泣き続けた夜に
一人でいると、不安はどんどん膨らんでいく。仕事でもいっぱいいっぱいなところに、たった1滴落ちてきた不安のしずく。その1滴で、表面張力ギリギリで耐えていた心のコップは溢れてしまった。
彼が転職をしないと決めた日から、起きている間中泣いている。仕事に没頭することでどうにか気を紛らわしても、休憩時間が来た瞬間に涙が溢れて止まらなくなってしまう。
明日彼に会ったら、不安な気持ちを正直に話そう。だってきっと、彼の顔を見た瞬間にまた泣いてしまうから。
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