬ見知らぬ怪しい客たちを迎え入れ、注文を受けて食事を提供する。その客はお金もクレカも持ってないかもしれないのに。そして明朗会計。書いてあった通りの金額を支払うだけ。なんの罠も謎の仕組みもない。
飲食店って客が善であるという前提で営業している。ものすごいことの様に感じてしまう。
客を疑わずオムライスを提供して、客も裏切らず支払いをして、そして何十年もこの店は続いている。善意の蓄積の上に成り立っている。
銀行にカモられて、銀行とか保険会社って金貸より悪どいなって思う様になった。勿論違法な金貸はお金を貸さずに何か奪ったりしてるんだろうけど、合法な金貸は、まずお金を貸してくれる訳で。あるものを奪い取った挙句にじわじわ搾り取っていくやり方よりマシな気がする。
法治国家というのは結局ずる賢い合法詐欺師が一番得するよね。合法である以上「騙された」訳ではなくて「理解できないまま契約する方が悪い」心情なんていうものは関係がない。
結局「信じていたのにカモられた」なんて相談されても相談を受ける方もどうにもできない。アホなカモは法の下、泣き寝入りするしかない。
それこそなんの非もない犯罪の被害者だって泣き寝入りするしかない事が殆どな訳で、合法な商売にひっかかったカモに救いなどないのだ。
noteは「銀行を信じるな」「銀行は底辺の預貯金さえ狙っている」って書く為に始めた。だからカモられた話に全く関係のないことは書かないつもり。
相談しても仕方ないというのは分かっていて、あちこちに相談して、やっぱりどうしようもなかった。心臓がおかしかった。多分寿命は縮んだ。noteを書いていて心臓は元に戻ってきた(と思う)。まとまらない気持ちをそのままに書いていくだけで、少しは落ち着ける。