特許の出願書類はだれが書く?~くう太の里親になって「わんぽろキャッチ」ができるまで⑫
ダイニングテーブルとイスとの狭い隙間にも飛び乗ることができるようになったクウタッタです。
「わんぽろキャッチ」は犬の💩を処理するためのグッズです。
https://www.instagram.com/wanporo_catch/ワンコを飼う人、街に住む人、みんなに役立つ道具を届けたい
なんの資格も技術も学歴もないシュフですが
自分で出願書類を作成し、今までに12件の特許がとれました。
アイデア発想~特許出願まで、ご参考になれば幸いです
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⑪からだいぶ間が空いてしまいました・・・・
その間にあった、大きな出来事、、、、
それは、、、、
くう太におしっこをかけられて
私のノートパソコンが壊れたっ!!!
まじか!
購入して6か月のパソコン、、、、、
NPOより引き受けて2年半、推定年齢7歳
引き取ってきた当初のことはこのNoteに書いてあるけど、、、
とにかくおとなしかった。全く吠えず、壁の隅を這うように移動。
よく吐いて、よく下痢をする。シートを食べる。。。
今思うと、環境の変化によるストレスだったんですね。
(うちに来る前に、どうも3回くらいお見合い不成立だったみたいだしNPOも劣悪環境ということでの後々代表者さんがタイーホされちゃって(-_-;))
今ではすっかり、、、、
甘やかしたのか、しつけができなかったようで(-_-;)
逆に野性の本能を目覚めさせてしまったもよう。
調べてみると、
ヨークシャーテリアは、工場内のネズミを捕獲するために改良された種らし
いですね。だから、小型ですばしっこいのか(うちのは4.5kgなので、標準よりダブルサイズのようです(´;ω;`))
この2年半は、ローテーブルの上には乗って、息子のおやつやコーヒーを食べちゃったりしていました。(息子のノーパソにも2回くらいおしっこをかけたことあり。壊れなかったけど)
でも、ダイニングの椅子やテーブルには上ったことがありませんでした。
ただ、彼にとってはめちゃくちゃ興味がある場所、、、、
私が食べているときに、いつもジーっと見ています。
「うまそうなもん、食ってんな~おいらも食べたい。
あのテーブルの上にはいつもうまいもんがあるんだな」
と思っていたに違いありません。
そんなある日、
朝リビングに行くと、昨夜テーブルの上に置いていたペンが落ちていて、
かじられている!
え!?まさか、テーブルの上に上ったのか!?
「昨日できなかったことが今日できるようになる」
息子が赤ちゃんだった20年前に身に染みていた言葉
この日は、そんなことを思い出し、
「犬で子育てを思い出すなぁ」なんて軽く思っていた。
その翌日、、、、
まさか、その言葉をこれほど噛みしめるとは!
(しかも、うちに来てから2年半もたった犬に対して。。。。。(´;ω;`))
最近、朝、リビングで一人きりになっているときに、
何やらガタゴトしていて
(走りまわっている?)
そういうときには、けっこうその辺におしっこをされるので
朝、家を出るのが早い夫や息子が、おむつをつけていってくれるのですが、、、、
この日に限って、おむつをつけていなかった!
しかも椅子の位置がテーブルの足掛かりにちょうどよい位置に出ていて、、、
いや、私も寝床で「うるさいな~暴れてるな~」なんて思いながら
もうちょっと寝かせて、、、、
なんてぬくぬくしていたのが悪かった。
リビングに来てみて\(◎o◎)/!ビックリ
うわっ!今日も上ったな(上にあったものが下に落ちている)
ぎょ!おしっこかけられた!!!
これが、まるで壁にマーキングするかのようですね。
運の悪いことに、ONボタンからキーボードの一部が濡れていました。。。
ああ、電源入れても立ち上がらない。。。。。
(この時、電源をいれてしまったのがいけなかったかもしれないが、
犬のおしっこは成分が強烈なので、どちらにしろ絶対に壊れると思います)
6月に買って、3年保証を付けていましたが、
「水濡れ保証外」なんですよね。。。。。
そんなことで、購入したお店にもっていき、修理依頼。
夫がセットアップしてくれていたので、WINのパスワード???とか聞かれても???夫に聞いても????
いろいろ試した結果、どれも合わなくて、初期化をすることに。
もともと使い始めてそんなに経っていなくて、無線LANのHDにデータを保存していたので、データの損失はほぼなかったのが不幸中の幸い。
ちなみに修理で10日ほど
マザーボードとキーボードと一部の部品を取り換えて7万円。。。。はぁ。
何が悪かったのか・・・・?
ここまで読んでおわかりでしょうが
たぶん一番悪いのは、私がグータラ寝坊したからですね。。。
ここは受け止めよう。くぅぅぅ。
そして、PCを水から守る何かを作らねば、と頭の片隅にインプットされたのでした。
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さて、💩の話に戻します。
わんぽろキャッチのアイデアを特許出願という形にしていくことを
書いていくにあたって、「特許」とは?をさっくり説明しますと
特許庁のHPにこんなに詳しく書いてありました。
はじめてだったらここを読む~特許出願のいろは~
https://www.jpo.go.jp/system/basic/patent/index.html
「特許出願書類の書き方」なんてものまであります。
以前にも書きましたが、
特許庁に提出するような書類を書いたり手続きをし、
「報酬を得る」には、弁理士の資格が必要です。
ただ、この特許庁HPに乗っている費用は、弁理士さんに頼んでいる例ではありません。(弁理士さんに頼む場合の費用は事務所によって違うので検索してみてくださいね)
特許を出願するために、特許庁に支払う手続き料金みたいなものです。
この金額で済ませるには、すべて自分でやれば可能な金額となります。
ちなみに特許出願をするために必要な資格はありません。
・・・ということは、
出願に必要な書類をすべて自分で書けばいいし、
出願の手続きも自分ですればよいのです。
人によっては、パソコンを使いこなせない、
という方もいるかもしれませんが、
ほんの30年前は、けっこう手書きのものが出願されています。
しかし、パソコンがあれば書けるのか?
ということでもなく、
内容が重要
なんですね。もちろん!!
その発明の内容はもちろんなんですが、
せっかくいいアイデアだったのに、
出願書類が悪かったせいで(要するに説明する文章など)、
特許にならなかった!
ということが(多分たくさん)あります。
さらに!
その出願書類には図面が載っています。
結構、図面だけで何に使うものなのか、アイデアはわかってしまうもの。
ただ、その発明になる点を【請求項】という項目に、
適正な文言で書かれていないと、【特許】として認められません。
このあたりは、また詳しく書きたいと思いますが、
ようするに、せっかくのアイデアが
適正な文章で書かれていなために、出願から1年半後に特許公報にのり(インターネットで検索できるようになる)
「公知」という、それを見ればだれでも考えついてしまうアイデア、
ということになってしまいます。
せっかくのアイデアが特許にならないどころか、
だれでも自由に使える!?というお墨付きアイデアになってしまうことがあるのです。
弁理士さんに頼めば違う結果になっただろう、ということはあると思います。
だから、会社として事業にしようと思うなら、
しっかりした弁理士さんに頼むということは必要かと思います。
とりあえず、いいこと思い付いた!特許にならないかな?
という、個人レベルなら
自己責任の範囲で
自分で出願するのもよいと思います。
ただ、どちらにしろ私が最近思うのは、、、、
発明の内容は「発明者」が考えなければならない
という、なんだか当たり前のことです。
だって、弁理士さんは、言われた構造のもので
特許がとれるように文言を選び抜いていくのです。(多分・すみません、頼んだことがありませんので憶測ですけど)
さすがに、「この構造の一部は、すでに公報に載っているので無理です」
となったときに、別の構造を考えてくれるわけではなく(多分(-_-;))
「ならばこうしよう」と考えるのは「発明者」になります。
それは、自分なりに一度完成したアイデアだけど、
特許書類を書いているうちに、
アイデアがブラッシュUPされていくことがあるからなのです。
もう、これで完璧!と思ったアイデアだったのに、
別の構造を思い付いてしまうこともあります。
これって、もし、最初の時点で弁理士さんに頼んでしまったら
自分ではそれ以上のことを考える機会がなくなってそのまま出願されてしまうでしょう。そうしたら、特許はとれたとしても、抜け道がある特許になってしまうこともあります。
実はこのわんぽろキャッチでも
今商品化に向けて動いているものは、まったく違う形状になっています。
そこで、弁理士さんに頼む場合でもおすすめしたいのが
とりあえず、特許出願書類を書いてみる!
ということです。
特許書類を書くことによって
自分の発明のポイントや構造を整理することができます。
これを製造するとしたら、どんな素材を使うか、なども考えることによって
特許として権利になる部分を再発見できるかもしれません。
わんぽろキャッチシートタイプについて
次回、特許出願書類(明細書)と照らしながら、書いていきたいと思います。
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