美容師の手荒れは防げないのか?
先日、取引先の美容室のオーナー様と会食しながら出てきた話題。
人材確保が大変で、頭が痛い(笑)
毎年この時期に美容学校回りをして、春に入社の人員を確保しているとのこと。
また新卒で入ってきても退職者が出てしまって、毎年この課題が付きまとうのだと。
確かに難しい問題だなと思う。
私自身、美容室の経営を人に任せた一番の原因でもある。
そして毎年美容師志望の若者が減少している。
3Kの代表格である美容師という職業。何とか歯止めをかけたいって業界の関係者はみな思っていると。
でもね
良いところもたくさんあるんですよね^^
ひとに喜ばれる。
女性をきれいにして差し上げられるって、最高な仕事だと思うんです。
それで褒めてもらえて金員をいただけるのだから・・・・・
確かに覚えることもたくさんあって、休みだって少ない。
夜遅くまで練習しないといいけないetc
会食中オーナーと色々なお話ができたのだけれど、社会保険や雇用保険の加入、福利厚生だったり、完全週休2日、などなど30年前、いや15年前なら無いに等しいこの業界。
今でも個人店では実施は難しい・・・
従業員だって、仕事を覚えさせてもらっているっていう自覚?
グレーどころではなくて完全にブラックな部分でもある。
美容室は個人店が多いからっていう口実はどうなんだろう?
会社やお店を経営するという事はそれが法人だろうが個人だろうが人を雇うという事になれば関係ないんだよね?
1人でも従業員を雇い入れ、週20時間以上勤務するのであれば、雇用保険の加入は任意ではなく義務になるって世間の美容室オーナーって解ってるのかなっていう話題になり(笑)
特に節税したくて法人組織にしている美容室、社会保険の加入は義務だということ。
美容の協会?美容師協会?
なんだかわからないけど、しっかりと指導しているのだろうか?
その付けがこの先ドンドン表に出てくるのではないか?
おれには関係ないのかな?
そんな矢先に今日、ある原料会社の営業さんと開発の担当の方で埼玉の工場に原料の紹介に来ていただきました。
この会社のことを少し話すと、もともとは農業、園芸用の肥料を販売している会社で、天然の原料を元に原料を作っているそう。最近とても注目されている”アグリ事業”から化粧品原料を開発しているのだそうです。
弊社ではカチオンのキトサンを使っていますが、このキトサンも北海道から出るカニやエビの甲羅や殻から採取するのだそうです。
また、東北の大学教授で山菜のスペシャリストと共同でこごみ?ゼンマイ?ワラビかな?(笑)
新種のアミノ酸をこの山菜から発見し、そのアミノ酸と炭酸ナノバブルによってジスフィルドではないペプチドの結合に反応していきくせ毛の抑制に関与するのだそうです。その名もL-O-カフェオイルホモセリン、ジスフィルドではないペプチドの結合に反応していくのだそうです。製品開発しようと思っているので試作が始まったらまたレポートします
もう一つは、ローヤルゼリーから成る刺激緩和剤、ロイヤルビオサイト。
ワンちゃんのシャンプーなどに配合すれば、目や鼻に刺激を感じなくなる。美容師の手荒れの原因になる界面活性剤や、染毛剤やパーマ液に対して刺激を和らげるのだそう。
先日のオーナーさんのお話とリンクしてしまい、今度プレゼントしようかと思っています。
【出典:製品パンフレット】
化粧品と刺激って切っても切り離せないもの。万人に対して刺激を示さない化粧品を作ることは不可能と言っても過言ではありません。しかしながらこの刺激が化粧品の製造において最も多い悩みの一つでもあります。
消費者にとって低刺激の化粧品の関心は年々強くなり、敏感肌向けの化粧品のニーズが高くなっています。界面活性剤や防腐剤には、刺激が強い原料が多く知られておりこれらを過剰に配合した化粧品は皮膚に対し重篤な症状を引き起こすことが報告されています。
一方最近では、上記のような強い刺激とは別に、使用者が塗布直後にピリピリした刺激を感じるスティンギングという刺激にも注目が集まっています。スティンギングは紅斑を伴わない刺激ですが、肌から吸収された物質が皮膚細胞の伝達物質を放出させ、感じさせる現象です。
刺激がどのようなメカニズムで発生しているかを検証し、化粧品由来の刺激を緩和させる原料の検索を行いました。その結果、ローヤルに含まれるたんぱく質の加水分解物に高い皮膚刺激緩和作用が認められ、斬新な化粧品原料「ロイヤルビオサイト」を開発するに至りました。
通常、肌や頭皮の荒れを緩和させるためにグリチルリチン酸ジカリウム(甘草)をシャンプーやスキンケアクリームに配合します。
でも肌荒れの予防はできない。あくまでも荒れた肌を緩和させるという観点。
でも、このロイヤルビオサイトはパッチテストなどでアレルギーの反応が出てしまう物質に対して事前に塗布しておくと紅斑や湿疹が緩和されるというもの。
美容師さんの手荒れを防ぐような専用のクリームなんか良いのかも?
サンプルが届いたら時間のある時に処方組み立ててみようと思います。結果次第ではまた記事にします!