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【アメリカ】ホームステイの家族にしょっぱな嫌われた話

「She is NOT my daughter.(彼女は私の娘なんかじゃないわ)」


アメリカでホームステイしてまだ3日目。
あまりの疲れでソファーでうたた寝してたら偶然聞こえてきたこのセリフ。

当時英語が全く話せなかったけれど、さすがにこの意味は分かって、すごくショックを受けたのを覚えてる。

私は高校生の時、アメリカのテネシー州というところに1年間語学留学をしてた。

ちなみにテネシー州は、地図で言うとココ。


比較的黒人さんが多い地域で、音楽の街ということもあり(メンフィス州)
、みんな陽気でいい人だったな。

高校ではラジカセ肩に載せてラップ歌いながら歩いてる人とか、クシが髪の毛にささったまま歩いてる人とか色々いてめちゃ面白かった。

↑学校についてはまた別の機会に。


なぜ突然嫌われたのか

そして本題。なぜ来てばかりでいきなりホストマザーに嫌われたのか?

正直、全然心当たりが全然なかったのでかなり困惑した。

初日は空港で(メッセージボード付きで)笑顔で受け入れてくれたし、その後も豪華な食事、めっちゃ話しかけてくるホストシスター、、、。

いたって普通。てか、むしろすごく歓迎してくれてありがたかった。

覚えてることと言えば、初日は「時差ボケ」と「突然の環境の変化」と「英語が全く分からないことの戸惑い」とか色々あって、かなり疲れていた。

だから、初日夕飯のあと何か(覚えてない)に誘われたけど、疲れを理由に断った(そして速攻寝た)、、、。


え。もしかして原因これ?ホストマザー、もしかして初日からわいわい盛り上がりたかったとか?
だとしても、そんなに怒らなくてもよくね?

なんて、最初は思ってた。


でも徐々に、その理由が判明していった。

ホストマザーからの「拒否」の原因

結論から言うと、ホストマザーは、その前まで(というか直前まで)預かっていた日本人が好きすぎて、喪失状態になっていたのだ。

どうしてそれが分かったか

  • 日常的に名前を間違われる(まぁこれは仕方ない)

  • 何かあるたびにその人のことばかり話す(ちょっと悲しい)

  • 事あるごとに「寂しい」「会いたい」と連発(なぜか私に)


つまり、私は嫌われてるというより「最初から受け入れられてない」ってやつだったんですね。


そして出てきたのが冒頭のセリフ。

「She is NOT my daughter.(彼女は私の娘なんかじゃないわ)」

だったというワケ。

正直「は?じゃあなんで私を受け入れたん・・・??」って気持ちになったし、私ってば根に持つタイプなので、それからもずーーーーっと引きずってました(何なら今も)。笑

当の本人(ホストマザー)は私に聞かれたなんて知る由もなく、普通に話しかけてきたけどね。

やっぱり何かと前の日本人と比較するし、時々イジワルだし元々気性が荒い人だったから、あんま好きじゃなかったな。(高校の迎えの駐車場で他の保護者とトラブルになって大声で中指立てちゃうような人)


ちなみに、時を同じくして一緒に留学した他の日本人(別の地域)もホストファミリーで色々トラブルあった。

そして彼らはホストファミリーを変更してもらってて、「私もついでに…」なんて思ったりもしたんだけど、それができなかった。

なぜかって?

そのホストマザーが「留学のコーディネーター」らしき役割を果たしてたから。(詳しくは分からなかったけど、他の日本人のホストファミリー変更の手配を彼女がしてたのを見た。)

つまり、ホストファミリーの変更依頼とか不満とか言いたい時は、直接ホストマザーに言わなきゃいけなかったという・・・。

そんなん無理じゃね???

今思えば別ルートがあったのかもしれないけど、その時はそんなの考えることもない。ただ「オワッタ」って思った。

まぁでも、他の日本人(友人)のホストファミリーの話を聞いてると

  • 買い物の途中で降ろされて歩いて帰った

  • 部屋にあった財布を漁られて現金盗まれた

  • 友人あての電話を一切取り次がない(ガチャ切り)

  • トイレットペーパーの長さが決まってて監視してる

とか、酷さのレベルがケタ違いだったから、それ聞いたら「まぁ、それに比べたら今のファミリーでもいいかな・・・」となったのでした。

(念のため言っておくけど、留学生を受け入れてくれるホストファミリーは大部分がすごく良い人です。たまたまこんなのがいたってだけ)


ホストファミリーとの仲

そんなこんなで1年間そのホストファミリーと暮らしたわけだけど、ホストマザーがマザーなら、その娘も娘というか・・・なかなか強烈な人で(笑)。

当時は嫌すぎて辛かったけど(学校でも「〇〇の家なんだよね?大丈夫?」と聞かれるくらい)、今思えばかなり個性的で面白かったなーという印象。

今では「ただでさえ特別な私の留学生活を、めちゃくちゃ濃度の濃いものしてくれてありがとう」とさえ思っている。

ホストファミリーについての話はまた他のnoteで書く予定。


ちなみにかなり英語できない&ホストファミリーに壁を作ってなかなか自分から喋らない私だったけど、1年の留学でTOEIC880点取れるまでになったよ!!

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