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数字のひみつ

こんにちわ

私は田舎のドラッグストアに勤める
アラカンの医薬品登録販売者です。


さて


昨日の雨を境にグッと寒くなりましたね〜


寒くなると急に売れだしてくる商品がありますが
その中で
特にご年齢が高めのお客様によく売れているものがあります。


それは


ケラチナミン


という保湿剤…


このケラチラミン語尾に数字があるの
なんだと思いますか?
ケラチラミン20なんて書いてありますよね?


これは
実は尿素という成分の濃度を表しています。
分量が100gとすると
その20%の20g、尿素が入っていることを言うのです。


尿素とは
水分保持
角質溶解作用があり
濃度が10%のものと20%のものがあります。


当店でよく売れているものは20%濃度のケラチラミンで
これは医薬品に該当します。
10%のものは、他に抗炎症成分や修復成分など医薬品成分がはいっていないなら医薬部外品になり
入っているものは医薬品の扱いです。


10%のものはお子さんでも使用可能ですが
20%のものは15歳以上の使用になります。
その分、効き目もグッと上がってきますね〜

ご年配の方は
乾燥肌のお悩みをお持ちの方が多いので
よくご案内しますが
この尿素は角質を柔らかくするくらい強めのものですので
お顔、特に目のまわりにご使用になられるのは注意喚起しています。


ケラチラミンは20という数字ですが
医薬品には
その名前のあとに数字が書いてあるものがあり
時折
お客様からご質問を受けます。


以前、フェイタスという湿布に書いてある数字の意味のご質問を受けました。


これはやはり成分の分量で
フェルビナクが5%
ジクロフェナクが2%の意味です。


数字的にはジクロフェナクのほうが少なく感じますが
実は
消炎成分としてはフェルビナクよりジクロフェナクのほうが強いので
ジクロフェナクのほうが効き目が高いことを表しています。


このように
お客様はこちらがあまり気にもしていないことを
え?こんなこと?
と言うようなことをご質問してこられます。


そのたび
緊張をもってお伝えしています。


似たようなものでも
ここがこう違いますよといつも言えるように
日々頑張って行こうと思っています。


追記
可愛らしいお花の写真
使用させていただきました。
ありがとう御座います〜( *ᴗˬᴗ)⁾⁾

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