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【SWSH S22 最終80位 2061pt】黒バドレックス軸

初めまして、はちという者です。
今回、ポケモン剣盾ランクバトルシーズン22において、最終80位という順位で着地することが出来ましたので、使用した構築を紹介します。

お前誰?

第5世代~第6世代辺りまで、ぜろはちとか08とかいう名前で関西のシングルバトルのオフに参加したり、構築記事を書いたりしていました。
ポケモンというゲームは時間をすごくとられてしまうので、年齢と主に追いつけなくなっていき、自然と競技シーンからは離れていきました。
私の過去が気になる方はいないと思いますが、以下に昔の記事を貼っておきます。
https://patchmari08.hatenadiary.org
https://patchmari08.hatenablog.jp


使用構築

①ビギナー~マスター3桁くらいまで

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②最終日

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結果

TN:CloseCombat 最終80位 レート2061pt

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構築経緯①

そもそもポケモンなんてゲーム、存在すら忘れていたところに、旧友のGさんからさながらアムウェイへの勧誘かのような、「今期のポケモンはおもろいぞ」アピールを受け、聞いてる間はふーんと流していたのですが、
軽く調べてみたら、黒バドレックスが早いSからとんでもない火力のゴースト特殊技を打てると知って少し興味が出たので触ってみることに。

Gさんから前期も同じルールだったと聞いていたので、S21の上位構築記事のうち、黒バドレックスを軸にしているものを一通り読み漁り、ゴツゴツメットのダメージと合わせて、H振りザシアンを縛れるこだわりメガネ黒バドレックスを軸にすることに決定。

閲覧した構築記事の中で、ゴツゴツメット霊獣ランドロス+こだわりハチマキ水ウーラオスを並びとして採用し、基本選出としているものが複数見受けられたので、とりあえず使ってみたところ、比較的手になじんだ為そのまま採用。

黒バドレックスはきあいのタスキがもちものの割合として多く、そのままぶつけては不利を取るミラーや、メタモンへの回答が絶対に必要だと感じたため、これまた多くの構築記事の中から自慢の黒バドレックス対策を探した結果、とんぼがえりで有利対面形成ができ、はねやすめによって複数回役割対象への後投げが可能なバルジーナを採用。

ここまでで、イベルタルなどの悪飛行ポケモンが絶望的なことや、カプ・レヒレの処理が黒バドレックスに一任されてしまっていることから、タイプ相性を見てカプ・コケコを採用。

最後に、ゼルネアスやカイオーガに大幅な不利を取っているので、1枚で見た目対応できそうなポケモンとしてナットレイを雑に採用。

構築が完成。


個体紹介① (ビギナー~マスター3桁くらいまで使用)

バドレックス(こくばじょうのすがた)

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おくびょう 175-81-103(20)-215(236)-120-222(252)
とくせい:じんばいったい(きんちょうかん+くろのいななき)
もちもの:こだわりメガネ
わざ:アストラルビット/サイコショック/リーフストーム/みらいよち
※A個体値0~3

・ポリゴン2のアナライズイカサマ 15/16耐え
・A194ゴリランダーのフィールド鉢巻グラススライダー耐え(~172)

構築の軸。
ゴースト等倍の相手を少し削って眼鏡アストラルビットで吹き飛ばす機械。
りゅうせいぐんは打つたびに火力が下がるのに対し、こちらは命中100%で連打できることに加え、突破すればくろのいななきでCが一段階上がる、文字通りのバケモノ性能。
また、みらいよちでの役割破壊が強力であり、みらいよち+後述の水ウーラオスでタイプ受け構築を崩していくことを想定していた。
技構成はラッキー意識のサイコショック、バンギラスへの役割破壊としてリーフストームで落ち着いた。
崩し手段を増やすためにトリックも試したが、一度も打たなかった。このポケモンに限っては、こだわりメガネを手放す行為が弱いような気がした。


ランドロス(れいじゅうフォルム)

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のんき 196(252)-165-156(252)-*-101(4)-99
とくせい:いかく
もちもの:ゴツゴツメット
わざ:じしん/がんせきふうじ/とんぼがえり/ステルスロック

・ザシアンへの受け出しを考え、HB振り切り
・ランドロスミラーで後攻とんぼがえりを期待して性格のんきのS個体値V
 (個体値まで下げるとS無振りのヒードランに抜かれてしまうので下げない)

物理受けクッションとして、完成された性能を持つポケモン。
中盤くらいからこおりのキバを搭載したザシアンが大量発生し、ひどく苦しめられたものの、地面と電気の一貫を1枚で切れる優秀な耐性、ステルスロックによる補助、とんぼがえりから有利対面を形成する経戦能力など、このポケモンにしか出来ないことが多いので、ザシアン受けは最後まで霊獣ランドロスで貫いた。
がんせきふうじが有効に働いた場面は少なかったが、最終日にはヒードランを採用したので、起点に出来る幅が広がることがあるかもしれないと思い、変更しなかった。


ウーラオス(れんげきのかた)

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いじっぱり 185(76)-188(164)-128(60)-*-81(4)-143(204)
とくせい:ふかしのこぶし
もちもの:こだわりハチマキ
わざ:すいりゅうれんだ/インファイト/とんぼがえり/アクアジェット

・HB特化のツボツボをすいりゅうれんだで確定
・A200ウーラオスの鉢巻インファイト 15/16耐え
・A194ゴリランダーのフィールドグラススライダー 15/16耐え
・C177サザンドラのりゅうせいぐん 14/16耐え
 (命中率込みで83%くらい)
・C202カイオーガの雨しおふき 15/16耐え
・準速90族抜き

間違いなく一般枠最強のポケモン。
黒バドレックスとの攻めの相性補完に優れ、どちらかが一貫して受け不能になり、ぶち抜いていく展開が多かった。
特性によって守るを無効化出来るので、こだわりハチマキとの相性もいいし、ブラッキーなどのあくび+まもるに対して、とんぼがえりで確実に逃れることが出来る。また、黒バドレックスのみらいよちと合わせて、確実に1体倒して数的有利を取りやすい点も見逃せない。
構築上、サイクル戦で削って詰めていくスタイルを取っているので、鉢巻によってリーチの伸びているアクアジェットは扱いやすく、構築に不可欠の要素だった。


バルジーナ

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しんちょう 217(252)-85-126(4)-*-161(252)-100
とくせい:ぼうじん
もちもの:たべのこし
わざ:はたきおとす/どくどく/とんぼがえり/はねやすめ

・黒バドレックスへの受け出しを考え、HD振り切り
・たべのこしを持つことで、C217黒バドレックスの+2ドレインキッス→たべのこし回復→+2ドレインキッスを65%くらいで耐える

主に黒バドレックスミラーやメタモンへの回答として採用。
その他、きあいのタスキやこだわりスカーフが多いことを考慮して、悪ウーラオスへ誤魔化しで投げることもあった。
とんぼがえりが出来ることに加え、どくどくやはたきおとすによって、役割対象の裏に負担をかけられるので、替えがきかないポケモンだと感じた。
他の構築記事でも散々触れられていたので今更かもしれないが、無振りサンダーの10まんボルト程度ならはねやすめ連打で受けられる程の耐久なので、崩し手段としてのどくどくは本当に優秀だった。


カプ・コケコ

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ようき 177(252)-138(20)-106(4)-*-119(188)-171(44)
とくせい:エレキメイカー
もちもの:混乱実(バンジのみ)
わざ:ワイルドボルト/しぜんのいかり/とんぼがえり/ちょうはつ

C147カプ・レヒレのムーンフォースに対して
 ・最高乱数+最高乱数+最高乱数-1より全体ダメージが低ければ3発耐え
 ・最低乱数+最低乱数でバンジのみ発動
C183イベルタルに対して
 ・あくのはどう(ダークオーラ) 4発耐え(3回目でバンジのみ発動)
 ・デスウイング 5発耐え(4回目でバンジのみ発動)
 ・あくのはどう(ダークオーラ) 2発+デスウイング 3発耐え
 ※デスウイング 3発→あくのはどう(ダークオーラ)はバンジのみが発動せずに落ちる可能性あり
・最速ウツロイド抜き(ランクバトル向けのために欲張り)
・余りをAに

構築できつめなイベルタル、ガラルファイヤー、こだわりスカーフサザンドラなどに後投げでき、且つカプ・レヒレを処理できるポケモンとして挙がった。
ただし、構築の後半に採用されるポケモンは、基本的に穴埋め要素が強いので、求めている性能を満たせていないが、仕方なく採用しているような感じだった。
最初は役割対象が特殊に寄っていることから、とつげきチョッキでの採用だったが、壁展開や受け寄りのポケモンなどの変化技を制限するちょうはつが構築のどこかに欲しかった為、耐久面は混乱実で誤魔化すことにした。
みらいよちでムゲンダイナ+バルジーナ+ラッキーを崩そうと考えたときに、バルジーナからラッキーに一貫を取る必要があったので、物理技のワイルドボルトを採用しているが、2発程度ならバルジーナに余裕で受けられてしまうので、ワイルドボルト→はねやすめ→ワイルドボルトでHDバルジーナを落とせるくらいまでAに振った方がよかった。


ナットレイ

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なまいき 181(252)-129(116)-151-*-169(140)-22
とくせい:てつのトゲ
もちもの:ヨプのみ
わざ:ジャイロボール/パワーウィップ/はたきおとす/でんじは
※S個体値0〜3

・201-141ゼルネアスをジャイロボール+A188水ウーラオスの鉢巻アクアジェットで確定
・C198ゼルネアスの+2ドレインキッス(フェアリーオーラ)+きあいだま(ヨプのみ) 確定耐え(~178)
・C202カイオーガの雨しおふき 2発耐え(~180)
【補足】201-141ゼルネアス
・ようきA特化+1ザシアンのきょじゅうざん(リフレクターあり)+でんこうせっか(リフレクターなし)を確定耐え
・いじっぱりA特化+1ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっかをリフレクター下で確定耐え

主にゼルネアス軸、カイオーガ軸に対して投げていくつもりの採用。
ゼルネアスはともかく、カイオーガに対しては相当怪しいので、勝率はそこまでよくなかった。
その他に対しては基本的には選出しないが、ザシアン軸にカプ・レヒレ、ゴリランダーのような並びで採用されている場合に、まれに投げたかもしれない。
ゼルネアスに対して役割遂行出来るようにヨプのみを持たせているが、おかげでウーラオスに対面で勝てたりするので、案外もっと選出に絡めてもよかった気がする。
黒バドレックスの取り巻きで、こいつだけとんぼがえりが出来ないので、起点にされないようにケアする必要があり、クッションとして扱うにも難しかった。


構築経緯②

上記の構築にて久々のランクバトル。
マスター帯までは比較的すんなりいけたものの、有利と考えていたザシアン軸、ムゲンダイナ軸のうち、ザシアン+ポリゴン2+サンダーに対して無限の択が発生しており、立ち回りがあまりにも窮屈になっていることと、ムゲンダイナ+バルジーナに対してみらいよち+カプ・コケコの対面を作っても、バルジーナが交代せず、ワイルドボルトを耐えてはねやすめしてくるようになり、思うように崩せなくなってしまったことで、3桁~4桁を行ったり来たりするような状態となった。
どの構築にもしっかり黒バドレックスを受けて返せるポケモンや、こだわりスカーフで上からあく・ゴースト打点で咎めてくるポケモンが採用されており、黒バドレックスがこだわりメガネを持っていることがあまり有効に働いていないと感じた為、最終日に方向性を変更。

対面性能の向上と、わるだくみによる崩し性能に期待して黒バドレックスきあいのタスキへ。

相手のこだわりスカーフ持ちに対して苦しい立ち回りを強いられていたので、カプ・コケコこだわりスカーフにして、上から行動できるように。

また、ムゲンダイナに対して有効な駒が少ないことで、黒バドレックスの負担が大きくなっていること、ポリゴン2を起点に裏のザシアンサンダーに負担をかけられることから、ナットレイをHDヒードランへ変更。

ヒードランへたべのこしが渡ったことでバルジーナがもちものを失ったので、サイクル上有効に働く事を期待してオボンのみへ変更。

ということで最終日に使用した構築が完成した。


個体紹介② (最終日使用)

※変更点のみ記載(霊獣ランドロス、水ウーラオスは全く同じ個体を使用)

バドレックス(こくばじょうのすがた)

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おくびょう 175-81-101(4)-217(252)-120-222(252)
とくせい:じんばいったい(きんちょうかん+くろのいななき)
もちもの:きあいのタスキ
わざ:アストラルビット/サイコキネシス/ドレインキッス/わるだくみ
※A個体値0~3

きあいのタスキを持たせた最初の15戦くらいはひかえめでサイコキネシス→サイコショックの採用だった。

ひかえめ(C238)のメリット
・HBポリゴン2に対しての+2サイコショック2発 約90%で突破
・HDバルジーナ@たべのこしに対しての+2ドレインキッス2発 約97%で突破

環境のザシアンは意地っ張りで耐久振り、Aも厚めに取っていてSは全体的に遅めだと踏んでいたので、S202でもミラー以外にまったく影響が出ないと考えていたが、15戦ほどの中で2回ザシアンに抜かれていたので大人しくおくびょうに戻した。
おくびょうだとHBポリゴン2に対してサイコショックでは怪しいので、サイコキネシスに変更。


バルジーナ

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しんちょう 217(252)-85-125-*-161(252)-101(4)
とくせい:ぼうじん
もちもの:オボンのみ
わざ:はたきおとす/どくどく/とんぼがえり/はねやすめ

・A200ウーラオスのインファイトでオボンのみ発動

たべのこしが後述のヒードランに取り上げられたため、仕方なく他の持ち物を検討することに。
厚底ブーツは、ステルスロックを撒かれなかったときにもちものなしになってしまうので、オボンのみで誤魔化すことに。
しかし、黒バドレックスに対して、きんちょうかんでオボンのみを食べることが出来ないので、こいつの役割を考えると微妙だったかもしれない。
最終日ではオボンのみが有効に働いた試合もあったので、結果的にはよかったか。


カプ・コケコ

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ひかえめ 145-121-105-154(196)-106(84)-179(228)
とくせい:エレキメイカー
もちもの:こだわりスカーフ
わざ:10まんボルト/マジカルシャイン/ボルトチェンジ/とんぼがえり

・最速110族抜き
・B<D調整
・余りでできるだけCを高く

私はこのポケモンについて、
「スカーフコケコ欲しい要素全部満たせますみたいな顔しておきながら、選出したら電気無効に対して技選択窮屈になるだけのカスだからマジで使いたくない」
と、思っていた。確かに技選択でおおむね常に択が発生して扱いが難しいのはそうなのだが、それを差し置いても、相手のこだわりスカーフ持ちや、すなかきウオノラゴンの上から行動できることが、この構築においては重要と判断したため、最終日に泣く泣く採用した。
当初の役割対象に対して、何度も受け出しすることは出来なくなってしまったので、選出の際は基本的に初手に置き、不利対面はボルトチェンジorとんぼがえりから展開していくことが多かった。


ナットレイ→ヒードラン

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おだやか 193(212)-85-126-150-167(204)-109(92)
とくせい:ほのおのからだ
もちもの:たべのこし
わざ:マグマストーム/だいちのちから/みがわり/ちょうはつ
※A個体値0~3

・H16n+1(たべのこしの回復が最高効率、たべのこしの回復によってみがわりを連続で5回まで使用できる)
・C197ムゲンダイナのいのちのたまダイマックスほうでみがわりが破壊される確率が8/16から6/16にずれるライン
・S無振り85族付近のいたちごっこに勝てそうなライン(カプ・レヒレの配分で実数値H175C161にしたあまりをSに振ったらS108なので、+1にした)

このポケモンも噓寄りだと思っていたが、とんでもなく強かった。
ポリゴン2を採用している構築は、黒バドレックスを見たらおおむね選出されるので、選出して起点を作れず困るということは少なかった。
このポケモンは1手目のマグマストームが当たるかどうかがかなり重要なので、外した場合のリカバリーがきかないこともあったが、対策の薄い選出をしてきた相手には余裕をもって3タテしてくれるなど、流石の嵌め性能だと思った。
特性について、黒バドレックスと対面しているポリゴン2がトレースだった場合に、じんばいったいをトレースすることが出来ず、ヒードランを投げたタイミングでトレースが発動する為、もらいびにしているとマグマストームを無効化されてしまうので、ほのおのからだにせざるを得ないと思う。
ザシアンに対して、霊獣ランドロス経由なら投げれなくもないので、こおりのキバの有無チェックで投げて、あわよくばやけどさせることができる。(本番で1度だけこの状況になったが、「やけどしろ!」って叫んでたらこちらが凍らされ、そのまま溶けることなく負けて虚無になってしまった。)


選出

①の方は結構な欠陥構築なので、②の方で紹介。

ザシアン軸
→バルジーナ以外の5体から選択。
 取り巻きにかなり左右される。ポリゴン2がいるか、メタモンがいるか、カプ・レヒレがいるか、カバノラゴンが同居しているか、などなど。
 基本的には霊獣ランドロス+水ウーラオス+黒バドレックスをまず考えて、上記のポケモンの同居具合によって選出が歪むようなイメージ。

ムゲンダイナ軸(アタッカー)
→黒バドレックス、ヒードラン、@1
 ヒードランが、ムゲンダイナ+黒バドレックス受けに対して強いことが多い。相手の黒バドレックス受けがバンギラスの場合、@1でどうにかするか、ヒードランをランドロスか水ウーラオスと差し替える。

ムゲンダイナ軸(受け)
→黒バドレックス、ヒードラン、カプ・コケコor水ウーラオス
 おそらくムゲンダイナ、バルジーナ、ミロカロスのような選出をされるので、カプ・コケコが動きやすいことが多かった。ラッキーは基本的に黒バドレックスに打点が無く、一方的にわるだくみを積んでいけるので選出されにくいと思っている。小さくなるからTODされてしまう点には注意。

黒バドレックス軸
→バルジーナ、黒バドレックスorカプ・コケコ、@1
 結構な数の黒バドレックス軸が、似たような並びを取っているので、選出を悩まされがち。相手の黒バドレックスを受けるバルジーナと、上から負担をかけていける黒バドレックスかカプ・コケコは選出されると思う。こちらの黒バドレックスがきあいのタスキなので、比較的強めに出していっていいが、相手にメタモンがいる場合はやめておいた方がいいかもしれない。

イベルタル軸
→カプ・コケコ、水ウーラオス、@1
 おおむね初手にイベルタルが出てくるので、カプ・コケコを当てて出し勝っていく。ボルトチェンジから有利なサイクルを築きたいが、先制で交代してしまうため、突っ張られたときにリカバリーがきかない事もあった。
 @1にバルジーナを選出していれば、イベルタルから受ける圧力を減らせるので、どくどくが通っている場合はバルジーナを絡めていってもいい。

カイオーガ軸
→カプ・コケコ、水ウーラオス、黒バドレックス
 カイオーガに隙を見せづらい3体。体感ではとつげきチョッキが多かったので、ウーラオスがカイオーガを抜いている前提の動きをすることも多かった。

ゼルネアス軸
→ヒードラン、水ウーラオス、黒バドレックス
 無理ゲー気味。当たらない事で対策と言いたいところだが、最終日には4戦も引いてしまった。主にオーロンゲで壁を貼ってゼルネアスを展開してくる構築を対象に、お祈りしながらこの選出をしていた。
 初手ヒードランでオーロンゲにマグマストームを打って捕まえて、壁ターンをとにかく消費させる。相手が挑発を打ってこないなら挑発を入れて、ひかりのかべの残りターンが少なくなってきたところに水ウーラオスを召喚して、すいりゅうれんだでオーロンゲを突破。出てきたゼルネアスにそのまますいりゅうれんだで突っ張り、ジオコントロールを積まれたらヒードラン引きでドレインキッスの回復を抑えていく。きあいだまで突破されると思うので、アクアジェットの圏内に入っていそうならウーラオス、そうでなければ黒バドレックスを死に出しして、ゼルネアスを突破。残りの1体をどうにか2体で処理できれば勝ち。
 一度だけ、水ウーラオスでゼルネアスにすいりゅうれんだを選択したところ、上からドレインキッスで水ウーラオスが飛ばされてしまい、なすすべなく負けたが、最終日は上記の立ち回りで3/4試合を勝つことが出来た。

その他の禁伝
分からないことが多い。ホワイトキュレムがとんでもなくきつい印象。


あとがき

最後までご覧いただいた方、ありがとうございました。
最終的に、環境によくいる黒バドレックスの並びと近しいものになってしまったし、前期の構築記事から参考にさせていただいたものも多数取り入れているので、あまり面白みのない内容になっているかと思いますが、ご容赦ください。
気が向いたら来期もやるかもしれません。乱数で。

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