書き初め(自己紹介)
2016年。
30代を半ばにして自分の生き方に疑問を持ち、行くあてもないまま仕事を辞めました。数カ月後、父の会社へふらっと寄ったことから、会社を手伝うことになりました。父は高校卒業後50年間、アパレルの世界であるブランドさんから委託を受けて服を作っていました。(いわゆる、下請けです)アパレル業界、私にとっては未知の世界との出会いでした。
最初はショップスタッフとして働き始めましたが、数カ月後色んなタイミングが重なり、私は前の仕事でやっていた経理担当として働くことになりました。
従業員20人足らずの小さな会社。
経理担当でありながら、少数精鋭の組織で実質お金が絡む仕事を一気に背負うことになりました。
そこで初めて、親がやってきた仕事の全貌を知りました。そして、デザイナーやパタンナーといった職人さん達とやり取りをするようになって、「服を作る」という仕事に自分の頭の余白が埋まっていきました。
すると、今まで自分に詰まっていた服への想いがどんどん大きくなっていきました。
2019年夏。
私は40歳を目前に控え、自社ブランドを立ち上げることを決めました。
といいつつ、洋服のことは全くの素人。デザイナーと何度も打合せを重ねて初めてのデザインが固まるまでに数か月かかりました。「ブランドになるまでに何年かかるんだろう・・・」途方にくれながらも、片手では電卓を相棒に本業の経理マンという生活が続きました。
そして2020年春。世界を揺るがす出来事が起きました。
色々な制約ができても、服作りを辞める理由が見当たらなかったので細々と続けていたところ、気付いたら色々な人たちが手を貸してくれるようになり、秋には会社になりました。
新しい仲間と共に迎えた2021年。
これから日々の出来事や思ったことを発信していきたいと思います。
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