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人は中身か外見か

その人の価値を決めるものとして、中身か外見かと議論されることがある。

結論から言うと、どちらも大事ということになる。

中身が大事だという人は、その人の真の価値は外見ではなく、外見以外の部分が多くを占めているということになる。

外見が大事だという人は、その人の中身という見えない部分で価値判断はできないから、まずは外見で判断しようということかもしれない。

これは、理論と感情の判断の違いと言うこともできる。

外見というのは、その人の価値観が反映されたもの、価値観によって作り出せるものと論理的に言うこともできるし、中身がどれくらい素晴らしくても、感情的に拒否感を持たれると、その中身の価値が届きにくくなるとも言える。


クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんはこう表現した。


「デザインとは、一番外側にある内側」


外見は気にしないというのは、その人のその価値観を表現したものだし、外見に対するマイナスな感情を乗り越えてその人の価値を認めさせようとするよりは、感情的な反発を最小にするほうが、中身の価値を相手に届けやすくなる。


中身か外見かという問いには、両方大事だという、なんとも面白みのない結論になるのだが、中身が外見に反映されるような生き方をし、中身が滲み出た外見を受け入れてもらえるのが、一番価値があることなのかもしれない。

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